2/11(金)建国記念日のため祝日 3
開いて下さりありがとうございます。
誤字や間違いがあったら教えていただけると嬉しいです。
家に帰り、私は杉山に連絡を取った。彼も候補の一人、本物説濃厚重要参考人だが、同時に親友でもあった。表面上は冷たくするが、なんだかんだ面倒見のいい彼はおそらくアドバイスをくれるだろう。彼も合格未定組だが。まあ気を使う必要ないやろ。
「おい。推薦組が。俺は暇じゃねーんだ。そもそも彼氏じゃないっつってんだろ。時間とんじゃあねえ。」
「でも一番あなたが怪しいわ。照れていないで白状しなさい。男のツンデレは見苦しいわよ。」
「だからちげえってば。そもそもなんで俺が候補に挙がってんだよ。」
「そんなもの幼馴染と親友からの推薦よ。」
「馬鹿。そんなわけあるか。いいか俺は受験生だ。恋だなんだにかまけている暇なんてね―の。入学金請求するぞ?どうせ岡村以外に好んでお前といる人間なんていねえよ。むしろ全員お断りすれば解決じゃないか??
そもそもこんな時間に電話かけてくんなよ。おこちゃまは牛乳飲んで寝るんだな。」
「最低。でも、確かみいみにさらに詳しく話を聞きたいわ。みいみといる時間が一番長いし。」
「お前もそもそも岡村離れしろよな。あいつだって好きな人くらいいるんじゃないか?良いやつだし気が回る。見た目だって悪くねえ。オーボエだって上手だ。まあ、日頃お前が張り付いているからな。誰も近づけないかもしれんが。」
「……」
「おい、聞いているか?」
「おい!お……」
私は通話終了ボタンをタップした。
え、あいつ好きな人おるん?私が邪魔してた??そんなわけないやんな?
なんだろう。
ずっと大切にしていたおもちゃが壊れちゃったみたいな。私のショートケーキのイチゴを取られちゃうみたいな。少し寂しさを感じた。私の本当の彼氏も、彼女に忘れられちゃって寂しいとか思ってくれていのだろうか。だとしたら申し訳ないな。私は鍵付きの引き出しを開けた。忘れてしまった彼氏にあげるはずのチョコレート。赤いリボンと綺麗な包装紙。メッセージカードは真っ白だ。いったい何を描こうとしていたのだろう。
チョコを戻そうとしたとき、引き出しの奥にもう一つ、何かあることに気が付いた。取り出してみる。手にあるもの。それは。
開封済みのローション
ああ、だから私は履歴を消したのか。
3日(木)音楽室にて部活。彼氏はいるか謎。
6日(日)深夜こころに電話。めっちゃ好きなぴがいる。
処女喪失




