〈魔獣〉討伐
〈十の剣〉達の後ろをとぼとぼと…続くリューン。初めての〈魔獣〉討伐に不安一杯である。カーン達の後に…くっついて来たリューン。この半年…〈魔獣〉討伐は、カーンが、殆ど…一人で、行って来た。エイナは、カーンの後方…リューン、ミリリアの前で、〈結界〉を張り…臨戦態勢を取っていた。
「リューン!!!。」エイナの声に…我に返る。「……エ、エイナ!。」
「リューン?!」エイナの後ろからミリリアが、ひょっこり…姿を現す。「ミラ!!?。」二人は、〈十の刀〉の数人と、現れた。
「三人共…用意は、いいか?!。」〈十の剣〉が、声を掛けて来た。
「はい。」「はぁーい!。」エイナと、ミリリアが、同時に声を上げる。エイナは、すらりと大剣を抜く。
「う…うん。」リューンが、遅れて声を上げ…鉄剣を構える。
「さて…〈ヤンマー〉は、来る…かな?」〈十の剣〉の声と共に…〈結界〉を押し下げる〈十の刀〉達。オーラを上げ、〈魔獣〉を呼び寄せる〈十の剣〉。
少しして…〈ヤンマー〉の幼獣〈ミマー〉が、掛かった。「〈ミマー〉…か!。」少々…残念なオーラを上げる〈十の剣〉。〈ミマー〉は、生では食べれない。味も少々…癖がある。
〈十の刀〉達が、三人一組で、一頭を仕留める。三頭を仕留め…一頭を怪我を負わす。共食いをしている間に!三頭を…〈結界〉内に引きずり込む。別の二頭が、食らい付いて来ているのをエイナが、〈中技〉出して…引き離す。怪我を負った二頭を共食いをする〈ミマー〉。リューンは、ただ…ただ…呆然と観ている。ミリリアは、いつでも…治癒能力を発揮できるように…臨政態勢を取っている。
「お待たせ致しました。」〈十の刀〉の一人が、二十人程の男女を連れ…戻った。解体屋である。四十代の女の合図で、ばらばらと…〈ミマー〉を取り囲む男達。女は、その横…右側で、待機している。手際良く…解体を行う男達。大雑把に切られた部位を…綺麗に加工する女達。
「さて…戻る…とするか!。」〈十の剣〉が、声を上げる。ミリリアが、ほっと…一息つくと、臨政態勢をとく。
エイナとリューンは、剣を戻す。〈十の刀〉達も剣を納めている。
「〈白夜の剣〉様…。準備が、出来ました。」〈十の刀〉の一人が、加工された肉を十程…袋に入れ、受け取る。
夕暮れ時のうっすら明るい…茜色の空を眩しそうに!手を挙げるリューン。エイナとミリリアは、微笑み合う。〈十の剣〉を先頭に…〈十の刀〉達、エイナ、ミリリアと帰還していく。リューンは、慌てて…後に続く。




