表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻星記序章~白夜の終わる時、だが、黎明の時、まだ来ず  作者: キヒロ
〈王都セアムナール〉
19/27

エナ

ダウルの家は、噴水広場の左…路地を右に曲がった所にある。そこそこに広い家々が、立ち並ぶ一角。こじんまりとした…二階建ての家が、見えて来た。セナによく似た…二十代前半の細身の女性が、二人の幼い女の子と共に…玄関前で、待っている。セナが、近づくと、幼い姉妹が、先を争って近づいて来る。マナとサナである。マナが、三歳。サナが、二歳である。二人を代わる代わる抱き上げるセナ。「お待ちしていました。」柔らかかな声音で、出迎えるエナ。「エナは、私の母方の親戚なの…。」確かに…姉妹と言っても過言ではない程…よく似ている。

「エナです…。娘のマナとサナです。」セナにじゃれていた娘を紹介する。セナが、マナを抱き上げると、サナを抱き上げ、家に入って行くエナ。セナが、後に続く。その後をリューンが続く。


1階は、台所兼食堂。洗面所と風呂場。手洗い所。少し…広めの居間。二階が、寝室と、部屋が、二つ。一つは、物置として、使っている。

食堂に通され…並べられた料理の多さに驚くリューン。サナを子供用の椅子に座らすと

「少し…作り過ぎたみたい…。」舌をちょろりと出すと言うエナ。「はぁー!!。」リューンが、溜息をつく。その間にセナが、マナを対面の子供用の椅子に座らす。エナが、上座の席に着き、二人の娘の世話を代わる代わるする。セナが、マナの隣に座り、リューンが、対面に座ると、手を組み…〈大地母神スフィア〉に感謝の言葉を述べる。 

「母なる女神…〈スフィア〉様に…感謝申し上げます。」「……しましゅ!!。」マナが、セナの後に続き…言葉足らずだが、はっきりとした声で、述べる。リューンは、慌てて…後に続く。「………し、します!!!。」エナが、少し…呆れた顔をしつつ…サナの手を組ますと、〈大地母神スフィア〉に…感謝の意を述べる。

「〈大地母神スフィア〉様に…感謝致します。」それを聞き終えると、

「頂きます!!。」リューンが、大きな声で、言うと、かったぱしから食べて行く。「旨ぇ!!。」溜飲しては、声を上げる。マナは、おぼつかない…はしさばきだが、何とか一人で、食べている。サナは、エナが、介助しつつ…ゆっくり…食べている。セナは、マナをちらちら見つつ…野菜料理だけを食べている。


あっという間に!!!リューンの周りは、空き皿で、埋まる。その様に!!呆れるエナ。セナは、

「はぁーー。」深い…嘆息を付く。お腹いっぱいになったリューンは、腹をさすりながら「あぁ!!!。美味った!!!。」「リューン!。お皿は、下げてね。」セナが、言う。「あぁーー!!。う、うん!!…美味った!!!。」立ち上がり…皿を下げて行く。エナが、立ち上がろうとするのを、

セナが、「私がやるから…!。」 さっさっと立ち上がり…後片付けをする。リューンも皿ふきを手伝う。


一時の間…。エナが、お茶の用意をする。二人に出されたのは、一級の紅茶。市場では。なかなか手に入らない一品。それを…ゆっくり…飲み干すセナ。リューンは、半分程度…後は、ちょろちょろと、飲んでいる。その前に、菓子を頬張っている。

「ふぅーー!!。」セナが、一息つくと、「そろそろ…行きましょう!!。」「……う、うん!!!。」菓子を溜飲して応えるリューン。「見送りは…要らないわ!!。」そう言うと、立ち上がり…立ち去ろうとする。リューンが、少し…遅れて続く。「行ってらしゃい!!。」エナの掛け声に応える事無く立ち去るセナ。

「ご馳走様!!。」リューンは、そう言うと、セナの後に続く。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ