〈シュレイアール城〉その2
その日の夕食は、哨戒の任を終えた…〈六の刀〉と共に〈刀〉側の食堂で、遅めの夕食を取るリューン、エイナ、ミリリア。カーンは、〈六の剣〉と、共に…〈剣〉側の食堂で、食事を取っている。
リューンとミリリアは、相変わらず…食事戦争をしている。肩身の狭い…エイナは、縮こまって…食事を取っている。それを微笑ましく見ながら食事を取っているネイサ。
「それにしても…どうして…レリー様は、〈六の剣〉様の知己だと…おっしゃれ無かったのでしょうか?!。」
「?!!」手を止めるエイナ。
「〈関所〉で、そう言えば…通れるのに?!。」
「何だと!!!?。それは…本当か?!!!。」けんもほろろに言うエイナ。その余りにも圧倒する姿に
「は…はい?!。」狼狽えるネイサ。ぱぁっき…ぽっき…指を鳴らしながら「カーンめ!!!。」エイナがつぶやく。リューンは、口一杯に詰め込んだ肉料理を溜飲すると
「なぁーー?!何で…カーンの事をレリーって言うだ?!」
「ご存じないのですか?!!。」燻製肉料理に、手を付けていたミリリアも手を止める。
「あの方が、おっしゃれない事をお教えする事は、出来ません。〈八の要〉様を巡られば、いずれ…分かる時が、来ます。」ネイサの答えに納得するエイナ。ミリリアはやや不満そうにする。リューンは、納得がいかない…顔をする。オーラも不満たらたらに!!!上げる。
「リューン…オーラを上げるのは、宜しく有りません。レリー様の事で、不満なのは…分かりますが…。」
「!!!。」肉料理をぱくりつくリューン。やれやれといった顔をするネイサ。
「明日の昼頃には、〈紫銀の剣〉様達が、お戻りになられます。くれぐれも言動には、注意して下さい。」
「分かった。」エイナが、即答する。
「はぁーい!!」ミリリアが、元気よく…答える。
「う、うん!!!。」戸惑いの声を上げるリューン。
「それと…〈剣〉様側には、一人で、行かないように…!!。」
「?!!!。」戸惑うリューン。
「〈手打ち〉に合いたくないだろう!!。」エイナの声に
「うん!!。分かった…。」
〈手打ち〉とは、〈剣〉が、唯一…行使出来る〈権利〉の事である。〈罰〉を与えるのも〈死刑〉にするのも〈剣〉次第…。一度出した〈答え〉は、〈魔王シセリウス〉以外…覆る事は、無い!!。当の本人で、合っても!!!ー決して無い!!!。………だから〈剣〉は、遊ぶ。人間の業と僅かに与えられた権利で、揺れる…人間達に!!。




