17
モフモフのふわふわ天国です!癒されます!
喉がクルクル言ってます!カワユス!
「主様は我の毛並みを気に入っておるのか?」
「あい………」
(はい………)
「ふふ……主様に気に入ってもらえるとは……」
雪羅……照れてんのか……ウイヤツ(笑)……
「アンジェお嬢様、いい加減お部屋に戻りましょうか。」
おっ?チラ見して………ひゃっ!ベルの顔に青筋浮かんでる……何で?
ベリッと剥がされました………
「どちて……」
(どうして……)
「こんなに毛だらけになって!お着替えです!」
タッハー!ドレスが毛だらけになってました。
…………このドレス、付きやすいのか?…………
「キュイーン。」
(クリーン。)
空気の塊がシュルシュルと体全体を渦巻くように動いて、目の前に毛やらホコリのまとまった物がファサッと現れました。
「………!お着替えは良いです。ですが、お部屋には戻ります。良いですね。」
飛び出したのは私だし、仕方ないや……
「あい。ちぇちゅら、おいれ。」
(はい。雪羅、おいで。)
「お嬢様、セツラはお邸に入る前に再度魔法を掛けて下さい。」
再度?あぁ、誰かの前で掛ければ汚れて無いって主張できるものね。
「あい……」
(はい……)
私はベルと手を繋いでトコトコと邸に向かって歩いて行く。
雪羅はノソノソと私の後を付いてきた。