異世界生活数分で逮捕
ドン
鉄で出来た重そうな鎧を着た兵士が机を叩いた
「おいお前は何処からどうやって何の目的が あってこの街に来たんだ」
別の世界で好きな人を守って死んだら神様に気に入られて転生しましたとか言っても信じないだろうしな、神様からもあまりその事を言うなと言われてるし
「…日本と言う国から来ました」
「ふざけるな、日本と言う国は聞いたことがないぞ、すぐにバレる嘘をつくな」
「本当なんです
「ふざけるのも大概にしろよ」
「ふざけてません」
「審議官を呼べ」
一番偉そうな人がそう言うと下っ端兵士が地下牢から出て行く
何故達哉が捕まったのか、それは2時間程前
達哉は神世界から転送されて草原に立っていた
「確か神様は人族が多く住むドルガス大陸にあるフェースガス王国と言う王政の国の近くの草原に転送されたんだったよな」
辺りを見渡してみると見たことのない草木や花が目にはいる
「本当に異世界に来たんだな」
達哉が前の世界に思いを馳せていると突然街とは反対の位置にある森から激しい爆発の音と人間の悲鳴が聞こえてきた、すると森から二足歩行をしているブタが1体飛び出してきたのが見えた
「何だ今の爆発音は?それにあれはなんだ?鑑定を使ってみるか」
オーク ランクDー
ブタの様な頭をしている魔物、武器を使う事がある、3体〜15体ぐらいで群れを作る
肉は食べれるがあまり美味しくない
討伐証明部位は右下にある大きな牙
「オークか、ランクDーがどの程度が確かめ てみるか、身体強化がどの程度が確かめたいしなそれに元の世界でやって居た剣術がどれだけ通用するか知りたいしな」
オークと達哉の距離は1Km以上離れているが達哉は初の実績ということもあるすでに刀を抜き小学生のような神様に貰った身体強化を
発動させ素振りをしてみる
なんだ?この刀を振り下ろす速さは発動前と比べると2倍は速くなってるぞ、身体強化強すぎだろ
達哉が身体強化が思いのほか強くてはしゃいでる間にオークとの距離は300mをきっていた
オークがこちらにきずいて手に持っていた丸太を振り回し威嚇をしている
達哉は大きく息を吸って静かに吐くと日本刀を中段で構えた
オークは達哉が敵だと気付くと丸太を達哉の頭目掛けて振り下ろした
しかし、龍也はそれを華麗にかわすとオークの真横から首筋目掛けて刀を突き出した。するとオークの首筋に当たりオークは絶命した
「剣術はランクDーまでなら通用するのかな?しかしオークは走って疲れていた訳だしな
それにしても身体能力はやべえな余裕で避けれた、身体強化が一番チートだったりして」
達哉は独り言をいいながらオークをアイテムボックスに入れると街がある方向に歩き出した
そして、街の近くに行くと街全体を囲む掘と高さ10メートルはある壁と柵に達哉が驚いていると門を守る兵士が15人ほどこっちに近づいて来た
「お前は誰だ?この道は封鎖されていた筈だ どうやってここに来たんだ」
兵士は一定の距離を保ちながら剣を達哉に向けて警戒をしている
なんと答えようか達哉が悩んでいると
「雷の精よ今我に仇なす敵の力を封じ我を助けたまえ、ショック」
突然兵士がなぞの呪文を唱え出したと思ったら魔方陣が現れたと思ったら達哉に痺れが襲い達哉は身体に力が入らなくなりその場に倒れこんでしまった
「おい、警備小屋の地下牢に閉じ込めておけ」
兵士達は龍也に魔法陣の描かれたお札を貼って手錠をして鉄球付きの足枷を付けて椅子に座らせて地下牢に閉じ込めた
やべえ、異世界デビューいきなり逮捕とか最悪じゃんもしかして死刑?やばいやばい達哉がそんなことを考えていると
先ほど出て行った下っ端兵士が帰ってきた、後ろには巫女の様な服を着た可愛い女の子が下っ端兵士の後ろをついて来た
大事な事だからもう一度言う
可愛い女の子がやって来た
読んでくださってありがとうございます
私は数日喉の痛みで死にかけていました
季節の変わり目は体調を崩しやすいのでみなさん気をつけて下さいね
次回も読んでください