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林田力 短編小説集  作者: 林田力
短編3
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ドラ山ドラキチどこにいる

ドラ山ドラキチどこにいる

ここにいる

何か用かい

用じゃない

用がないなら呼ぶんじゃない


ドラキチは、古びた茶色の帽子を深くかぶり、ぼろぼろのコートを着て、路地裏に立っていた。彼はフォーラー村の住人で、いつも人々に笑顔を振りまいていた。笑顔には自然と心身をリラックスさせる効果がある。口角を上げることで顔の筋肉の緊張がほぐれ、血液や神経の流れが良くなる。一方でドラキチの目はいつも遠くを見つめているようであった。ドラキチは子どもの頃から勉強が好きで、二学年上の学習をしていた。


ある日、ドラキチは村の広場で、旅人と出会った。旅人は疲れ切っていて、足取りも重かった。ドラキチは彼に声をかけた。

「旅人さん。どこから来たんだい?」

旅人はヘッドと名乗り、息を切らしながら答えた。

「遠い国から来たんだ。山を越えて、川を渡り、森を抜けてきたんだよ」

ドラキチは興味津々で尋ねた。

「何のために旅をしているんだい?」

ヘッドは笑顔で言った。

「物語を探しているんだ。この世界にはまだ知られていない素晴らしい物語がたくさんあると信じているから」

ドラキチは頷いた。

「物語か。それなら、私があなたに一つ教えよう」

その時、空は静かになり、フォーラー村の広場に物語の風が吹き始めた。


ドラキチはヘッドに、自分の村の物語を語り始めた。それは、昔々、フォーラー村の北にあるドラ山で働く人々が幸せに暮らしていた物語であった。しかし、ある日、ドラ山の奥深くで謎の光が輝き、人々は次々と姿を消していったというものであった。


ヘッドは目を輝かせて興味津々で聞いた。

「それからどうなったんだい?」

ドラキチは微笑みながら続けた。

「私はその謎を解き明かすために、山を越え、川を渡り、森を抜けてきたんだ。そして、今、ここに立っているんだ」

ヘッドは感心して言った。

「それは素晴らしい冒険だな。でも、その謎は解けたのかい?」

ドラキチは遠くを見つめて言った。

「まだだ。でも、きっと答えは近くにあるはずだ。」

ドラキチとヘッドは、村の広場で夜を明かし、物語を語り合った。二人は新たな冒険を共にすることを決め、次の日の朝、旅立つ準備を始めた。


ドラキチとヘッドは、謎の光が輝く山の方へ向かった。その山は村から遠く離れており、未知の領域に広がっている。ドラキチは心の中で、この冒険が彼の人生で最も重要なものになることを感じていた。ヘッドは、新たな物語を見つけるために、ドラキチと共に歩んでいた。


山の頂上には何が待っているのか、二人はまだ知らない。しかし、彼らは希望と勇気を胸に、未知の世界へと進んでいく。


山の入口で、二人はフンニャと名乗る人物に出会った。フンニャは二人を見つめ、言った。

「ドラ山の秘密を探しに来たのか?」

ドラキチは驚きながらも、勇気を振り絞って頷いた。

「はい、その通りです」


フンニャは微笑みながら、ドラキチに地図を手渡して告げた。

「ドラ山の奥深くにひときわ輝く枕石という名の鉱石が眠っている。その存在は伝説となり、人々の記憶から薄れていった。それはあなたが思うよりも遠く、あなたが望むよりも深い場所にある。そして、その秘密を手に入れるには、あなた自身の内なる冒険者を見つめる必要がある」


ドラキチとヘッドは地図を手に、ドラキチの中へと進んでいった。山の斜面は急で、岩がちであり、登りはますます困難になっている。しかし、彼らは希望と決意を持ち、足を前に進めている。


遠く離れた山中での冒険は孤独感と不安をもたらす。ドラキチとヘッドは互いに支え合い、勇気を持ち続けた。二人は数々の困難に立ち向かいながらも、決して諦めることなく進んでいった。そして、自分の内なる冒険者を見つけ、自身の強さと勇気を知った。


ドラキチとヘッドは、謎の光が輝く山の頂上に近づいている。山頂には何が待っているのだろうか。それは、失われた物語の答えなのか、新たな謎なのか、ドラキチとヘッドはまだ知らない。しかし、彼らは冒険を続け、未知の世界へと向かっていく。


やがて、ドラキチの奥深くに辿り着いた二人は枕石の輝きを目にした。その鉱石はまるで夜空に輝く星のように美しく、力強いエネルギーを放っていた。二人は感動しながらも、枕石を手に取り、その秘密を解き明かした。それはただの貴重な鉱石ではなく、人々の心を勇気づけ、希望を与える力を持つ魔法の鉱石だった。枕石の輝きを手に入れた二人は、それを持ち帰り、人々にその力を分け与えることを決意した。


二人はフォーラー村に戻るとオニイと出会った。オニイは村を守るために日々戦い続けていたが、その心は疲れ果て、希望を失いかけていた。ドラキチは彼女に枕石の輝きを見せ、その力を分け与えた。オニイの心は再び勇気に満ち、オニイは自らの使命を取り戻した。三人は手を取り合い、共に村を守るために戦うことを決意した。三人は数々の冒険に挑み、困難に立ち向かいながらも、枕石の魔法の力で勝利を収めていった。


ドラキチらは冒険の果てに、枕石の力を広めるために世界中を旅し始めた。旅の中で様々な人々と出会い、彼らの物語を聞く。ドラキチらは苦難に打ち勝ち、夢を追い求める人々の姿に触れ、その中に自身の使命を見出していった。


ドラキチらは様々な土地を訪れ、困難に立ち向かう人々と出会い、枕石の輝きを分け与えることで、新たな冒険者達の心を奮い立たせた。ドラキチらは困難に立ち向かう人々に枕石の魔法を示し、彼らの心に勇気と希望を灯した。ドラキチらの勇気と決意は、周りの人々に感銘を与え、希望の光を広げていった。その地で枕石の奇跡が現れる度に、その土地の人々はドラキチらを英雄として崇め、感謝の念を示した。


しかし、ドラキチらの旅は決して平穏なものではなかった。悪意ある者たちもドラキチの力を利用しようと試み、時にドラキチは危険な戦いに身を投じなければならなかった。しかし、彼らは決して立ち止まることなく、枕石の魔法を守り、それを悪用する者たちに立ち向かった。


ドラキチらは森の奥深くにある秘密の聖地への旅に出た。ドラキチらは数々の試練に立ち向かい、危険を乗り越えながら、ついに龍の住む場所へとたどり着いた。ドラキチらは龍との対話を試みた。彼は自らの目的を語り、魔法の秘密を守るために自分の力を貸して欲しいと願った。龍はドラキチらの勇気と純粋な心を見抜き、ドラキチらに力を貸すことを決意した。そしてドラキチらは龍の協力を得て、古代の魔法を手に入れ、平和をもたらした。


旅の中で、ドラキチらの絆はより深まり、彼らの信頼と友情は不滅のものとなった。共に戦い、共に勝利を喜び、共に困難を乗り越えた彼らの物語は、世界中で語り継がれ、永遠に記憶されることとなった。ドラキチらの物語は口ずさまれ、伝説となった枕石の魔法は、人々の心に新たなる希望と勇気を灯した。


そして枕石の伝説は新たな章を迎え、その魔法の力は世界中に広がり、人々の心に永遠の希望と勇気を与え続けた。そしてドラキチらの冒険は終わりを迎えた時、枕石の名前はもはやただの伝説ではなく、現実のものとなっていた。人々はその魔法の力を信じ、自らの心の中に勇気と希望を見出すようになった。


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