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幻星記序章~白夜の終わる時、だが、黎明の時、まだ来ず  作者: キヒロ
〈王都セアムナール〉
17/27

セナ

滞在…三日目。今日は、〈三の副官〉ダウルさんの要請で、エイナとミリリアが、滞在している部屋に…リューンとカーンが、合流して…待っている。

部屋は、居間と寝室の二間。そこそこ広い部屋には、統一された調度品が、多過ぎず…少な過ぎず…。ちょうど良いぐらいに…綺麗に並べられている。

寝室側の長椅子に…エイナとミリリアが、座り…対面にカーンとリューンが、座っている。


[遅い!!!。]苛立つリューン。昼をとっくに過ぎている。すっくと、立つと窓辺に向かう。外の景色を見て、何とか…落ち着こうとする。…も苛立つ。足をばたつかせ…音を立てる。「リューン!!。」エイナが、抗議の声を上げる。ぷいっ!!!。-顔を背ける。その態度にミリリアが、腹を立て…立ち上がろうとする。こんこんー戸を叩き、声を掛けるダウル。「〈紫銀の剣〉様のご入場です。」カーンとエイナが、立つと扉の前で、片膝を付く。ミリリアは、すかーとの裾をつまむと、足を下げ…中腰になる。リューンは、慌てて…カーン達の後ろで、片膝を付き、頭を下げる。すぅー扉を開けるダウル。左手には、風呂敷包みを持っている。〈三の剣〉が、鎧姿で、現れた。そのまま…無言で、入る。ダウルが、「寝室を借りますよ!。」「あっ!!。はい!!!。」エイナが、応える。…もミリリアが、

「あっ!!!だ、だめ!!!。」「ミ、ミラ!!!。」エイナが、驚きの声を上げる。…も直ぐに!!「す、少し…お待ち…く、下さい!!。」ミリリアと共に…寝室に入って行くと、どたばたと大きな音を立てる。寝室に、下着を干しているのをたんすに大急ぎで、終う二人。「はぁーはぁー………。」息を切らしながら…辺りを見回す二人。綺麗に片づけられた部屋。「ほぉーー。」一息つくと、戻って来る。「お待たせ致しました。。」エイナが、言上を述べると、ミリリアと一緒に頭を下げる。「あなた方の持ち物などに興味ありませんよ。」そう…つぶやくように冷淡に!言うと、ダウルが、扉を開ける。無言のまま…入って行く〈三の剣〉。寝室の扉が、静かに閉まると、へなへなと…へたり込むエイナとミリリア。ミリリアは、ぱたぱたと、手で仰ぎ、「はぁーーー疲れた!!!。」そんな二人を尻目にカーンは、元いた長椅子に腰掛ける。落ち着かないリューンは、窓辺に立つ。エイナとミリリアは、元いた長椅子に座る。


十分…十五分…経った。苛立つリューン。「遅ーえっ!!!。」行ったり来たり…彷徨く。

「リューン!!!。」今度は、ミリリアが、声を上げる。「うっせいなぁーー!!!。」ぷいっー頬を膨らませ、そっぽを向くリューン。「リューン!!!。」エイナが、立ち上がり、近づこうとする。「お待たせ致しました。」ダウルが、出て来た。その後を可愛らしい美少女が、出て来た。年の頃は、エイナより…一つ…二つ…若い。澄んだ青い瞳が、印象的な可愛い美少女。

「おんな?!……。」がつーん拳を振り下ろすエイナ。「〈剣〉様は、男だけだ!!!。」

「けどよぉ……。」「作り物です。」間髪入れず言うダウル。それでも…納得が、いかないリューン。「〈紫銀の剣〉様の細胞を培養して作った物です。〈刀〉も男だけです。」「はぁーー!!!。」深い溜息をつくリューン。こんこんと…喉を鳴らすと、「セナです…。」「へぇ!!?!。」「はぁー!!。」リューンとエイナが、同時に声を上げる。姿同様…愛らしい声に戸惑う二人。オーラも反転させて、別人に成りすませている。

「〈セナ〉様…。」カーンが、間に入る。「様はいりません。」ダウルが、即答する。

「私が、街を案内します。」「リューン…一緒に行け!!。」カーンが、セナの声に即答する。「う、うん……お、俺…一人?!。」「わしらは、用が、ある。」「…分かった…。」一間…間を置いて応えるリューン。

「五時迄に…お帰り下さい。」ダウルが、言う。「はい!。ダウル…。」セナが、応える。「街迄…同行しても…良いですか?」エイナが、言う。「はい。行きましょう…。」セナが、応える。「一金貨迄だぞ!。」カーンが、言う。「分かった…!!。」エイナが、応える。セナを先頭に…リューン…エイナ…ミリリア…と続いて出て行く。それを見送るカーンとダウル。


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