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まさかの…転生令嬢(笑)  作者: 竹本 芳生
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長い……邸まで距離あります……歩くの疲れます。

チラッと雪羅を見て思わず……思わずですよ……乗りたいなーとか思っちゃう訳ですよ。

乗ったら気持ち良さそうだなーとかも思っちゃう訳ですよ。

ピタッとベルが止まりました。

クルーリ……ベルが薄ら笑いを浮かべて、私を見ました。

コワいです!思わず体がプルプルします。

「お邸まで距離ありますよね?私がどれ程心配して駆けつけたかお判り頂けますか?」

「あ……い……ベルゥ……」

(は……い……ベル……)

返事をするのがやっとです。

「判って頂けたなら良いです。セツラに乗せて貰ってはいかがです?私が乗っても大丈夫そうですよ。」

!!!!私が乗る!だけじゃなくて、ベルと一緒に乗っても大丈夫!なサイズ!

体高がベルより少し高い位だもの……いや、雪羅のサイズって何て言うか……2㌧トラックちょいみたいなんだよね……

まてよ……ベル、邸に入れる前提で魔法かけろって言ったな……サイズ変更可能なのか?

とりあえず、聞いてみよう。

チマチマ考えても時間のムダ!

「ちぇちゅら、ベルゥちょいっちょにのっちぇけ。」

(雪羅、ベルと一緒に乗せて。)

「少々お待ちを。」

雪羅、伏せました。頭を軽く下げて、翼を畳みました……?なぜだ?

「どうぞお乗り下さい主様、ベル殿。背中ではなく、首元の辺りがよろしいでしょう。」

なる程、ニャンコ系の背中は動きが激しいからな!って感心してたらヒョイッとベルに抱っこされました。

「殿呼びですか、では私も殿呼びしましょう。セツラ殿有り難く乗せて頂きます。」

クイッと雪羅の首元辺りに横乗りして、私をヒョイッと前向きに雪羅に直に座らされました。

開脚で座ってますが、チビッコボデーなら無問題です!首回りの長毛をギュッと握り前を向くと気分も高揚します。

「よろしいかな?」

そう言うと、ゆっくり体を起こしノソノソと進みます。

「ふふ…眺めは良いし、座り心地も良い……セツラ殿は凄いですね。お嬢様、とても良い魔物をテイムなさるとはさすがです。」

ベルの機嫌が上がった!私の寿命が延びた気がする!

今のはスルーして、雪羅に聞こう!

「ちぇちゅら、ちゃいじゅやかええゆの?」

(雪羅、サイズは変えれるの?)

「む?主様、当然変えれます。本来は今の姿ですが、最小は手のひら程最大は……ふむ、今の3倍程ですかな?」

「ちぇのちら!ちゅちぇち!」

(手のひら!素敵!)

「ハッハッ主様は我が小さい方が良いか!」

「ちぇのちらちゃいじゅなや、いちゅもいっちょやわ」

(手のひらサイズなら、いつも一緒だわ)

「なる程、では邸につきましたら手のひら程になりましょう。」

「あいっ!」

(はいっ!)

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