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帰るまでが任務です(仮)  作者: ねむり亀
第1章
26/144

和平での各国の

 サナトリア王国とローレン連邦国との、歴史的会見による終戦放送が、放送される4時間前、

女王陛下勅命 大統領命令により両国の国内では、治安維持部隊、公安警察、捜査機構、

シークレットサービスが一斉に動き、一部の政治家、財閥トップ、マスコミ関係者、反社会的グループ等の

身柄確保を行った。


 ローレン連邦国では、大物議員が、

「貴様等!わしを誰だと思っている!!このようなことをして、良いと思っているのか!

そもそも、令状は有るのか!!有るだと!つまらん軽犯罪の別件逮捕状など弁護士を通してから来い!!

そんな軽い犯罪じゃないだと?だったらなんだ!!!国家反逆罪だと!なに、バカなこと!証拠は、

有るだと!でたらめな事を言うな!そんなものはあり得ない!」

と、怒鳴り私設秘書や私設ボーディーガードを盾に抵抗し、国外脱出を計ろうとしたり


 また一部のマスコミ関係者は、TVカメラやマイクを持って

「我々は、政府による報道の自由を踏みにじる行為に、断固反対する!政府の横暴を許す訳にはいかない!

ましてや、令状無き検挙が許されるはずがない!     令状なら有るだと!ここで、このカメラの前で

見せて貰おうじゃないか!どうせしょうもない、軽犯罪の別件逮捕状だろうが!

なに、なに、国家騒乱罪だと!!ウソだ、でっち上げだぁ!!離せ!ヤメロ!!」


 あるエリート警察官僚は執務室で

「私に逮捕状?なにをバカなことを言っているんだ?君は?所轄の分際で、私の一言で君たちの立場を

どうにでもできるんだぞ?出直して来い!!しつこい!私は忙しいんだ! なに言ってる?同行しろと

言うなら、罪名はなんだ?   国家反逆罪?なにをバカな!私がそんなことするわけないだろ!

かまわないから署に連行しろだと!!私を誰だと思っているんだ!そもそも証拠は有るのか!!

なんだとう!確実な物証があるだと!!!そんな物は有るはずがないと言ったら無い!!!

なにをする!離せ!貴様等!覚えておけ!全員一生冷や飯を喰わしてやるからなぁ!!!」

 


 サナトリア王国のとある、男爵邸で

「ふむ、この我輩が国家反逆罪だと?さほどおもしろくないジョークだな。

で、我輩にどうしろと?検察院にまで?それは困ったな。今から貴族院会の会議なので

我輩には、貴族として非逮捕権があるのだよ。すまないが貴族院会議が終わってから、出直して来てくれ

ないか?こう見えても忙しい身でね。なに、会議は1カ月ぐらいで終わるから。 なに!女王陛下の勅命

で我輩の公爵の権限が剥奪されているだと!!  なにをバカなこと!証拠は有るのか!!

なに、女王陛下からの勅命書だと!      見せろ! そんなバカな!あれの証拠など見つかる

はずがない!なにをする!離せ!貴様!!ヤメロ!!」



 とある、伯爵邸で

「余を拘束しにきた奴等を、私兵で蹴散らせ!!余は、これからバニーニにある別荘でしばらく籠る。

宙港から出立するから用意をするように。 なに、船を押さえられただと!貴族の権限で黙らせろ!

なんだと!女王陛下権限で、余の権限が全て剥奪されているだと!!!何が起きた‼

グランの奴はどうした‼ なに、奴の財閥も拘束されているだと?バルチーノ上級検察官を、呼び出せ!

あいつにこの騒動を処理させろ!

なんだと!バルチーノが憲兵隊に身柄を拘束されただと!そんなバカな!終わった。なぜ、わかったのだ?

そもそも女王陛下は今になって一斉に粛清されるのか?」



 両国の至るところで、小競り合いや中には私兵を使って、大事になった所も有るが、それなりの勢力を

もって行った治安維持軍や、正義感溢れる警官隊に次々と拘束され、身柄拘束の命令書が出て2時間程で

全ての容疑者が、留置所に集められた。

あまりに容疑者が多い上に、各界の著名人も多数おり取調室はどの警察署でも、スケジュールが立て込んで

しまい、取り調べ官が足りない事態を招いている警察署も有るぐらいだった。

なんせ、渡された証拠などは、多い容疑者で段ボール箱20個以上有り、全てが今まで証拠不十分や

他からの横槍で容疑者に、逃げられていた捜査官達にとって、この証拠品はまさに、垂涎の宝の山に等しかった。


 ローレン連邦国の首都ボスリンの警察署で若い警察官が

「警部、やっと我々の努力が報われた気がします。」

捜査本部会議室の一角を埋める、数々の証拠品を見て警部が

「そうだな。それにしても、緊急の逮捕状と一緒に、これほどの証拠品が送りつけられたのには、驚いたが」

別の警官が

「しかも、警察上層部に巣くってた、膿を軍部が強制排除してくれたのが、かなり助かりましたですねぇ。」

「そうだな。いきなり治安維持軍が検察局に雪崩込んできたのには、何事と思って身構えたがな。」

「しかも、拘束された上層部のほとんどは、国家機密漏洩罪や国家反逆罪だなんて、我々が内偵してた

事柄以上じゃないですか?しかも、言い逃れできない、物証がごろごろ。」

呆れかえった顔でうなずく警官

「しかし、このタイミングでこのような大規模な粛清とも言える逮捕劇は何だとおもう?」

警部に聞かれ若い警官は

「国は、不穏分子の一掃を図り、国家一丸となって、この国難を乗り越えようとしているんじゃ?」

別の警官が

「国はこの戦時下で、敵国に対して総力戦の為に、情報統制するのでしょうか?」

「どうしてそう思う?」

「一斉逮捕のおかげで、ある意味現大統領に対する、反対派の意見が出にくくなります。そこへこの国難の

時に行うというのは、反対派の意見を締め出し最終戦に向かうのではないでしょうか?」

部屋で事務をしていた婦人警官が

「そう言えば、今日の昼過ぎに何か重大な放送が有るとかで、全土の放送局に対して、リンク要請が

出てました。」

「いよいよ、最終決戦に向けての総力戦か?この前の艦隊出撃があったからな」

警部がそう言うと、叩き上げの初老の刑事が、浮かない顔をして

「そうですね。それならまだ良いのですが、」

「どうした?浮かない顔をして。」

周りを警戒するように見渡しながら、

「ここだけの話、軍部にいる悪友が、ちょっと口を滑らした話がありまして。」

「なんだ?」

「おい!お前ら!これから話す事は、他でしゃべるんじゃないぞ!わかったな!」

初老の刑事が、刑事部屋に居る全ての警官に注意をすると、窓のブラインドを閉め、部屋の防音装置を

作動させ、声をひそめて

「実は戦局がヤバいらしく、大統領をはじめ主要大臣クラスが、この前から姿が見えないらしいです。」

「どう言うことだ?」

さらに声をひそめた老刑事が

「それが警部、どうもこの前出撃した、サナトリア討伐連合艦隊が、全滅になっているようなんです。」

と、爆弾発言をした。

「おいおい、めったなことを言うんじゃない!国家反逆罪もんだぞ!大体考えても見ろ!今回の作戦は、

最新の空母を含め、参加艦艇数2万隻以上、動員数350万人以上を超える大艦隊だぞ。

軍事上の作戦で無線封鎖しているだけじゃないのか?」

驚いた様子で言葉を発する警部、しかし

「確証はありませんが、ただ悪友が変に陽気に酒を飲んでるのが、引っかかってまして、」

「陽気に飲んでいるなら、作戦が順調で勝っているのではないのですか?」

「だったらいいのだが、そいつの息子の写真に向かって陽気に語り合ってるんだよ。涙を流しながら。

どうもその息子が、今回の作戦に参加していたらしいんだが、聞いても答えてくれるような内容じゃないし

答える奴じゃないので、知り合いの新聞記者に軽く探りを入れてみたんですが、報道にも何ら情報が

入ってきていないらしく、それどころか、大統領以下官僚のスケジュールも非公開になっており、

取材が下っ端の報道官だけでは、満足な戦意向上の記事が書けない、ってぼやいてました」

「で、敵国に情報を漏らして、艦隊に危機的状況をもたらした連中の一斉検挙になった訳か?」

「そうかもしれません」

「今日の放送で、何を語る?大統領は?」



サナトリア王国 第6憲兵隊屯所


「ザーメック伍長、収監した貴族達は大人しくしてるか?」

「はっ。先ほどまでは、騒いでおりましたが、証拠の数々を見せて意見を求めたところ

現在、黙秘権を執行しておりますが、いつまでもつでしょうか?」

少しニヤツいた顔で話すザーメック伍長、それに対して

「拷問はいかんぞ。こればかしは、女王陛下からきつくお達しが出ているのでな」

と、戒めるように言うモンテブル憲兵隊長

「わかっております。しかし、有罪は確定しているようなものです。あれほどの証拠品の数々、女王陛下は

どのようにして、集められたのか気になるところですが」

「その辺りは、詮索しない方がいいかもしれんな。我々も調べられていたと思われる節があるからな。」

「本当ですか!」

「考えてもみろ。今回の捕縛した貴族達や、高級官僚。揃いも揃って、ローレン連邦国に我が国の情報を

流して、私腹を肥やしていた奴らばかりだろ。これだけ共通点があったら、芋蔓式に捕まったと思うのが

普通だが、これが、お互いに面識がない者ばかりだし、証拠品も共通の物が何一つありはしない。

これは異常だ。まるで、個別に狙いをつけて丹念に証拠品を拾い集めてたとしか思えない。」

声をひそめて、

「裏で情報部のエージェントが動いてたということですか?」

「それも、ありえないんだ。そのような動きがあれば、我々軍隊の情報部が把握して動いていたはず、

しかし今回のことは、情報部も与り知らない情報ばかりで、情報部の中佐が嘆いていた。」

不思議そうな顔をして

「と言うことは、この情報や証拠品は、情報部が持ってきたのではなく、女王陛下自ら提供してきたって

ことですか!」

「そうなる。そうすると、ここで矛盾が起きるんだ」

「何の矛盾ですか?」

「女王陛下は、軍に所属しない、警察機構にも所属しない部隊を持っていることになる。」

「女王陛下の直属の部隊ですか?」

「あぁ。で、だ。これだけの情報を集めるとなると、少なく見積もっても数千人規模の部隊になるのだが」

「そうですね、個別で追いかけるためには、それぐらいは最低必要ですね」

「どこにいる?それほどの部隊が?」

「近衛兵団ですか?」

「いや、奴らではない。そもそも奴らは、一部では内部分裂を起こしているという噂だ」

「それって!クーデターじゃないですか!」

「静かにしろ!声が大きい!その事は、我々も一部で証拠集めに入っていて、首謀者を絞り込めてきた

ところなんだが、確証が無く今は、手が出せん」

「この国難の時に、何をしているのですか!中央の部隊は!」

「確かにな。しかし、そんな事より問題は現在、女王陛下の行方がわからないということだ。」

「どうゆうことですか?情報を送って来たのは女王陛下なんですよね。」

「クーデターを恐れてなのか、現在側近の者とどこか避難されているということなのだが、我々がマーク

していた、危険人物も姿を消している。」

「それって!」

「無事ならいいのだが」

「モンテブル隊長!こちらでしたか。」

「どうした、ランブル少尉。」

「先ほど女王陛下より勅命が下り、各憲兵隊、治安維持軍は、暴動に備え市街地の警備に当れとのことです。」

「どういうことだ?」

「女王陛下が間もなく、全放送局を通じて全国民に対し、今後の国政に対し重要案件の発表を行うとの

ことです。」

それを聞いて、屯所にいる隊員は、緊張した

「ついに、全面交戦に打って出るのか!」

「そういえば、第1連合艦隊と、第4機動艦隊がこの前から姿を見せていません。」

「それどころか、女王陛下の御在艦もいないし近衛団艦隊も1隻もいません」

「その為の、情報戦か!」

「どうゆうことです?」

「今回捕縛した奴らは、バニーニ星系国家群を経由して、敵国ローレン連邦国に情報を売っていたと

思われるんだ。だから、今までローレン連邦国に事前に情報が流れ、決定打を打てなくて、のらりくらりと

長期戦になってしまっていたが、内通者を捕縛したことによりローレン連邦国に、情報が流れなくなり、

我が軍がこの隙に、攻め込み勝利を挙げると言う訳か!」

「ついにですか!」

「そうだ!そのために今、不穏分子を排除し国内を統一して、最終決戦に挑み祖国に勝利をもたらすのだ!」

「「「「「「「女王陛下、万歳!!」」」」」



 バニーニ星系国家群の情報省内


 各ブロックの職員が、パニックに近い感情で所内を走りまわっていた

「サナトリア王国内で、大規模な摘発が有った模様、現在裏付けをとっています!」

「ローレン連邦国にて、政治家のスキャンダルから、警察隊が動いた模様!」

「ローレン連邦国現地の連絡員エージェントとは、連絡がつかないのか!」

「現在、情報収集中、連絡員エージェントからの連絡はありません!」

「サナトリア王国のエージェントは!」

「そちらも連絡が途絶えました!」

情報省を一手に牛耳る、ワンドリア情報大臣はこの事態を重く受け止め、バニーニ星系国家群最高行政機関、

国家連総合議会に緊急召集要請を行った。


30分後、そこに集まる、バニーニ星系国家群の主だった政治家達は、現在の状況はバニーニ星系国家群

始まって以来の緊急事態として、会議が行われた


 「で、どうなっておるのだ?両国は。」

バニーニ星系国家群最高指導者、サンフレチコ大統領が各大臣、各閣僚を前にして、現状の確認をした。

「現在わかっております事は、両国の放送機関を通じての情報でありますが、両国とも大規模な粛清が

行われた模様であります。」

と言って、ワンドリア情報大臣は、議会中央に映し出された3D映像の説明を始めた

「現在、情報省総力をあげ、事態の把握に全力を挙げておりますが、現地の連絡員との連絡が途絶えている

状況で、詳しい事がまだ入ってきておりません。」

公安局のメルゾン情報官が挙手して、発言の許可を求めた

「ワンドリア情報大臣殿、もしかしてその連絡員も拘束されたのではないのですか?」

ワンドリア情報大臣は、苦虫をつぶした顔になり

「その可能性が一番高いと、情報省内の見解です。」

議会は少しざわついた。サンフレチコ大統領が

「現在の、両国の軍事バランスはどうなっておる?」

国防省のアレキンドリア国防大臣が

「現在の両国の艦隊の状態は、最新の情報によりますと、ザッカル宙域に置いて両国の総力ともいえる

艦隊が集結しており、サナトリア王国の艦隊は、近衛師団艦隊及び第1連合艦隊と、第4機動艦隊総勢

約1万3千隻。対してローレン連邦国の艦隊は、第1次討伐連合艦隊総勢約2万隻が、睨みあいをして、

現在一触即発の状態となっております。」

報告を聞き、

「その会戦が行われた場合、どちらが勝つと思われるか?」

と、サンフレチコ大統領の問いに対して、国防省のアレキンドリア国防大臣は、

「五分五分でしょう。」

「理由は?」

「サナトリア王国の艦隊は、砲艦中心でローレン連邦国艦隊よりも主砲も大口径で装甲も厚く、

遠距離攻撃が可能です。艦隊戦になりますと、かなり有利になると思います。それに対して

ローレン連邦国艦隊は、空母による機動艦隊中心で、艦載機攻撃を主にしており、新型機には大型の

対艦ミサイルを2基搭載しており、その保有機1万機以上、この艦載機群を投入することにより、

サナトリア王国艦隊の主砲有効射程距離外からの攻撃が可能になっております。

すなわち、最初の攻撃でローレン連邦国の艦載機が、どれだけの被害をサナトリア王国の艦隊に与えれる

かが勝敗の分れ目になる思われます。」

サンフレチコ大統領が

「いつ戦火が開かれると思われるか?」

「わかりません」

「監視艦隊からの報告は?」

「ありません。現在、消息不明です」

この報告で、議会内のざわめきがさらに大きくなった

「どうゆうことだ!両艦隊に影のように張り付いて監視しておったのであろう!」

サンフレチコ大統領の問いに対して、国防省のアレキンドリア国防大臣は、汗を拭きながら

「はっ!通信を試みておりますが、両艦隊が第一次接触の後、一切の連絡が有りません。両艦隊もその後

どうなったかも、連絡がありませんので、現状では不明です。」

「なにもわかってないということか?」

「はい、ただ気になることが一つだけ」

「なんだ?」

「はい、監視艦隊からの

『両国の艦ではない1隻の超大型艦が有り、その艦が会戦を止めている可能性があり調査を行う。』

という通信を最後に、消息を絶っており所属不明の大型艦が何らかの関与をしていると思われます。」

「どこの船だ?」

総務省事務次官のマサミマクレガーが、挙手して発言の許可をもらった

「その艦と言うのは、もしかしたら地球銀河連邦国政府所属の調査船ではないでしょうか?」

初めて聞く国家の名前に、全ての議員が顔を見合わせた

「地球銀河連邦国と言うのは、どこから出てきたのだ?」

マサミマクレガー事務次官が

「最近巷で話題の、新しい取引先です。通常相場の3倍の価格で資材を購入していったと、各商社からの

報告が上がってきています。」

「通常相場の3倍の値段で購入した?」

「はい、なんでも、故郷を離れ長距離航海をしており、ここに来て物資が乏しくなって、単独航海中で

故郷からの補給の目処が立たなくなってきたのに加え、これからまだ長距離航海するので、この場所で

物資の補給が出来るなら、船倉に入るだけ購入したい、と言うことでかなりの量を購入してくれた上客カモと言われてます。」

「他国の未加入国で、支払いの方は大丈夫なのか?」

「それが、我国の通貨で、前金即金支払いで、何の疑いも無く入金してくれたそうです。」

ざわついていた議会室の中の一人の議員が

「おかしくないか?我国と国交が無いのにもかかわらず、我国の通貨を持ち合わせるなんて」

ワンドリア情報大臣が挙手して、意見した

「これには、情報省にも連絡が入り、裏付けを調べましたところ、支払口座は、サナトリア王国の中に

有ります、フレンダルス公国にある銀行口座からの取引となっており、どうも、この地球銀河連邦国が

最初に立ち寄って交易をしたのがフレンダルス公国らしく、そこでの取引の為、銀行口座と通貨を

手に入れたようです。」

議会あちらこちらから、あの僻地に辿り着くなんてという言葉が聞こえた

「ま、僻地だからこそ必要な分量の物資が入手出来なくて、そこから情報を得て我国を知り、物資を

購入したと思われます。」

「で、購入した物資はどうなっておる?」

「現在、出荷ラッシュになっておりますね。各港から地球銀河連邦国の設定した座標に向けて、無人輸送船

が出港している所です」

「そうか、となると、報告にあった大型艦は、地球銀河連邦国の調査船となるな。物資の受け渡しの座標に

行く途中に、艦隊戦の真っただ中に巻き込まれたという訳か。」

「状況からいいますと、その見解で正しいかと思われます」

それ以外の細々した報告が終わり

「では、第1級情報収集体制を維持し、変化あり次第各方面での迅速な行動を期待する。」

サンフレチコ大統領が、閉会の宣言をした時、議会室の扉を慌ただしく開けて、1人の事務次官が

走り込んできた。

息を切らしながら、事務次官は叫ぶように報告した。


「大変です!!今入った情報によりますと、サナトリア王国女王陛下、ローレン連邦国大統領が

合同で会見し、終戦宣言を発表!同日同時刻に両国の国交平和条約、通商関税条約が締結されました!」


一瞬の静けさの後


「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「なんだと!!!!」」」」」」」」」」」」」」


議会室を揺るがした。


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