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帰るまでが任務です(仮)  作者: ねむり亀
第1章
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バニーニ星系国家戦へ

 両国に宣戦布告をしたバニーニ星系国家群は、すぐに動かせるようにしておいた、艦隊を大きく3つに分け、

各方面に侵攻を開始した。

 空母主体の機動艦隊をサナトリア王国に、砲艦主体の打撃艦隊をローレン連邦国へ派遣して、バニーニ星系

国家群軍の約6割にあたる艦隊は、地球銀河統一連邦国所属艦へ、向かわした。

その規模は

サナトリア王国方面には、正規空母200隻 艦載機10000機以上の機動艦隊を中心に構成された

約5000隻の艦隊を

ローレン連邦方面には、大口径20センチ粒子砲の艦載砲を搭載した、砲艦300隻 砲門数3500門以上の

打撃艦隊を中心に構成された約5000隻の艦隊を

地球銀河統一連邦国方面には、残り全ての約15000艦隊を振り分けた。


 このような布陣したのは、サナトリア王国は砲艦主体の艦隊で、艦載機による攻撃に慣れてない上に、

空母も保有数もわずかで迎撃機の数も少なく、艦載機においては1世代以上前の機種となっており、

その為防空システムが貧弱で、所属艦艇に対空砲火機器が少なく、効果的な弾幕が張れないと言った、

致命的欠点を抱えている。

 しかもローレン連邦国の艦載機より、高性能なバニーニ星系国家群の艦載機相手では、追撃において、

旧式な対空砲火機器では、射出速度、旋回能力が対応が出来ない事が判明しているためで、バニーニ星系

国家群の作戦内容として、攻撃機による砲艦中心とした反復攻撃のあと、サナトリア王国の砲艦の有効

射程距離には及ばないが、バニーニ星系国家群艦隊の砲艦がとどめを刺しに突撃する作戦となっていた。

 ローレン連邦国は、技術的問題で大口径の粒子砲型艦載砲が作れず、主砲が20センチビーム砲となり

有効射程距離が、バニーニ星系国家群の艦隊の主砲に比べて、3分の2程度だった。

 それを補うために進化した空母と防空護衛艦が主体の艦隊の為、艦載機によるアウトレンジ攻撃が得意だが、

大口径の粒子砲型艦載砲を持つ艦からの攻撃に対して、空母などの脆弱な装甲艦艇には、艦砲射撃に

対して防御力が極めて乏しいため、砲艦で空母と中心に攻撃しする作戦である。

ローレン連邦国の艦載機による攻撃に対抗するため、バニーニ星系国家群の艦隊の中には、防空艦が

多数配置されていて、濃密な弾幕を越えて艦載機が艦隊に肉薄することは容易ではなく、迂闊に飛び込めば

全滅をも免れない。

それらを踏まえての艦隊編成だった。

それと、両軍とも主力部隊が地球銀河統一連邦国に、壊滅されているという情報もあって、両国の本土防衛に

残留している部隊は、さほど多くないとの情報から割り出した、余裕のある派遣隊の数であった。

 ただ、地球銀河統一連邦国の艦だけは、1隻であっても両国の艦隊が敗北したことを踏まえ、戦力を

出し惜しみする訳にはいかないと判断して、全力で攻撃する体制で臨んだのである。


 ただ、バニーニ星系国家群軍は、両国の艦隊数の読み違いをしていたのには、気づかずに出撃していた



 大使館での最初の攻撃をしのぎ、報道機関者達を安全な場所まで避難させ、女王陛下と大統領閣下、

その側近達を、出てきた平屋の建物に匿うと、

「いや~撃ってきましたねぇ」

幸一がまるで、雨が降ってきたかのような口調で、飛来してきたミサイルを軽く話題にする

「撃ってくるだろうと言われてましたが、本当に民間人のいる、まして報道関係者に向けて発砲するなんて」

「その事は妾も驚いた。前もって聞いていたが、本当にそのような事をする者がいるとは。」

「各星系の向けて、ネット配信も含めて今の攻撃は、非道残虐の映像として、配信されたでしょう。」

 最初の一撃で、成功していればそのような映像は流れず、戦争状態になった為、回線が切れて現地からの

中継映像が来なくなった模様、ってするつもりが、阻まれて、全て中継されてしまった

「さて、我々も早くこの場を立ち去りましょう。かめちゃん。全力で発進!」

「了解しました!」


 外で、各国各社の報道関係者が、自分の身に起きた危機的状況を、レポートしていた

その舞台となった、サナトリア王国とローレン連邦国の大使館前の平屋建の建物を映していると

その建物が消えその代わりに、一隻の小型艦が現れた

これは、かめちゃんが搭載している地表強襲艇で、擬態ホログラムで姿を隠すことの出来るギミックが

搭載されているすぐれものであった。


 強襲艇は、女王陛下と大統領閣下、それと両大使館の大使に職員の乗船を確認すると、

離陸を開始して、一気に大気圏を突破ショートジャンプをして、タートルエクスプレスに帰還した。

女王陛下と大統領閣下に、幸一が、

「お二人様には、お国で最後の一仕事が待っています。お気をつけてお帰りください。」

と言って、それぞれの側近達と共に、御座艦へと送り出した。

「其方には、世話になりぱなしじゃ。この争いが終わったら、宴を開きそちらを国賓として、もてなすので怪我をするではないぞ。」

「最後の一仕事。精一杯やらしてもらう。女王陛下も言っておられるが、落ち着いて話が出来るようになったら、

我が国も盛大に歓迎の宴を催すので、参加していただきたい。」

幸一は、頭を掻きながら

「そう言ったことは、終わってからにしましょう。いらないフラッグは立てない主義なんで。」

幸一はそう言って握手を交わし、女王陛下、大統領閣下と別れを告げた。



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