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疲れた……色々……
自業自得とか言われたく無い!
モフモフがアカンのやー!
いや、雪羅が悪い訳じゃないよ!ホントだよ!
………でも、今日は沢山話したし……
お腹いっぱいだと、眠たくなるよね?フカフカソファに埋もれちゃってたら寝ちゃっても良いよね?チビッコボデーだもん仕方ないよね?
「ちぇちゅら……おいえ……」
(雪羅……おいで……)
ポンポンと膝を叩いて、雪羅を呼ぶ
フワンと膝に乗ってきた雪羅をゆっくり撫でる
「ちぇちゅら……ねんね……」
(雪羅……ねんね……)
膝の上のほんのりした温かさに、夢の中に落ちて行く……
ハッ!うっかり昼寝したった!
………………って、何で向かいのソファに兄様が蕩けそうな笑顔で見つめてる!
いつ来た?何で居る?どういうこった!
「アンジェがあんまり可愛いくて、ずいぶんと見つめてしまったよ。」
………甘いわ!何、サラッとイケメントークかましてるのよ!
「……どちて、にいたまいゆの?……」
(……どうして、兄様居るの?……)
コテンと首をかしげて、兄様を見つめる。
………おい……何でホンノリ頬染めてんねん……
「雪羅を見せて貰いたくてね。」
雪羅目当てか、なる程!グイと雪羅を押す。
「ちぇちゅら。」
(雪羅。)
足音も立てずに、着地して兄様の元に行く。
雪羅と兄様が見つめ合って……
「雪羅、アンジェの膝に戻ってくれるかな?」
……見たかったんじゃないんか?なん……フワンと膝上に戻ってきた雪羅が私のお腹をフミフミしました~!幸せ~!
「あれだね、アンジェと雪羅が一緒に居ると幸せな気持ちになるね。」
幸せ笑顔が漏れちゃう……それにしても、眠……
フミフミやばい……