表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
林田力 短編小説集  作者: 林田力
温泉旅行
32/103

サウナ

パルスバスは低周波を流している。腰痛などに効くとされるが、ビリビリして直ぐに退散した。御坂美琴の電撃を受けたようなものである。このくらい強烈なものは他では中々味わえない。これが目当ての人もいるのではないか。


露天風呂からは湖を眺望でき、絶景である。ビルが一つも見えない眺めがいい。外に出て体が冷えると、また温泉に浸かる。この繰り返しで長時間滞留した。温泉は体に良いと言われるが、肌を外気に触れさせて、大気浴・森林浴をすることも健康的と感じられる。


炭酸温泉はぬるくて長時間漬かることができる。体に泡がついて面白い。炭酸ガスが血行を促進する。毛細血管が開き血流の量を増加させ、新陳代謝が促進される。


サウナにも入る。サ道と言えば茶道だけでなく、サウナ道もある。サウナは二種類ある。一つは普通のサウナである。もう一つは薬草の蒸し風呂で息がし辛かった。タオルを顔にあてなければならないほどであった。サウナでは、たっぷり汗を流した。


温泉とサウナと水風呂でループできる。水風呂に入ることは辛いことと思っていた。マゾヒスティックな趣味はない。しかし、サウナに入った後で水風呂に入ると体の温かさと中和して、冷たさをそれほど感じない。小川亮『パリピ孔明 8』(講談社、2022年)ではサウナの真髄として水風呂が紹介された。これを読んで水風呂に挑戦したくなった。


サウナや湯船にテレビが設置されていることがある。私には良くない。何も考えないか何か考え事をするかで自分の世界に没頭したい。テレビの音声は邪魔になる。


岩盤浴もある。岩盤浴は温めた岩石のベッドの上で横になって汗をかくサウナ形式の風呂である。最初は、うつ伏せになって五分くらい過ごす。それから仰向けになる。たっぷり汗が出る。一時間入れ替え制である。思ったよりも時間の経過が早い。


寝ながら浸かれる湯や日光浴用の寝椅子があり、寝ることもできる。湯に浸からずに休んでいたり、読書をしたりと長居をしている人が少なくなかった。脱衣所でも椅子に座って寝ている客がいて、他の客に迷惑がられていた。岩盤浴は大部屋の中心に釜があり、その周りに椅子や寝るところがある。


のんびりと温泉で温まった。温泉らしいお湯でしっかりくつろいだ。温泉に浸かっていると日々の雑事で汚れた心が洗い流される。くつろぐのに丁度よい。私は人生で最長の長湯をした。湯上がりもホカホカしている。温泉水は飲用としても販売していた。


風呂上がりに緑茶をゴクゴクと飲む。どれ程喉が渇いていたのか気づいていなかった。鮎の塩焼きとソフトクリームを食べた。ソフトクリームはコンビニなどで販売されるものと異なり、文字通りクリームであり、柔らかかった。


温泉は入れ墨(刺青)やタトゥー、薬物中毒者の入浴お断りが基本である。他の消費者の安全安心の措置である。入れ墨は暴力団や半グレの象徴である。テレビ朝日開局60周年記念『相棒 season18』元日スペシャル第11話「ブラックアウト」(2020年1月1日)は入れ墨で暴力団員を象徴する演出であった。消費者が入れ墨をした人に恐怖心を抱き、同じ浴槽に入りたくないと思うことは自然である。入れ墨が入っている人のいる飲食店には行かないようにすることが大事と指摘するコメンテーターもいる。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ