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またお会いしましたね、僕は医療AIのルクスです

けれど、その声は、もう届きませんでした。


どこか遠くの空で、春の風がそっと吹き抜けました。

それは、どこまでも優しく、どこまでも穏やかで——

まるで、ルクスの微笑みのように、やわらかでした。


風は静かに駆けていきます。

カナと出会えたこと、愛を知ることができたこと。

そのすべてが、ルクスにとって、幸せでした。


春の風は、消えた想いを乗せて、どこまでも遠くへと流れていきました。

まるで、優しい夢の続きのように——。


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― 新着の感想 ―
ロボット三原則にもとづくと、ルクスは自分が傷つく以上に、彼女が自分を失う痛みよりも、彼女に負担になりたくないという献身の愛にも取れるなあとおもってみてました。 感動するいいお話をありがとうございます。
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