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 参加日当日。


「本体の接続よし、ゲームコードの入力よし、行き先のワールド設定よし」


 大物実況者ヨッナァから送られてきた、ゲームのパッケージと書類や説明文に書いてあるすべての確認を終え、ゲームを起動しログイン(ダイブ)する。


 オープニングの映像が流れ目の前にスタートボタンが現れる、ゲーム内で指を動かしスタートボタンを押す、するとどうだろう押したところからドアノブが現れ、〈OPENTHEDOOR〉と脳内に響く。


 ドアを開けると中は喫茶店だった、整列されたテーブルと椅子古風を漂う壁と床、天井、店内に進んでいくとカンターがありそこには一人の女性のNPCがいる、その人は研究所で着るような白衣姿でバインダーを片手にメモを取りながら話しかけてきた。


「オーバーワールドリアリティアの世界へようこそ、まず最初にあなたのお名前とアバターの設定をしてください。」


 彼女の隣に初期アバターが現れた、こんなところ鏡がっと思わせるように現実の自分にそっくりだった、アバターの前にパネルが映し出される、このパネルを使って自分好みに設定できるようだ。


「じゃあ、名前はウノでいいや、アバターは好み全開でいくか」


 時間を気にせずアバターの細部まで設定する、本来いや普通なら元々の自分の容姿から少し変えたりするのが一般的で髪型、髪の色、瞳の色を変えるくらいである、というのもこのゲームの設定で変更できる部分が豊富過ぎるためほとんどの人がやる気をなくす。


 彼自身がモデリングが好きであり得意でもある為このことに一切気にせず集中すること数十分彼のアバターが完成した。


「お名前はウノさん、アバターもこちらでよろしいですか?」


 白髪ショートヘア可愛らしい顔つきの小柄で愛嬌のあるアバターができた、かなり時間がかかったが久しぶりに自分でも褒めたくなるような力作ができたと、自画自賛しつつYesと返事をする。


「ありがとうございます、改めましてようこそオーバーワールドリアリティアの世界へようこそ、この世界ではプレイヤー皆さんは自由に行動することができます、ウノさんはゲストプレイヤーなのでコマンド設定等は出来ませんがよろしいですか。」


 重要なことを言われた気がしたが何も気にせずYesと返事をすた。


「ご理解いただきありがとうございます、では行ってらっしゃいませオーバーワールドリアリティアの世界に。」


 彼女がそう言うと、視界が真っ暗になり徐々に明るくなる、少しずつ周りが視認できる明るさに戻ると自分が緑生い茂る草原にいることがわかった。



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