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初対面


 猫男アバターのニャンダロウが立ち去った後、空から天の声が聞こえる。


「皆さんおはようございます、こんにちは、こんばんは、ヨッナァのゲーム実況始まります、今回は新作ゲーム、オーバーワールドリアリティアで遊んでいきたいと思います、このゲームですねなんと超大人数で遊べるみたいなのでワールドにね、今回参加してくれるリスナーさんと撮影用スタッフ合わせて千人います、みんな~俺はここだよ見えてるか~。」


 初期位置の上空から大人気実況者のヨッナァの声が聞こえる、空を見上げると米粒サイズの人影が視認できる、気付いたプレイヤー達は次第に手を振り声を上げる、その場の雰囲気に流され座り込んだまま手を振る。


「オッケーみんなちゃんと動くね、全然カクついたりしてないね、じゃあ動作チェックは終わりで企画の方を進めていくよ。」


 イエ~イと参加しているプレイヤー達が盛り上がっていく、周りのテンションについて行けず、なぜか体操座りをする。


「みんなにはこの世界を開拓して発展させてもらいます、だけどね、ただ開拓して発展してもらうだけじゃあつまらない、そこで国を三つ作ってもらいます皆さんにはそれぞれの国に分かれて競い合うように発展してもらいます、王様は俺達実況者メンバーから一人王様役をやってもらいます、国を作る場所はそのメンバーが決めているのでそこに作って下さい、ではコマンドで振り分けていきますので俺の前に一列で並べ~。」


 頭上で意気揚々長々と説明していたヨッナァが地上に降りてきた、プレイヤー達は列が乱れながらもなんとなーくの感じで並んでいく、ウノもその列に並んでいき順番が来るのを待つ、ヨッナァは一人一人挨拶をしてからコマンドで北、西、東の国へプレイヤーをテレポートさせていく、前の方に並んだつもりだったけどウノの番になるまで凄く時間がかかった。


「はい次の人」


 前の人が消えた後、緊張して心臓がどうにかなってしまいそうな状態のウノ、国民的にも世界的にも有名なゲーム実況者ヨッナァに会えるのだ、会話できる距離に行くのだ、緊張しない方がおかしいゲームの中だから大丈夫と言う人もいるだろうがウノは違う、震える体に引きずるように一歩前に進みヨッナァと対面した、彼のアバターはインド神話に出てくる神様のような姿をしていて、とても神々しい。


「おっと凄く可愛らしい子、では簡単な自己紹介をお願いします」


 彼の言葉に更に緊張が高まるも、勇気を出して声をだす。


「ボッ僕の名前はウノです、よろしくお願いします」


 ピタリとヨッナァの動きが止まる、ゲーム実況者とは思えないほど沈黙している。


「・・・あっあの~・・」

「こっこれ、絶対中の人女だよ、なにこの癒やしボイス、可愛すぎか~」


 ウノが恐る恐る声をかけるとゲーム実況者らしい張りのある声を出したヨッナァ。


 ウノの声が癒やしボイスに聞こえているようだ、モデリング際色々弄ったがまさか女の子の声になっているとは思わなかった、性別はハード購入時に一度設定したきり基本変更できない初期の服装はみんな同じ物だし声で判別するしかない、だがその声が女の子の声だともう証明する手段がない。


「僕・・・・違う・・くて、違」

「しかも、僕っ娘、あ~可愛すぎ、俺そういうの好きだよ、無限に聴けるわ~」


 ヨッナァの勘違いを正そうとしたが上手く喋れず彼の言葉阻まれ言えなかった、彼は後が控えてるからと言い、待ってと言うウノの言葉を耳に貸さずに北の国にテレポートさせた。







 

 

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