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2/12(土) 3

開いて下さりありがとうございます。

誤字や間違いがあったら教えていただけると嬉しいです。

みなみ視点

杉山は本気で帰りたそうだ。巻き込まれただけだし。と思ったら、ぎすぎすし始めた。受験生だし、勉強したいだろうにこんな茶番に付き合ってもらっちゃって。悪いことしたな。なんだかんだ面倒見もいいし。頼っちゃうよね。


杉山

「爽やか組が消えたし、俺も候補から辞退するから。帰っていいかな?」


クラ

「さっきから思っていたんですけど、あなた先輩に失礼じゃありません?先輩のことを好きならはっきりしてくださいよ。」

杉山

「いや、だから俺降りるし、あんたと戦う気持ちないから。じゃあ帰るわ。伝票は?」


杉山が財布を取り出し、会計を済まそうとする。


「いいわ。ここは私が持つ。貴重な時間を頂いているのだし。」


「馬鹿。俺が貸しを作りたくないだけだよ。」


ポンっとさやの頭を小突く。傍かレア見てもお似合いのカップルだ。彼は照れているだけで実は満更じゃないのかもしれない。二人とも素直じゃないところがあるから。杉山はお金を払おうとするが、さやがそれを阻止。カバンをごぞごぞやってお財布を探している。

……。ん?こっちを振り返った?オカ研とクラにばれるじゃんやめてー!!と思ったら、杉山を引き摺って奥に行ってしまった。なにか非常事態かな?



鞄の奥からグチャグチャニなったレシートが出てきた。


そこには

2/4(木)21:34ツルハドラッグ

「調整豆乳 紅茶風味300ml」

「濃厚ミルクプリン」

「ミルク風味薬用リップクリーム」

「温感あったかローションはじめての営み250ml」


え、なにこれ。薬局でなんてもん買ってんの?もう二度と角のツルハ行けへんやん。私あほすぎん??しかもなんでミルク……。足りないものを補おうとしたのか?ん?過去の私へ。効果は出ましたか。



「お前……。ミルクでマイルドにしようとしたの?それとも直前の悪あがき?」


「……。」


「……。とりあえず、おめでとうな。」


「ありがとう……。」


私は杉山にレシートを渡してこころとみいみに合流させ、状況整理を頼んだ。以下最新情報


3日(木)7:00頃みいみと自宅出発。

7:30頃学校到着。音楽室にて部活。

17:00頃部活終了。みいみと帰宅。

17:30頃帰宅。以降外出なし。

彼氏はいるか謎。

4日(金)7:00頃みいみと自宅出発。

7:30頃学校到着。音楽室にて部活。

17:00頃部活終了。みいみと帰宅。

17:30頃帰宅。以降外出なし。

19:00頃みいみの家で夕食を食べる。

21:00頃帰宅。

21:30頃ドラックストアでローションその他購入。

彼氏はいるか謎。

5日(土)9:00頃フルートのレッスンに行く。

     12:00頃駅前で見意味と待ち合わせをし、昼ご飯を食べに行く。

     13:00頃みいみと映画を見に行く。

     15:00頃みいみと帰宅。

16:30帰宅。以降外出なし。

彼氏はいるか謎。

6日(日)9:00頃フルートのレッスンに行く。

     12:00頃帰宅。以降外出なし。

深夜こころに電話。めっちゃ好きな彼氏がいる。いつ手をつないでいいのか、いつキスしていいのか根掘り葉掘り聞かれる。

彼氏がいる。

7日(月)7:00頃自宅出発。

7:30頃学校到着。音楽室にて部活。

17:00頃部活終了。帰宅。

17:30頃帰宅。以降外出なし。

彼氏がいる。

8日(火)7:00頃自宅出発。

7:30頃学校到着。音楽室にて部活。

17:00頃部活終了。帰宅。

17:30頃帰宅。以降外出なし。

彼氏がいる。

9日(水)7:00頃みいみと自宅出発。

7:30頃学校到着。音楽室にて部活。

8:00頃朝練終了。教室に向かう途中階段から落ちる。

9:30頃保健室で目を覚ます。


まとめると、

恋人との二人きりの接触は

2/5,6の午前、フルートのレッスンに行っているとき

セクロス

2/6電話後から2/7の朝、2/7の夕方から2/8の朝

ここに何をしていたか。ここさえ抑えられれば本命が誰かわかるぞ!


私がパニックに陥っている間に、残りの候補者が話を進めていた。

オカ研

「僕の話を聞いてくれないかな?僕と彼女の出会いについては話したかな?僕たちは前世で許嫁だったんだよ。前世の彼女はフランソワーズというご令嬢で、とても美しかったんだ。仮面舞踏会で出会って、何度も何度も踊ったんだ。その姿は花のよう。軽やかな様子は妖精のようだった。」


一番の色物。開口一番これか。こいつは駄目だな。一体どうやって対処すればいいん??

でも顔はいいんだよな。本当にきれいな顔をしている。顔良ければ何でも許してしまうわ。骨格の数ミリの差、ついた肉の形しか違わないのに不平等な話やなあ。私は勝ち組やが。


クラ

「先輩、ここは先にアリバイを聞くべきだと思います。一人ずつ順番にいいかしら?」


流石優秀な後輩だ。


オカ研

「ではお先に僕が。僕と彼女は5日の午後から彼女と隣町でお昼を頂きに行きました。二人でイタリア料理に舌鼓を打ち、川岸をのんびりとお散歩しました。6日は一緒に境界にミサに行きました。「ここで結婚式を挙げてみたら」なんて話をして、そのあと僕から花嫁に前世のこと、ずっと探していたこと、神が導いて下さったことを打ち明け、お付き合いをいたしました。」


うん。まだおかしいところはない。


「そして2/7の夜、彼女から連絡があり僕は彼女を迎えに行きました。彼女にも前世の記憶が戻っったらしく、情報量の多さからパニックに陥ったようでした。今回彼女の記憶が消えてしまったのは前世の記憶の流入が原因でしょう。」


辻褄合っちゃった。

まあいいわ。次行きましょうか。


クラ

「私は先輩と5日の9:15分に駅に集合しました。一緒に電車で隣町に行き、10:00から12:00まで練習を先輩としました。そのあと駅前のイタリアンでピザを頂き、その後一緒に楽器屋さんに行きました。リードを選ぶのに付き合ってもらって。それで、おそろいのストラップを買いました。2/6の夜には、その。一緒にお散歩したり、先輩のおうちにお邪魔しました。」


うーん。こっちも問題ないな。かくなる上は。


「私とセックスをした経験はあるかしら?」


オカ研がぶっ倒れた。やはりこいつ童貞か。


クラ

「私は2/6の夜、先輩と……。」

クラリネットはかわいく赤面し、俯いた。



勝負が決した。

なんと、私は一週間の間に百合っ子にジョブチェンしていた。


主人公が百合になりました。

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