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俺は寮に辿り着く前に質問が何かを尋ねる事にした
「それで聞きたい事ってなんだ?」
「優哉は昼に紹介してくれた人達と幼馴染って
言ってたけど‥クラスは違うんだね
やっぱり幼馴染と別々のクラスって寂しい?」
「寂しくはないが‥この学園では
様々な成績から生徒を振り分けてんだよ
転校生は必ず俺達の居るBクラスになるけど
長年、通っている俺達のような
アルマが早く分かって通っている奴は
実技とか筆記とかの
色んな成績で優劣が分かるようになってる
俺の弟は優秀で‥それこそ学園に長く通ってる奴らなら
多くの人が名前を聞いた事あるぐらいに有名なんだ」
「でも‥それって学園での成績であって
タッグに決まったら意味ないんじゃ‥」
「そうだな‥だから‥あくまで噂にしかない
けどなAクラスにはアルマもスキルも優秀な奴が多い
学園に通う奴らの多くはAクラスに居ないと
落ちこぼれって思う奴らも存在してる」
「優哉も‥そう思ってるの?」
「まぁな‥俺は弟達のように優秀じゃなかったからな
だから誠も俺以外の奴と仲良くした方が良い
転校生だとは皆が知ってるから
他の奴もオマエの所には来るだろからな」
「優哉は‥それで良いの?」
「構わないよ‥それに昔からだし
"落ちこぼれ"って言われるのは
もう慣れてるから気にするな
‥あ、そうだ実技だけど最初は免除だから
他の人の動きを良く見て勉強した方が良いぞ」
「実技って体育のテストだと思ってたんだけど
‥もしかして違うの!?」
「ああ‥自分の持つアルマとスキルを使って
2つのチームに分かれ戦う模擬タッグ訓練だよ
臨時で2人1組のバディを先生が抽選で決めて
相手チームを侵略者として考えて自分のアルマと
スキルで倒して戦うバトルロワイヤルみたいな形式
最終的にチームメンバーの全滅か
残りの人数が多かったチームが勝者となり
最終的に個人に点数が入るんだけど
全体を監視してるカメラを見て
先生が良い動きをした者とかにも加点してるって噂
今度の期末テスト後だと思うし
また先生からも詳しい説明があると思うけどな」
「へぇ‥それって学園の敷地内でやるの?」
「学園の中で開催する時もあるけど
広い場所を借りて開催する時もあるな
前は砂漠地帯でテストだったから大変だったけど」
「さ‥砂漠‥水場とか貴重そうだね」
「そうだな、チームのリーダーの方針とかで
拠点とか作って水場周りはアジトにしたり
長い期間のサバイバルみたいな感じで
交代で見張りしたりして色々と勉強にもなるぜ
基本的に実技テストはタッグを組んでない者で
同じ学年の生徒が集まっているから
砂漠地帯の時は下の学年に色々と
教えないといけなくて大変でもあったんだけどな」
「へぇ‥タッグ実技って一度だけなの?」
「いや‥筆記テストの後に実技テストがあるからな
砂漠地帯でのテストは俺が
中学生最後の期末テストの時だから」
「僕が来る前にもあったの?」
「ああ‥学年が上がった頃に簡単なテストがな
そろそろ生徒会選挙とかもあるから
立候補者とかでも盛り上がる時はあるぞ」
「早いね‥選挙」
「まぁ一般的な生徒会選挙よりは早いだろうな
俺達って‥いつ何があるか分からないからな
だから普通よりも早いんだよ」
「ちなみに中学の高学年の生徒会長は誰だったの?」
「誠も既に出逢ってるよ」
「え?本当に?誰だろ‥」
「天宮武蔵‥武蔵だよ」
「彼が‥へぇ‥凄いね!
あれ?って事は低学年と高学年で生徒会があるの?」
「ああ‥生徒会は1〜3年の低学年と4〜6年の高学年で
2つ生徒会が存在していて学年が変わる時ぐらいに
立候補者を募集して投票がある形だな
生徒会長への立候補は学年に問わず立候補制で
投票で生徒会長が選択されるんだ
他の役職に関しては生徒会長となった者が選んで
公認して務めている事が多いよ
ただ高学年側や低学年側に立候補がなかった場合には
立候補のあった片側の候補が兼任するか
指名して代表を決める事になってるな
ただしタッグが決まった場合には生徒会は廃止して
国が作った組織に入隊って形になるけどな」
「タッグが決まったら生徒会は無くなるんだね
組織に入隊した後は?」
「国が指定してる義務教育の年齢が来てない俺達は
学業と侵略者討伐の二足の草鞋だな
市民を守るのが俺達の役目だから学業よりは
侵略者討伐が優先されてしまうけどな
クラスはタッグが決まっても変更はされないけど
討伐に行く時は一緒の行動が義務だしな」
「色々と決まりがあるんだね‥」
「そういう事も授業とか周りの奴らから聞いて
学んで学習していくと良い」
「うん‥そうだね‥ありがとう優哉」
「別に良いよ‥此処が寮だけど他に質問とかないか?」
「僕の部屋って何処かな?」
「手帳とスマートウォッチを見せてくれ
確認で少し触るけど大丈夫か?」
「あ、うん、勿論」
俺は誠の手帳と時計を少し触って
彼の情報が書いている所を開く
「此処に書いてるんだが‥あった‥
俺の部屋がある階の近くだな
休憩所とかもあるから気軽に行くと良い」
「本当に色々と教えてくれてありがとう優哉
今から弟さんと会うんだよね」
「ああ‥同じ部屋だけどな
ゆっくり休んだら良い‥また明日」
「うん、また明日」
俺達は同じ寮の階で別れ
各自、部屋にと向かうのであった‥




