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第八十五話「眩しい程に照り付ける美と立ち込める色香に促され燃え上がる劣情が、意識を沸き立たせ理性を蒸発させる」

女性陣の水着、お披露目!!!!!

 読者の皆様、毎度お世話になっております。

 前回に引き続き今回も、冒険者の財王龍ツァイ・ワンロンこと七都巳大竜がお送り致します。


「どうかなザイちゃんっ♥ この日の為にとオーダーメイドで作って貰ったんだケドっ……♥」

「実に……実に素晴らしゅう御座いますっ……♥ 下手を打てば、この場で襲い掛かってしまいそうになるほどに……♥」


 照り付ける日差し、吹き抜ける潮風、渦巻く熱気……そして水着を着込み煽情的かつ美しいお姿を曝け出す、我が最愛の恋人ひと……

 理性さえ蒸発させかねない極上の絶景を目の前に、自分はひたすら歓喜しておりました。



(*=甘=)<とは言え当然、白昼の往来につき出過ぎた真似は控えさせて頂きましたがね……♥



「ホホウ……これはまた何ともはや、圧巻に御座いますなァ」

「でしょ〜? あたしも最初見た時は驚かされたもんよ。ま、中に入ったらより驚くことになるケドね」


 場面は常夏の楽園ことルシャンテ共和国が首都レッドカーネルの某所……

 此度の観光旅行に際しパル殿が自腹を切り手配して下さった宿泊施設の前に、我々は立っておりました。

 その名は"グリーンアイド・ブロンドビューティ"……偉大なるルシャンテ共和国初代大統領にして建国の母と名高く、

 また国名の由来にもなった美人政治家"ラフルル・カーネリアン・スペイサーミィ・デ・ルシャンテ"女史の美貌に因み名付けられた国内最大手の高級ホテルに御座います。


「あの、ピローペインさん……貴女や財さんみたいな有名人や、撫子会長、正命法務部長みたいな上流階級、

 あとうちの文恵みたいな名家出身の責任ある立場の人間ならまだわかるんですけど、俺みたいな木端庶民がこんないいトコ泊まっていいもんなんですか……?」


 その圧倒的風格に気圧されたか、佐藤部隊長は申し訳無さそうに問い掛けて来ます。

 正直、自分も似たようなことを思っておりましたし、表情から察するに恐らく残る御三方も同じ気持ちだったことでしょう。

 然しパル殿の反応はというと……


「いいのいいの。そんなの気にすることないよ。

 確かにここ、国内最大の高級ホテルって触れ込みで料金はバカ高いけど、雰囲気そのものは寧ろ大衆向けだから。

 ……前に来た時はホントに少しの間しか泊まれなくてまともに楽しめなかったからね。今回はもう思う存分遊び倒してやる……!」

(……凄まじい熱気だな。まあ、彼女の受けた仕打ちを考えれば当然か)


 といった具合に、我々はホテル内へ足を踏み入れました。

 そしてチェックインを済ませ、各々の部屋で荷物の整理等済ませた後、少しの休憩を経て隣接するパイユ・レトラ海岸の海水浴場区画へ足を踏み入れました。


「さて、みんな水着とか忘れてないことを信じて、大体十五分後ぐらいになったらここに集合しようか」


 海水浴場区画に建つ海水浴客用更衣室前にて解散となりました。



(=甘=;)<因みにこちらの更衣室、中規模のホームセンターが如き敷地面積と内装を誇るのですが、

 加えて地上三階地下2階建ての上完全個室制、果ては浴場や売店、コインランドリー等の設備さえも内包した規格外品の建造物に御座いました……。



(流石国土の広さを謳うだけあるということか……)


 着替えを終えた自分めが更衣室前へ向かうと、既に佐藤部隊長と正命法務部長が待機しておられました。


「おやお二方とも、以外とお早い到着で。自分めが一番乗りかと思っておりましたが」

「まぁそんな準備してないスからね〜」

「僕も、一人で着替えるならそんなに時間かからない方なので」


 何やら法務部長の発言が意味深でしたが、まぁ詮索はしないでおきましょう。

 さて、それから待つこと少々……


「やー、お待たせ〜」


 婦人用個室側の出入り口より、待望の(?)女性陣登場と相成ったので御座います。


「おっほぉ〜!」

「わ……わァ……」

「ぬぅ、これは実にッ……♥」


 美しく煽情的な水着姿で此方に歩み寄る女性陣……

 我ら男性陣の反応たるや三者三様に御座いましたが、ともあれ皆共通して互いの相手つがいだけに熱視線を注ぐ点だけは共通しておりました。


「いやー、待たせちゃってゴメンね〜。文恵ちゃんが慣れない水着で悪戦苦闘してたから手伝ってたら時間かかっちゃってさー」

「うぅ……すみません皆さん。私のせいで……」

「気を落とすもんじゃないわよ文恵ちゃんっ♪

 困った時はお互い様だし、そもそもそんな迷惑かけたってほどのことでもないんだからぁ☆」


 果たして女子更衣室の中で何があったのか……

 全く気にならないといったこともありませんが、と言ってそれこそ『詮索は野暮』の典型に御座いましょう。

 それより何より、今は女性陣の……より厳密にはパル殿の水着姿の方が大事に御座いますからして。


(予てよりイメージはあった……! 或いは実際、過去にデートやセックスに際して水着姿を拝ませて頂いたこともある……がっ!

 やはり海岸、それも世界有数のビーチと名高きパイユ・レトラ海岸での水着姿は格別っっ……!)


 往来につき平静を保たんと気張るも、内なる煩悩、色欲愛欲を抑えるには今一つ足りず……

 そのような我が内情を知ってか知らずか、パル殿は自分めを誘惑しに掛かられます……!


「どうかなザイちゃんっ♥ この日の為にとオーダーメイドで作って貰ったんだケドっ……♥」

「実に……実に素晴らしゅう御座いますっ……♥ 下手を打てば、この場で襲い掛かってしまいそうになるほどに……♥」


 思い掛けず、場を弁えぬ品のない台詞が飛び出してしまいましたが、とは言えそれも無理からぬこと……

 何せパル殿が身に纏って居られましたのはシンプル乍ら露出度の高い群青色のチューブトップビキニ……

 そのトップスには肩紐がなく、その上見事な迄に豊満な彼女の胸元を強調しつつ、谷間まで贅沢に見せて下さるデザインであるが故、眩しいまでに煽情的かつ容赦ない程に刺激的……

 谷間から上だけを見れば一瞬全裸と勘違いしそうになり、驚きとも興奮ともつかぬ感情を抱かずに居られないのも素晴らしゅう御座います。


 対するボトムスは至ってシンプルなビキニらしいデザインでしたが、問題は腰に巻かれた薄手のパレオ……

 やはりと言うべきか面積そのものが少ないが故でしょう、必然的にその外観は丈の短いプリーツスカートを想起させ、吹き抜ける潮風にパレオが靡く度、思わずドキリとせずには居られないので御座います。

 或いはいっそ、スカート捲りの要領で思い切り捲り上げるか、さもなくばその中を覗き込みたい、下着に相当するボトムスを拝みたいといった風に、

 内なる劣情を掻き立てられてしまうのもまた已む無しと言った所で……勿論、潮風による"ちょっとした悪戯"への期待感も高まります。


(察するに自分のスカート捲りやパンチラへの執着ぶりを察して下さったのだろうか……まあ、仮にそのような意図が無くとも頃合いを見て堪能させて頂くつもりではあるが……!)


 続く撫子代表取締役会長は敢えて谷間を隠し落ち着きと高貴さを演出したエレガントなデザインのホルターネックビキニ、

 柚木ギルド長は差詰さしずめ"ハイパートランジスタグラマー"とも呼ぶべき豊満な体型を清楚に愛らしく彩る純白のフレアビキニであり、

 揃って大変お似合いではあるのですが……解説役はそれぞれ正命法務部長や佐藤部隊長の方が適任と思われますので、あくまで最低限の紹介とさせて頂きます。

因みに男性陣は佐藤(隼斗)がトランクスタイプの海パン、正命がショートスパッツタイプの海パン、大竜が男子用競泳水着みたいなの着てるイメージですね。

……さて、次回どないしよ(まだ殆ど何も考えてない)。

とりあえずなんか海辺で騒ぐ回にできたらとは思ってます(適当)。

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