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帰るまでが任務です(仮)  作者: ねむり亀
第1章
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艦隊、激突

サナトリア王国領内宙域


バニーニ星系国家群所属艦隊約5000隻が、ジャンプアウトしてきた。

「我がバニーニ星系国家群所属艦隊は、これよりサナトリア王国へ侵攻し、敵艦隊を殲滅する!!

空母は、攻撃機の発進準備が完了次第、順次発進!!目標敵戦艦!!雑魚には目もくれるな!」

総司令官からの命令が下る

 各空母より、最新鋭の攻撃機が次々に発艦していき、綺麗な編隊を組み目標の敵艦隊を目指して飛び出して行く。


「アルファ1より、ベースへ、敵主力艦隊を発見!これより攻撃を開始する。」

約1000機のバニーニ国軍第一次攻撃の攻撃機が、サナトリア王国艦隊に襲いかかった。

「サナトリア王国艦隊には、ろくな防空艦がいないと言う情報だ。しかし、油断せず訓練通りに行くぞ!」

バニーニ国軍攻撃機が接近するのを確認した、サナトリア王国艦隊からの対空砲火は、まばらに始まった。

大型の艦載砲を搭載している艦からは、ほとんど対空砲火が出ていない。

周りにいる小型の補助艦らしき艦艇から、主砲を撃ってくるだけの対空砲火だけなため、組織だった防空が出来ていなかった

「隊長。情報通り、対空砲火は、たいしたことがないですね。」

「確かにな。一気に行くぞ!」

バニーニ国軍攻撃機が、軽々対空砲火をかわし被害機ゼロで艦隊に肉薄して最終アプローチに入った。

「悪く思うなよ、これが・・・・」

最前列にいた艦艇群から前方に進んできた巡洋艦が突然、濃密な対空砲火を始めた。

その瞬間、バニーニ星系国家群軍攻撃機が火だるまになり、次々撃墜されていく。

攻撃態勢の編隊で近づいてきた、バニーニ星系国家群軍攻撃機を瞬殺してしまった。

辛うじて直弾を避けた攻撃機のパイロットは、そこに現れた軍艦を見て目を疑った。

「なんだ!あの艦艇は!!なぜここに‼」


 そこにいたのは、ローレン連邦国軍自慢の防空巡洋艦ミリオンハンドシリーズが勢揃いしていた。

大口径主砲の代わり対空砲を剣山のように、隙間なく張り巡らして、攻撃機迎撃に特化した防空巡洋艦で、

この防空巡洋艦群からの対空砲火網を抜けれる機体無しと言われる艦艇だった。


瞬く間に、バニーニ国軍の攻撃機はサナトリア王国軍艦隊に攻撃出来ないまま、壊滅していった。




ローレン連邦国領内宙域


バニーニ星系国家群軍艦隊約50000隻が、ジャンプアウトしてきた。

「我がバニーニ星系国家群は、ローレン連邦国に対して宣戦布告を行った。これより我が艦隊は、

ローレン連邦国に侵攻し、敵対するローレン連邦国艦隊を殲滅する!

敵艦載機警戒防御の防空巡洋艦を先頭に、戦艦、重巡洋艦にて敵艦隊に攻撃を開始する。」


 領空侵犯を感知したローレン連邦国軍が、主星防衛艦隊の空母より艦載機が発艦。

防衛衛星も臨戦体制に突入


「ローレン連邦軍の攻撃機を正面に確認。防空システム作動。」

200隻の防空巡洋艦が、艦隊を護衛するため艦隊全面に展開、

「そのまま、突っ込んで来い!蜂の巣にしてやる」

接近してきたローレン連邦軍の攻撃機は、防空巡洋艦を警戒してか、対空砲火の有効射程距離まで

もう少しのところで、距離を縮めようとはしない。

しかも、防空巡洋艦が前に出ると、後退して一定の距離を保っている。


「奴等はなぜ攻撃してこない?」

「こちらの防空巡洋艦を警戒しているのでは?」

「それとも、奴等の戦艦の射程距離に誘導しているのでは?」

「本土決戦用の防衛衛星の射程までおびき寄せる気では?」

艦隊司令官は、しばし考えて

「艦隊戦を行うにしても、ローレン連邦国艦隊の戦艦の有効射程距離は、我が艦隊の戦艦の射程距離よりも

短く、奴らの有効射程距離に入るまでに、こちらから先制攻撃が出来るのだぞ。

艦隊戦になる為には、それまでにどれだけローレン連邦国艦隊の艦艇が無事ですむかな?

確かに、防衛衛星は脅威だが、所詮固定砲台。必要以上に近づかなければ、いいだけの話だろう。」

「レーダーに反応!敵艦隊です!」

「何処だ!」

「下方6時の方向に、約200隻!」


 バニーニ星系国家群軍艦隊の真下に、艦首を向けた艦隊が接近してきた。


 「考えたな。攻撃機で前方に注目させておき、打撃艦隊を別角度から進入させて、我々が反転中、

攻撃できない時間に接近して攻撃する作戦とは。

 しかし、甘いわ! そのような時間を与えると思ったか!

第1から第8打撃艦隊、急速90度下方反転、目標、ローレン連邦国艦隊。敵艦隊の有効射程距離に入られる前に蹴散らせ! 第9打撃艦隊、右90度ローリング、続けて主砲右90度旋回、主砲射軸上の敵艦隊に向け攻撃!!反転中の艦隊を護衛しろ!」

 バニーニ星系国家群軍艦隊が動き出した時、防空巡洋艦が次々に先ほど現れた艦隊から攻撃を受けて、炎上を始めた。

「な、なぜこの距離の攻撃で、敵艦隊が有効弾になるんだ!かまわん!反撃せよ!」

「司令官!当艦隊の有効射程距離に、敵艦隊がまだ入っていません!!」

「当たらなくてもいい!敵艦隊に対して発砲せよ!!敵艦の射線をずらさせて、防空巡洋艦を守護せよ!」


 敵艦隊からの長距離砲撃を受けて、半数以上の防空巡洋艦が大破、轟沈したため、バニーニ艦隊自慢の、

鉄壁の防空システムが壊滅状態になるなか、ローレン連邦国軍攻撃機がその隙に艦隊内部へと進入し、

バニーニ星系国家群軍艦隊に肉薄。

 バニーニ星系国家群軍艦隊の駆逐艦や護衛艦が敵機迎撃の為、対空砲火の弾幕を張るが、防空巡洋艦に比べその効果が薄い。

しかも、防空巡洋艦を攻撃していた長距離砲撃の矛先が、駆逐艦等の小型艦艇に移り、正確な射撃の前に

次々と艦隊から脱落して行く。

セオリー通り出していた直衛機と空母よりスクランブル発進で出撃した迎撃機が、ローレン連邦国攻撃機に対応し、

十数機撃墜できたが、攻撃機隊は怯まず侵攻し、ローレン連邦国護衛機とバニーニ星系国家群軍迎撃機とのドッグファイトが始まり、

攻撃機への対応が手薄となる中、艦隊内部に侵攻に成功した攻撃機は、この好機を見逃さず次々と大型の対艦ミサイルを発射!

放たれたミサイルの3割ほどが、単艦の迎撃システムによって撃墜されたが、残りのミサイルは、空母と回頭中の戦艦に次々と吸い込まれていった。


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