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帰るまでが任務です(仮)  作者: ねむり亀
第3章
94/144

帝国にて6

「これでよし!さっさと、逃げるわよ!」

サヨリは、逃げ込んだ床下の抜け穴を内側から床材を張り付け固定すると、抜け穴の奥へと走り出した。

そのあとを追うように、タケルヤマト皇太子、クロダ宰相、近衛兵団長が続く。先行の近衛兵は、周囲の安全の確認を確保して、地下通路を進んでいた。

「サヨリさん。」

「なぁに?」

「先ほどのサナトリア統一連邦共和国からの使者は、サヨリさんの知り合いではなかったのですか?」

クロダ宰相が走りながら小声で聞くと

「友達だよ。それがどうしたの?」

「なぜ、同じようにこのルートで抜け出さなかったのですか?」

クロダ宰相は、逃げる時にサヨリが行った偽装工作が腑に落ちなかった。ましてや友達ならば、同じように逃げた方がいいのでは?と思っていた。

「あ、あれね。彼らは囮だから。」

「囮!!」

サヨリの言葉に、クロダ宰相だけでなくタケルヤマト皇太子と近衛兵団長も驚いた。

「そうだよぉ。だから、亡くなった兵の方には悪いけど、最後まで残ってあとを追う途中で力尽きたって感じで、幸ちゃん達が逃げた抜け穴を塞いだんだよ。」

「なぜ?」

「あたし達が、確実に生き残る為。」

「あの二人を犠牲にしたのですか!」

驚きでクロダが一瞬、止まりかけるが、サヨリの

「止まるな!走れ!」

の声で足に力を入れてついてくる。

「人聞きの悪いこと言わないでよ。まったく。あのぐらいの偽装工作を見抜けない連中が、あの二人を捕まえる事なんか出来っこないって。今頃は、河原でのんびりと散歩の振りをして逃走中と思うよ。」

「サヨリさんは、二人を心配していないのですね。」

タケルヤマト皇太子が羨ましそうに聞くと

「うん?心配しているわ。特にあ~ちゃんが要らないことをしないか心配で、これが拓哉だったらね。なんの心配をする必要がなかったのになぁ。」

「しかし、囮にするのは」

「仕方がないのよねぇ。だって複数の人が通った痕跡を残さないと、いくらバカでも偽装しているって気付くでしょう?」

「確かにそうですが。」

「それに、出口の鉄柵の鍵を壊してもらわないと、信憑性が無いじゃない。」


しばらく走ると、出口が見えてきた。

地下通路の出口を抜けると、そこは墓陵だった。

「ここは?」

「歴代皇帝陛下が眠る、皇帝墓陵。」

手入れの行き届いた公園のように、緑豊かな落ち着く風景。そこに小高く丘のように鎮座する墓陵。

「天気良くて良かった。いつ来てもここは、気持ちいいところだよね。」

地下通路を抜けたサヨリが、大きく伸びをして笑顔でタケルヤマト皇太子とクロダに振り返った。

「こんなところに、このような抜け穴が有るなんて。サヨリさんは、何者なのですか?」

驚きでタケルヤマト皇太子が声を出すと

サヨリは、いたずらっ子のような顔つきになり

「あたしが何者かって?皇帝付き特等侍女で」

含み笑いをして、

「あなたの、これからの人生サポーターですよ。」


 小休憩をして、サヨリは負傷者の3名を病院に連れていくように近衛兵達に指示して、病院の場所を教えた。

 もし病院で、脱出経路について質問もしくは尋問された場合に、もったいぶるかできるだけ粘って屋根づたいに逃げ、木立に有るマンホールから川へ逃げたと答えるように頼んだ。それが皇太子を御守りする重要なワードだからと言って念を押した。快く兵達は了承し病院へと向かって行った。

 状況確認の為にハンディ端末による公共放送を見てみると、繰り返し第一皇太子と第二皇太子が行った凶行について放送されている。

 しかしネットでの反応は、第三皇太子の自作自演と言った意見も多数あり、国民は半信半疑の状態で、2人の皇太子の行動をみまもっていると言った感じだった。その為、皇帝暗殺疑惑を解消するにも、事態を収拾するためにも、第一皇太子タケルヤマトが早急に城に戻り、第三皇太子よりも早く正式な次期皇帝として即位する必要があった。

 今のところ、第三皇太子は斎場で、私兵と共に第一皇太子の捕縛に参加しており、城へは移動をしていない模様。

ただし、第三皇太子の命令による、幹線道路の検問所設置、公共交通機関の監視強化、警察機構を利用してのパトロール強化を行っていた。

その為に移動するさいにもめたのは、できるだけ少人数で動きたいサヨリと、皇太子の護衛に最低限の兵を同行させたい兵団長との意見だった。

 現在地から城までの最短ルートで、検問所を避けて通れるルートが存在しない為に、兵団長は、検問所を強行突破するので兵達がいると主張。

 それに対しサヨリは、隠密行動にて極力防犯監視カメラを避けつつ、城の地下駐車場にまでたどり着けるルートで移動するので、人数が多くなればリスクが増えると主張した。

「ここまで、無事に皇太子殿下を脱出させていただいた事には感謝する。しかし、ここから城まで直線距離で、15kmもある距離を交通機関を使わずに、隠密行動のみで移動する事なぞ出来るわけない。賊は、個人追跡システムを使用し皇太子の居場所を割り出し、囲まれてしまうのが見えている。そこを突破する為には、我々近衛兵が盾となり道を切り開き進まなければならない。」

近衛兵団長が、負傷した近衛兵達と付き添って行った兵達を除いた6人の兵と共に、最後まで護衛に徹する覚悟をしていた。

その言葉を聞いたサヨリは、鬱陶しそうに頭をかきながら

「じゃあ、そのシステムが使えなきゃ良いんだね?皇太子の居場所を判らなく出来れば、別行動してくれるんだよね。」

ふん、と近衛兵団長は鼻で笑い

「出来るわけないだろう。あらゆる犯罪を考えて、幾重にも強力なセキュリティに守られたシステムを破壊出来るわけない。」

サヨリは面倒くさそうに、サヨリが愛用している2in1ノートパソコンをいじると

「はい。終了。タケルヤマト皇太子とついでにクロダ宰相のビーコンを、個人追跡システムからはずしたよ。」

「何をいっている?ビーコンを消しただと?その様なことは出来るわけが…」

「疑うなら、あなたの装備品に簡易追跡システムを持っているでしょう?チェックしてみたら?」

サヨリに言われて、腕に装着してあるモニターを操作して、驚愕する近衛兵団長。他の兵にもモニターを確認させると

「お前、何をした!」

近衛兵団長のモニターには、近衛兵達しかこの場所に表示されていなかった。

「だから、言ったでしょ?ビーコンを消したって。後は、防犯カメラと個人認証システムにさえ引っ掛からなければ大丈夫。」

その言葉を聞いて

「お前何をしたかわかっているのか!システムの破壊、改竄は重罪なんだぞ。」

クロダ宰相は、サヨリの肩を掴み叱るように怒鳴った。

「お前、タケルヤマト皇太子と結婚したいんだろ!なぜ、こんな重罪を起こした!たとえ皇太子であろうと、お前を無罪にはできない。」

サヨリはクロダ宰相の手を振り払い

「もう、痛いなぁ。放してよ。だいたい、あたしは、無罪だよ?」

サヨリは、なに言ってるの?この人?と言った顔でクロダ宰相を見ていた。

「お前、システムデータの破壊もしくは改竄をしたから、タケルヤマト皇太子と俺の居場所が消えたんだろ?」

「はぁ?そんな重罪に成ることしませんよぉ。」

「そんな事あるか!じゃ、どうして?」

「あたしがしたのは、追跡システムから2人のビーコンを除外しただけで、データをいじった訳じゃないよ?帝国の法律のどこを探しても、追跡システムに除外対象を設けてはいけない、って書かれてないからね。」

とニタァっと嗤った。

「除外対象?」

「そっ、普通データを検索する時にやるでしょう?抽出対象や除外対象を選ぶことを。」

「まさか!」

「だって、個人追跡システムって個人を抽出して追っかけるシステムでしょう?じゃ逆に個人を除外できるかな?って思ったら出来ちゃった。エヘッ。」

サヨリは可愛く笑った。その顔を唖然として見つめるしかない男達。クロダ宰相が

「そう言えば、何人個人データを作った?あれは、データの改竄じゃないのか?」

聞けば

「あれ?あたしが作ったって証拠、有るの?」

サヨリが上目遣いでクロダ宰相を見ると、クロダ宰相は困惑して言葉が詰まった。

「だから、あたしがそんなデータを作ったって証拠。有るの?って聞いているの。」

「調べて見たが、それは、ない。」

「じゃあ、あたしじゃないから、あたしは無罪ですよねぇ。」

「しかし、」

「しかしも、かかしなし!証拠を見付けてから話をしましょう。いい?」

「わかった。」

サヨリに畳み掛けられ、悔しそうにクロダ宰相は黙った。

「わかればよろしい。じゃ、近衛兵さん達とは、ここでお別れで良いよね。」

「そうはいかん。護衛は必要だ。」

近衛兵団長が譲らない態度で護衛を主張した。

「仕方ないなぁ。じゃ、近衛兵団長さんだけならいいよ。」

「だが…」

「嫌なら帰って。定員が4名なんだ。」

サヨリは、近くの茂みに近づくと、カモフラージュしてあった迷彩ネットをどけると、1台の小型車が出てきた。

「運転は、あたしがするから、タケルヤマト皇太子は後ろに乗って、クロダ宰相は助手席でお願いします。団長さん、乗るなら後ろね。」

「いや、俺が運転しよう。」

「なに言ってるの?あなたに任したら、30分後には囲まれてるよ。嫌なら乗らないで。」

「団長。サヨリさんの言う通りにしたまえ。」

タケルヤマト皇太子が、そう言って後部座席に乗り込んだ。クロダ宰相も、助手席に座りサヨリも運転席についてエンジンをかけた。

近衛兵団長は、残っている近衛兵達に原隊に復帰するように指示して、皇太子の隣に乗り込んだ。

「さて、お城までドライブしましょう!」

サヨリは、車をスタートさせた。


 車は、墓陵を出るとすぐさま脇道に入り、住宅地の細い道をのんびりと走って行く。

細かな右左折を繰り返し、古い建物が多く道が入り組んだ旧市街地の生活道路を、制限速度を守ってゆっくり走って行く。

近衛兵団長が、

「おい、もう少し速度が出せないのか?こんな狭い道をゆっくり走るとは、囲まれてしまうだろう。だいたい遠回りしすぎだろう。」

イライラしながら、サヨリの運転を見ていた。

「まったく、素人は困るなぁ。生活道路を変に速度をあげると、怪しまれるじゃない。それじゃなくとも、スピード違反で捕まったら意味ないでしょう?それに、検問をかわしているんだから、遠回りになって当たり前でしょう?それともなに?無意味に危険なカーチェイスしたいの?」

サヨリは2時間ほどかけて、どこの検問所も通ることなく、城の近くまで車を走らせてきた。

「どうやって、城の中に入るつもりだ。」

近衛兵団長は、皇帝や皇太子等が通常使用する一ノ門の前に作られている検問所を見て、城への強行突入を考えていたが、サヨリは

「普通に、蓬莱橋門から入るけど?」

と言って城の周遊道路を走りながら、城の裏手へ車を走らせて行った。

「蓬莱橋門って、ほとんど使われてない門じゃなかったか?」

近衛兵団長が頭の中で、城周りの地図を浮かべながら、蓬莱橋門がどこに有ったか考えていた。

「あたしは、しょっちゅう使っているよ。門の近くのお菓子屋さんが安くて美味しいんだ。」

しばらく城の濠に沿って車を走らせていると、城へ繋がる細い橋が見えてきた。

サヨリは躊躇せず車で橋を渡ると、門の受付の前で車を止め、窓を開けると守衛所に向かって

「こんちはー」

と声をかけた。車内では一瞬緊張が走るが、サヨリは気にせず出てきた守衛に気安く

「今日は、源さんなんだ。」

サヨリは職員証を見せながら、話しかけると源さんと呼ばれた守衛も笑顔で

「なんだ。サヨリちゃんか。どうした?しばらく城に来なかったけど?」

「お仕事でね。源さん、特送品を持って来たので、地下駐車場2階の18番空いてる?」

「サヨリちゃん、隣に座っている方は?」

守衛が探るような目付きで、顔を伏せたクロダ宰相を見ると

「もう、源さん。特送品って言ったでしょう?」

とサヨリが言ってふくれっ面をすると、困った顔をして

「そうだったな、ちょっと待ってよ。見てくるから。」

源さんとサヨリが呼んでいた守衛は、一旦守衛所は戻ると何かを調べて戻ってきた。

「どのくらい車を止める?」

「そうだねぇ、3時間ぐらいかな?」

「じゃ、大丈夫だ。空いてるから、行っていいよ。」

と言って、門の通過を許可してくれた。

「ありがとう。また今度、お菓子持って来るね。」

「おぉ、楽しみにしてるぞ。」

源さんと呼ばれた守衛は、門のゲートを開けると、サヨリは車を発進させて、城の中に入って行った。車内は、安堵した空気があった。 

 そのまま、勝手知ったる城内の道を走らせて、地下へ通じるスロープで地下2階の駐車場に着くと、適当な場所に車を止めた。

「着いたよ。降りて降りて。」

とサヨリもシートベルトを外して車外に出ると、エレベーターホールとは、違う方向に歩き出した。

「サヨリさん、ここは、どこだい?」

タケルヤマト皇太子は、サヨリの後について歩きながら着いた場所の確認をした。

「ここは、第二合同庁舎の地下駐車場だよ。」

「あの守衛は勤務を…」

近衛兵団長は、守衛の勤務が怠慢だと言いかけたが

「源さんは、ちゃんとお仕事してたんですけど?何か?」

「何を言っている。顔見知りだからと言って、車内の確認をせずに易々城内に入れるなんて!」

「易々は入れてないよ。あたしがキーワードを言ったから、入れてくれたんだし、このフロアーは人払いがされているんだよ。」

「人払い?」

「キーワード?」

クロダ宰相と近衛兵団長は、不思議そうに聞き返した。呆れ顔をしたサヨリがため息をつきつつ、

「当たり前でしょう?第一皇太子と宰相、近衛兵団長3名が裏口から非登録のまま城内に入るんだよ?人払いしなきゃダメでしょ?近衛兵団長に任せたら、緊急事態である、とか言って強引に入って、すぐに居場所がバレて、手配されて大騒ぎした上に、拘束されているよ。違う?」

なにも言えず黙り込む近衛兵団長。不思議そうにクロダ宰相が

「しかし、サヨリさんがどうして、我々のチェックをさせずに入城させるやり方と、駐車場を人払いできる方法を知っていたのですか?」

聞くと

「それは、あたしが公安局の正職員だからじゃない。」

何を当たり前の事と言った感じで答えるサヨリだったが、

「「「正職員!!」」」

全員驚いていた。

「そんなに驚くこと?」

「いやいや、いつから正職員になった?」

信じられない顔をしてクロダ宰相がたずねると

「えっと、1年ぐらい前かなぁ。それまでは、臨時職員だったからねぇ。」

「サヨリさん。あなたは移民でしたよね?」

探るようなクロダ宰相の言葉に

「そうだよぉ。」

サヨリはいつも通りの返答にクロダ宰相が

「なぜ、成れたんだ?公安局と言えば、国粋主義者の集まりのようなところで、移民者なんか間違いなく排除するはずなのに?」

困惑していたがサヨリは、

「いろいろあったんじゃないかなぁ?移民局との確執とか、警察省内のゴタゴタとか、法務省との諍いとかね。」

どこにでも在るようなことと、なんでもないように答えると

「そう言えば、……」

クロダ宰相は、ここ数年に起きた、宰相としては不可解な出来事を何件か思い出し

「そうですか、あれこれはそうゆうことだったんですね。納得しました。」

と言って満足そうな顔をした。タケルヤマト皇太子と近衛兵団長の二人は、訳がわからず困惑気味だった。

「クロダ宰相殿、何がおわかりになりましたか?」

近衛兵団長がたずねると、

「大した事ではないよ。ここ最近私を悩ませていた小さな案件が、全て解決出来たので納得できただけだから。」

「クロダが悩むような案件って?」

「大した事はございません。たぶん記録にも残ってはいないでしょう。そのぐらい些細なことです。」

サヨリは聞こえないふりをして、一つの扉を開けると3人に入るように促した。

そこは端末があるだけの小さな部屋だった。

サヨリが、3人に向き直り

「今から、お二人が入城したことを登録します。これをするとあたしが行っていた、タケルヤマト皇太子とクロダ宰相の、個人確認ビーコンが除外対象ではなくなるので、追跡システムを利用している相手から居場所が丸見えになります。即位するために何が必要か、あたしは知らないので、お手伝いできるのはここまでです。この扉の向こう側に通路が有り、突き当りの所にあるエレベーターは、城のフロアーに出ます。それに乗らず右に曲がって200mほど行くと別のエレベーターが有ります。それは宝物殿に繋がっています。左に曲がると、皇太子の私邸に繋がる通路になっております。タケルヤマト皇太子様のエレベーターは、一番手間です。第三皇太子様のエレベーターは一番奥になっております。それでは、この端末に手をかざしてください。」

サヨリは事務的に説明をして、端末に電源を入れた。

「サヨリさん。ここまでしてくれて、ありがとう。きっと無事に即位して来るから。待っててくれるか?」

タケルヤマト皇太子は、サヨリを抱きしめてそう耳元でささやいた。

「ダメですよ。そういうことを言ったら。フラグが立ちますから。」

サヨリは、困った顔をしてそう言って、タケルヤマト皇太子から離れた

「フラグ?」

「全く、もう。何も言わず行って帰って来るのが、カッコいい男ですよ。何かあったら、速攻でここに戻ってきてください。逃げる用意をしておきますから。」

「わかった、じゃ、行ってくる!」

タケルヤマト皇太子は、端末に手を押し付けると軽い確認音がして、ランプが赤から青に変わった。続いてクロダ宰相も同じことを行い

「サヨリさん。これが終わったら、ドレスの採寸をさせてもらいますからね。」

と、ウィンクして走り出した。

「近衛兵団長!2人を頼みましたよ!」

近衛兵団長は振り返りもせず、

「任せろ!必ず送り届けて見せる!」

と叫んで走って行った。

走って小さくなっていく3人の姿を見送ってサヨリは、大きくため息をつき

「まったくあの男等ときたら、盛大にフラグを作りやがって。」

と言って、第三皇太子がどこに居るか詮索をした。

「ゲッ!マズイ!もう城に帰って来ているじゃない!もうちょっと現場にいてよ!このままじゃ宝物殿で鉢合わせしちゃう!」


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