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まさかの…転生令嬢(笑)  作者: 竹本 芳生
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早い!雪羅とベルは同じ速さで食堂に向かってます。

食堂までの案内はベルが素早く指示してます、優秀ですね!

私はドキがムネムネしてますよ!違う!胸がドキドキですよ!

そんな事考えてたら、食堂の扉が見えてきました。

あぁ~ドウスレバインダー!

早いよ!早いよ!心の準備がまだ出来てないんだよ!待ってぇ!

コンコン ガチャ

開けた~ためらい無く開けた~

「お待たせして申し訳ありません。」

無慈悲!ベル、無慈悲です!食堂内の雰囲気は静かDEATH!

「アンジェ、お腹空いてるのでしょう?お座りなさい。」

ひーーーーーー母様、笑顔だけど目が笑ってない!怖いーーーー!

「そ・う・だ・よ、早く席にお座りよ。」

兄様までーーーーーーー!ヤバイーーーーー!

体が動きません………誰か、タスケテーーーー

って、ガッと掴まれました。

え?な、な、何?首だけ後ろを見たら、エヴァンスが私を持ち上げてスタスタ歩いてます。

いつもの抱っこじゃありません、荷物のごとくです!怒っとんのかーい!

私の席にストンと下ろすと、真っ黒い笑顔です。

「食事の前に、是非ともご説明を。」

くっ!腹ペコで死にそうになってきている、簡単に端折って説明だっ!

「まちょからちょとをみちゃら、いまちた。ちゃわちちゃくちぇちちゃくにいっちゃあちたなちゃっらのえ、あやいまちた。ちょちちゃあちぇいむできまちた。ちぇちゅらちょなちゅけまちた。」

(窓から外を見たら、居ました。触りたくて近くに行ったら汚なかったので、洗いました。そしたらテイム出来ました。雪羅と名づけました。)

通じる?無理だろーなー、言ってる私も良く分からないからなぁ……

「は?」

兄様は分からなかったか。

「テイムしたのね……ちぇちゅら?が名前なの?」

おぉ!母様はちょっと理解してる!さすが、母の愛!

「初にお目にかかる。名を雪羅と申します。これより先、主様の元主様の為だけに生きていくと誓い申した。以後よろしくお願いいたします。」

ちょっ!何、立派な挨拶してんのよ!涙がチョチョ切れそうよ!

「まぁ、ちゃんと挨拶できるのねぇ。セツラと言うのね、アンジェの事よろしくね。」

母様、受け入れた!あっさりと!器のデカい女だぜよ!そして、通常運転に切り替わった!

「……しっかりしてるな、アンジェの為に生きるなら構わない。……………よろしくなセツラ。」

兄様も受け入れてくれた!さすがお兄様ですわ!

いつか、言うたる!さすおにをな!

「さぁ、食事に致しましょう。」

母様のひと声で食事が運び込まれて来ました。

たっぷり焼き野菜と何か鳥っぽい肉のソテー、麦の粥はミルク粥です。

リンゴジュースは出来たてなのか、良い香りです。

?ん?粥は私だけ?母様も兄様もパンです。

まぁ、キニシナイ!消化吸収には良いからね!

いただきまーす!


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