表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/14

13.次元の旅人

「あっ!これ見て」


「えええっ!!??どうなってるんだあああ!!」


2人は驚愕で開いた口が塞がらない。


扉を開けたら、そこに広がっていたのは見晴らしの良い草原だったからだ。草原の上に布を敷いて、食べ物が広げられ、メルナはそこに座っているようだった。



もうすでに日は落ちている時刻のはずなのに、太陽が眩しい。そして、外は森のだったが、今いる場所は見晴らしの良い草原だった。



「お主ら、なにをしておるのじゃ。こちらに来て食べるがよいぞ!」



「え、ええ。この光景に驚いていただけよ。行きましょうショウタ!」



「.....え?あ、ああ。今いくよ」


2人は草原に敷かれている、布の上に座る。私は疑問に思った事をメルナに質問した。



「ねぇ。この場所はどう考えても、アメリカじゃないわよね。太陽も出ているし一瞬で時差のある国に行くなんてどう言う原理なの?」


「アメリカとな?タイヨウが出ている?国に行く??何を言っておるのじゃ。ここはわしが作り出した亜空間じゃぞ」


翔太は俯いて考え事をしながらブツブツと独り言を呟いていた。

翔太の独り言を聞いてメルナは確信を得たような顔をした。



「やはりじゃな。お主らの言語はわしには聞き馴染みのないものじゃ。もしかして、お主らは次元の旅人じゃないか?」


「次元の旅人って何??」


「やはりな。数年に一度、稀に異なる次元の世界から渡ってくるのじゃよ」


「異なる次元の世界?ここは異世界って事?」



異世界ってどう言うこと?偶然、何かの要因で異世界に飛んできてしまったということかしら?


だとしたら恐竜や、扉を開いたら別の空間に行くことができる事にも納得がいくわ。



「久々にマンナズの来訪だと思ったら次元の旅人とわな。しかし、お主はわしの言語が分かるようじゃし、それに魔力も高いようじゃな」


「魔力?」


ソフィアは首を傾げた。やっぱり魔法という非科学的な現象は存在するのだろうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ