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12話 あるゲームソフトを買った男

約1か月前の事である

木下透はゲーム店へと向かっていた

木下透は、フリーターをやっていた

自分のしたい事をしたいからである そんな彼はゲームをあさるのが趣味だ


「なんか面白い中古ゲームねぇかなー

お、あるじゃん!なになに」


中古のコーナーを買いあさっていたら、あるゲームソフトを見かける


「なんだこれ

破壊神デビル?」


破壊神デビルというタイトルと

可愛らしいマスコットキャラな悪魔がパッケージとして表示されていた


「なんか面白そうだから買うか」


透は、その中古ゲームソフトを買う事にした




~自宅マンション~


自宅マンションで透はさっそくゲームソフトを立ち上げる

中古のゲームでCDを入れて、テレビ画面を見る


すると破壊神デビルのゲームソフトが起動する


「破壊神にようこそ!」


破壊神デビルというロゴマークを銃弾で貫く音が出る


「よく作ってるな」


昔のゲームソフトだが、凝った要素を持っていた

タイトルから


『破壊神となる』


という欄を選んだ それしか無かったからだ


「初めまして、僕はデビルと申します」


可愛らしいマスコット悪魔キャラのデビルがそう告げる

透は苦笑いする こっち向いて何言ってんだと


デビル

「返事しようよ 透さん」


「な…何で俺の名を知ってんだ?」


透は苦笑から焦りを感じる

ちょっとした憔悴に冷や汗と緊張感から来る笑い顔


デビル

「僕は透さんの事を知ってるよ

だって透さんは僕を買ってくれたから


買ってくれて、『破壊神となる』事を選択したよね?

だから透さんは僕のマスターなんだよ」


デビルはプレイヤーである透をマスターだと呼ぶ

透は少し怖くなり電源を切ろうとする


デビル

「駄目だよ透さん」


デビルの目が紫色に光る

そして透の手がその先の電源スイッチに伸びない事を震えながら知る


「なんだよこれ…ゲームソフトじゃないのかよ…」


デビル

「ゲームソフトだよ だから透さんはプレイヤーなんだ

プレイヤーとなった透さんにはライフが残っているよ


ライフが無くなれば、ゲームオーバー 透さんのライフを僕が喰らう事になる

電源を切るという事は「命を切る」と同等なんだ


僕に感謝してよね」


とウインクしながら言った

透は激しく後悔した これはどうにも他に選択肢が無い状況だ


「どうすりゃいいんだ…?」


デビル

「簡単簡単♪プレイヤーとなって破壊神となってくれればいいんだ」


デビルはこの創造型リアルタイムシミュレーションゲームで

破壊の限りを尽くしてほしいという


そのシミュレーションゲームとなっているフィールド画面を見て愕然とした


「これ現実世界だろ?」


デビル

「うん そうだよ リアルタイムのシミュレーションゲームで破壊をするのさ

それがこのゲームの醍醐味だよ♪」


キーボード操作で文字入力する事で

その入力したものを召喚出来る

そしてその入力した作業をする事も出来る


召喚→行動

といったものをキーボード操作とマウス操作により作業をしていく といったゲームである



「俺は人をころしたくない…」


犯罪者になっても仕方が無い


デビル

「大丈夫だよ

誰も捕まえられないさ…。

だって、僕がそうさせないから 僕とマスターは一心同体だよ」


透はそれでも殺したくなかった


デビル

「1時間に1回ノルマがあるんだ

一人殺さないとライフは一つ減るよ


そして透さんのライフは3つ限りさ

ライフアップは100人殺したら1つ増えるよ 頑張ってね」



ゲーム画面からデビルはそう言って消えていった

透はとりあえず「槍」と入力して召喚してみた


すると槍が上空から落ちてきた

それを一般人は驚いて見ていた



透はさっき思っていた事を思い出す

自分が人を殺したら犯罪者になるという事を


「すまねぇな」


透は槍を見ていた一般人を操作する事にした

一般人をマウスで選択して槍を持たせる

そして槍を持たせた一般人を他の人を殺させる選択をした


「ぎゃあああああああああ!!!」

「なんだこいつやべえぇ!」

「にげろおおおお!」


槍を貫通させて肉塊と血を槍にこびりつかせた状態

そんな状態になってから貫いた一般人が意識を取り戻す


一般人

「え…なにこれ…なんで、何で私があぁぁぁ…!!!


そして一般人は発狂して

逮捕されていた


透はすぐさま、テレビをつけた

テレビには逮捕されている報道がされていた


デビル

「おめでとう!ノルマクリアしたね!これで透さんも立派なプレイヤーだ」


「黙れ…」


デビル

「へ?どうしたの?褒美でも欲しい?」


「黙りやがれよ…!このイカレ悪魔がっ!!」


デビルは笑い転げた


デビル

「面白いね!実に面白いよ透さん!

透さんは人を間接的に操って殺したのに…!

そんなに無関係者のように怒りたいんだ…!」


笑い転げながら透を笑う

透は画面に向かって殴り向かう

しかしデビルは目を光らせてそれを拒む


すぐさまに透はキーボード入力で「デビルを殺す銃弾生成」と生成

そしてリアルで召喚されたものを手持ちに持ち、画面へと銃殺する


デビル

「はは…頭いいね…咄嗟の判断力…恐れいったよ…はは…ははははは!」


テレビ画面はぶっ壊れたものの、デビルは血しぶきを出して笑いながらそのまま死ぬ


「やった…やったぞ…!」


透は直ぐにゲームソフトも壊す事にした

しかし


「な、なんで…!」


透はまたしても振り下ろす力を無くす

まさかと思いテレビ画面を振り向く


デビル

「あはは…残念だったね透さん 僕らは一心同体 そうでしょ?

僕からはマスターのライフは奪わないけど…僕のライフも透さんのライフなんだよ」


デビルは血の跡を残して本体を完全に復元させる

テレビ画面の破片も復元されていた


そしてライフが2つとなっていた


「俺には…俺には殺すしか道がねぇのかよ…!」


デビル

「ははは、そうだね 破壊の限りを尽くそうじゃないか!」


透はこの道しかない事を故に自覚した


「仕方…ないんだな


だったらやってやる…!」


デビル

「はは そうこなくっちゃ…!



さぁてと



破壊神の…はじまりはじまりぃ!!



【浮遊生物型ゲームソフト兵器デビル】

≪ゲームソフト「デビル」を起動した者がマスターとなる

プレイヤーはデビルによってシミュレーションのようにアイテムを使う事が出来る


概念系の攻撃を齎す

ライフストックがあるので、全て無くなるとゲームオーバーとなりプレイヤーはデビルに殺される≫


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