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第五十三話「何? 『笑えないジョークだ』? 『恐怖を感じた』? 失礼だな……純愛だよ」

トータルのヤバさとしては前回と大差ないかな~と思います。

っていうかみんなドン引きするかと思いきや、

相方がXでやったアンケートによると意外と好評だったようなので。

もし不評だったらその旨を明確に作者サイドへお伝えください。


 読者の皆様方、毎度大変お世話になっております。

 前回より引き続き、冒険者の財王龍ツァイ・ワンロンこと元Vtuberの七都巳大竜ナナツミダイリュウが、明晰夢制御装置レムナビゲーター"クダギツネ"の齎す明晰夢の世界よりお送り致します。



「はぁ~い♥ じゃあ次はぁ~股間こっちに"ぱふぱふ"しちゃいましょうか♥」

「ぬう、ほぉあ……♥ んっ……なん、とぉ?」


 お仕置きの一環である"ぱふぱふ"にてパル殿の豊満たわわなる"お胸様"を堪能させて頂くこと暫し……

 ひと段落した所で腕を解き主君(自分)を解放した彼女の発言は突拍子もなく、興奮の余り思考の鈍っていた自分は彼女の目論見を理解できておりませんでしたが……


「言葉通りの意味ですよ~♪ えいっ♥」

「ぬおぅっ♥」


 彼女が"真正面から自分の下半身へ抱き着いてきた"辺りで漸く、その意図を明確に理解できたので御座います。


「それそれぇ~♥ 御主人様のエロでかおちんぽ、むぎゅむぎゅぱふぱふ~♪

 序でにどすけべキンタマもっ、ぱふっぱふぎゅっぎゅ~♪」

「ぬおっ♥ おおっ♥ ふほあぁっ♥」


 パル殿のお胸様による我が股間の圧迫は、今迄に感じたことのない新鮮な感覚を齎して下さいました。

 ……などと申し上げますれば、読者の皆様方におかれましては

 『パイズリと似たようなものではないのか?』と思われるやもしれません。

 然し乍らこれに関しましては『明らかに異なるものである』と反論させて頂きとう御座います。


「序でにお尻もっ♥ なでなでもみもみっ♥」

「おっ、おおっ♥ ぱる、ティータっ♥ 君ぃ♥ そこは卑怯っ、だろうっ♥」


 確かに双方共にご婦人の豊満たわわなるお胸様にて男性器を圧迫し刺激する性行為ではあるのですが……

 触れ合い刺激を受ける範囲など明確な差異がある故、脳へ襲い来る快感は中々に別物だったので御座います。


(なんたる快感っ……♥ 色々と"流れ出て"しまいそうだっっ♥)


 さて、程なく"股間へのぱふぱふ"もひと段落しましたが、当然パル殿による"お仕置き"はまだまだ続きます。


「はぁ~い♥ それじゃあ次はっ♪ 御主人様のおちんぽとキンタマをっ♥ メイドの分際でお尻に敷かせて貰いますねぇ~♥」

「ぬうおっ、ほおぁはぁっ♥」


 豊満たわわなる"お胸様"の次は、より弾力に秀でた"お尻様"での股間圧迫に御座いました。


「ほらほらどうですか御主人様ぁ~? 大事なおちんぽとキンタマ、メイドの尻に敷かれちゃってますよ~♥」

「ぬっ、ぅくふっ♥ 中々に悔しいがっ♥ それ以上に感じてしまうっっ♥」


 元来ご婦人の乳房()は学術的に見た場合、臀部()の所謂"後輩格"であるが故なのか、圧迫による刺激はお胸様と遜色御座いません。

 加えて明らかな差異もあり、単なる焼き回しでなくしっかり別物として堪能できておりました。

 どちらが上かと言われれば、正直な話甲乙つけ難く……何でしたら双方共に自ら"当てに"行ってしまう程虜にされてしまっていたのです。


「御主人様ぁ、大丈夫ですかぁ? 一応消耗を抑えて頂こうと思って幾つか魔術施させて貰ってるんで、そこまでヘバることもないハズなんですけど~」

「うむ、問題ないぞぉ☆ 君の魔術と、巧みな力加減やペース配分のお陰でなぁ♪ さあ、どんどん"お仕置き"を続けてくれ給え……♥」


 お尻様での股間圧迫もひと段落、お仕置きは次なる段階へ移行致します……。


「んもぅ、何言っちゃってるんです?

 お仕置きされる側が所望しちゃったら本末転倒、そもそもお仕置きとして機能しなくなっちゃうじゃないですかぁ♥

 ま、あたしも楽しんでやらせて貰ってますし、御主人様に気持ちよくなって頂けるんならそれに越したことはないんですけどもねぇ~っへへへへ♥

 でも勘違いしてしまってたらアレなんでぇ~♥ ここからは改めて"ご理解頂ける"ようにハッスルして参りますねっ♥」

「うむ、宜しく頼むぞっ♥」

「はぁーい♥ んふふ〜♥ ……じゃあ御主人様ぁ? 覚悟して下さいねっ♥

 せーのっ、ちーんっ♥」

「ぉあ゛はっっ♥」


 続け様に我が股座へ叩き込まれましたのは、掬い上げるような平手打ち……。

 密着したジャージの生地により逃げ場を無くした金玉への刺激は、例によって痛みや恥じらいを伴った快感として我が脳へ押し寄せました。


「く、ぅぅぅ゛っ♥」


 当然股間(まえ)を押さえ前傾姿勢にならざるを得ず、序でに図らずも尻を突き出す格好となり……


「はい、よくできましたっ☆ それじゃ、肛門うしろの方失礼しまぁ〜す♥」

「うっ、しろぉ……?」


 何時の間にやら背後へ回り込んでいたパル殿の、やけに喜々として悪戯めいた雰囲気の発言。

 その真意を直ぐ様気取りますが……


「まさ、かっ――――」

「喰らえっ、カンチョーっ♥」

「ぬ゛ぁっ♥」


 がら空きであった自分の菊座(肛門)へ突き入れられる、パル殿の両人差し指……

 所謂"カンチョー"などと呼ばれる悪戯の一種ですが、この場にあってはそれも立派な性的行為として成立してしまう訳でして……


「ぁ゛♥ はあ゛ぁ………っ♥」


 押し寄せる満足感に、思わず四つん這いになってしまいます。

 ですが


「隙ありっ、てりゃーっ♥」

「のぁっ!?」


 パル殿がそこを逃す訳もなく……

 彼女はズボンと下着を一気にずり下ろし、我が尻を露出させました。


「ぉっほぉ〜♥ 相変わらずいい尻してらっしゃいますねぇ御主人様ぁ♥

 これはイイ音しそうっ♥」


 その発言だけで既に彼女の意図を悟った自分は、期待を胸に覚悟を決め"お仕置き"を待ち受けます。

 そして――


「てぇーいっ!」

「づぁっ!?」


 尻に叩き込まれたのは、恐らくスナップを利かせたであろう強烈な平手打ちでした。

 即ち次のお仕置きは所謂"お尻ペンペン(スパンキング)"に御座います。


「せいっ! たぁっ! そらっ!」

「ぐっ!? うぉっ!? どぉぁっ!?」

「どうですっ、御主人様ぁ? 結構痛いしっ、恥ずかしいんじゃ、ないですかぁ?

 大の大人がっ♥ メイド風情にっ♥ お尻ペンペンなんて、ねぇっ♥」

「ぬおっ! おおっ! 確かにこれはっ!

 地味に強烈っ!

 だがそれもっ! 君の愛と思えばっ!

 慣れてっ! 乗り越えられなくもっ! 無いであろうがなぁっ!」


 その後、スパンキングも一段落した所で次は"ぱふぱふ"、更に続けてお尻様・お胸様による股間圧迫が行われ、それらさえ一段落すると今度は……


「じゃあ今度は、お顔ぱふぱふしながら、膝でキンタマぐりぐりしちゃいまぁ〜っす♥

 ほぉ〜ら♥ ぱっふぱふ〜♥ ぐりぐりぐりぃ〜っ♥」

「むぐっ♥ んっっ♥ ほはぁっ♥」


 合せ技の快楽責めで骨抜きにされ……


「ぁっはぁぁぁ♥

 快感でだらしなく油断しきってる御主人様、可愛い〜っ♥

 あんまりにも可愛くて、イジめたくなっちゃうなぁ〜♥

 くらえっ、オシオキ金的ぱーんち♥ ――ちーんっ♥」

「ぬぅおっほああああっ♥ ぁあぁぁっ♥ ぬぁはぁぁっ♥」


 パル殿の軽いアッパーが股座へクリーンヒット。悶えた自分はそのままマットの上へ大の字に倒れ込みます。


「にひへへへっ♥ 御主人様ったら、あたしのオシオキでトロットロじゃないですかぁ♥

 そんなポーズでそんな顔されたらあたしもムラムラして来ちゃうし……次でオシオキはラストにしましょうかっ♥」

「ぉ? よいのかねパルティータぁ? 自分はまだまだもっとイケるぞぉ♥」

「いやぁ〜♥ お恥ずかし乍らあたしの方が持ちませんので〜♥

 オシオキでどんどん可愛くエッチになってく御主人様見てたら、あたしも普通にヤりたくなっちゃったんですよねぇ〜♥」

「ほう、それはそれは……♥ 確かに一大事だなぁ♥」

「でっしょぉ〜? だからオシオキは次が最後っ♥

 これが終わったら、二人で存分に楽しみましょ〜ねぇ〜♥」


 にやけ顔のパル殿は自分の両足首を掴んで持ち上げ……その時点で彼女の試みる"最後のお仕置き"が何かは明白でした。


「それじゃ行きますよ、御主人様ぁ♥」

「うむ、よいぞぉ♥ 存分に来るがいい、我が最愛のパルティータぁ♥」


 おもむろに片足立ちになった彼女は、上げた方の利き足を自分の股間に宛てがい……


「では参ります♥ ラストスパート、オシオキ電気あんまぁ〜っ♥」

「ぅぬおぉぁぉおああぁっはぁぁあっ♥」


 柔らかな足裏での不規則な圧迫……即ち"電気按摩"に御座います。

 しかもそれは、ただの電気按摩などではなく……


「御主人様ぁ? そろそろカウントダウン行きますよぉ♥

 お覚悟よろしいですねっ?」

「無論だっ♥ 来いっ♥」

「では参ります……♥

 拾っ♥ 玖ぅ♥ 捌ぃ♥ ナナぁ♥

 陸っ♥ 伍ぉっ♥ よんっ♥

 ……参っ♥

 弐ぃっ♥

 壱ぃぃ♥

 零ぉ♥

 ――――そーれっ♥

 キンタマ、ちーんっ♥♥♥」

「〜〜〜〜〜〜っっっっ♥♥♥♥♥」


 カウントダウン終了と共に放たれる、トドメの金蹴り。

 その一撃が齎す快感と幸福感はまさに津波の如く押し寄せて、自分はこれまでになく悶絶……

 それによる反動か、内なる劣情は尽く限界を超えて奮い立ち……


「教育的指導御苦労であるぞパルティータぁ♥ 骨折って努めを果たしてくれた献身的な君には是非とも対価を支払わねばならんなぁ♥ さあ、要望を言ってみろぉ♥」

「はい、御主人様ぁ♥ でしたらあたしィ……御主人様の愛が欲しいですっ♥

 どうかこのあたしをっ♥ いやらしくて品のないこのメイドめをっ♥

 欲望の赴くまま、力の限り目茶苦茶に愛し犯して下さいませっ♥」

「……なんだ、そんなものが対価でよいのかね? それならば惜しむ理由はない……♥

 理性も時間も吹き飛ぶ程にっ♥ 欲望をぶつけ愛し合おうではないかっ♥」



 かくして明晰夢の世界にて我ら二人は愛し合い……

 狂気じみた愛欲と熱帯びた情欲に塗れし"阿月一夜(デート)"は、設定された起床時刻迄延々と続いたので御座います。

次回、パルティータ・ピローペインが主役を務める『便利屋魔女孤軍奮闘編』始動!

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