翌朝、僕は目覚めた
翌朝、僕は目覚めた。れいさんはまだ眠っていた。僕は、彼女を起こさないようにそっと起き上がると、服を着替えた。そして、台所に行って朝食の準備を始めた。昨夜は、れいさんの歓迎会ということで、少し飲み過ぎたせいもあって、頭が痛かった。僕は、冷蔵庫の中から牛乳を取り出すとコップに注いだ。僕は、それを飲み干すと、大きく伸びをして、あくびをした。それから、コーヒーメーカーに豆と水を入れてスイッチを入れた。
「おはようございます」
れいさんが起き出してきた。
「あっ! 起きたの?」
「はい。今、目が覚めました」
「もう少し寝ていてもよかったのに……」
「いえ、大丈夫です」
「そう……、それならいいんだけど……」
「ところで、あなたは、いつもこんな時間に起きているんですか?」
「そうだよ。仕事がある日は、だいたいこのぐらいの時間かな? 今日は休みだけどね」
「そうですか……」
「ところで、朝ご飯は食べる?」
「いいんですか?」
「いいよ。一人分も二人分も作る手間は同じだからね」
「ありがとう!」
彼女は笑顔を浮かべて礼を述べた。
「別に気にすることなんて無いよ。君さえ良ければ、毎日、僕が作った食事を一緒に食べよう」
「本当に……、私なんかで良いのでしょうか?」
「もちろんだよ。むしろ、僕は大歓迎だね」
「そう言っていただけると、とても助かります」
「さっそく、用意するから、ちょっと待っていてね」
「はい……」
僕は、フライパンでベーコンエッグを作った。そして、トーストした食パンの上にバターを載せてから、その上に焼いた卵を載せた。
「できたよ」
僕は言った。
「わあーっ、美味しそうな匂い……」
彼女は言った。
「さっ、冷めない内に早く食べちゃって」
僕は言った。
「いただきまーす」
彼女は言うと、早速、口に運んだ。
「どうかな?」
僕は尋ねた。
「おいしいです!」
彼女は笑った。
「そうかい。それは良かった」
僕が答えると、「ごちそうさまでした」と言ったので食器を下げた。そして、僕は洗い物を始めた。彼女はソファーに座ってテレビを見始めた。
「ねえ、れいさん」
僕が呼ぶと、「はい?」と彼女は振り向いた。
「君は、いつまでここにいるつもりなんだろう?」
「そうですね……。ずっと、あなたの側にいますよ」
彼女は微笑みながら言った。
「ずっと側にいる?」
「はい。ずっとあなたの側にいて、あなたのことを見守っています」
「僕をずっと見守るのか?」
「はい……。ずっと、ずっと、ずぅ~っと……」
そう言うと、れいさんは笑った。




