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001 プロローグ

米国、某所のスタジアムサーバー。

サーバー内だけで5万人、()()の動画配信も合わせれば、その十倍近い観客が見守る中、観戦用に天井が取り払われた室内迷路では今も尚、弾丸の飛び交う戦いが繰り広げられていた。


「2年に1度! 今回で十回大会となる米国(ステイツ)最強のガンナーを決めるこの大会!! 密かに本物(プロ)の軍人も参加してるっつう本気勝負(ガチバトル)!!! 今年の優勝候補はもちろん8連覇中のチーム《グリーンフード》!」


司会席のピエロに似たアバターの言葉は間違いなく、この試合を見守る多くの米国市民と、それ以外の観客にとっての予想通りのものだった。……少なくとも今朝までは。


戦場を駆け巡るのは第十回大会にして8連覇中の優勝候補(チーム)。明らかに予選で振い落された素人(ゲーマー)とは違う。()()の戦場を知るもの達。彼らの実力は過去の大会のみならず、今朝から始まった大会の予選、準々決勝、準決勝で十分以上に証明されていた。


しかし熱に浮かされたような司会の煽りに観客は誰1人同じ熱を返せなかった。


「そう思っていたぜ! ()()()()()()()


その言葉に、とうとうスタジアムの観客は悲鳴をあげた。


くそっ(fuck)! 当たらねぇ!当たらねぇぞ!!」

背後だ(Check Six)グリーンツー!っ!ちくしょう1人喰われたグリーンフォー!グリーンワンの援護だ!!」

「ダメだ!行くなグリーンスリー!!そっちにはっ!!?」


フィルード上で行われているのは蹂躙劇。それも予選や準決勝で行われていた《グリーンフード》による蹂躙では無い、今、一辺が300メートルという()()フィールドで行われているのは()()()()()()()()()()()()()()《グリーンフード》の蹂躙だった。


一人、また一人とHP(ヒットポイント)を全損して倒れるプレイヤー達に同じ頻度で悲鳴をあげる観客達。


しかし、彼らの悲鳴もフィールドで戦うプレイヤーの決死の努力も『彼女』の行動を何ひとつとして止めることはできなかった。


本来、50vs50で戦うこの大会にたった一人で参加した無国籍プレイヤーの事など、今朝の時点では誰も注目などしていなかった。どうせ予選に出て参加賞でも取りに来た転売屋と蔑むものさえいた。


しかし蓋を開けてみれば、予選はもちろん、その後の準々決勝、準決勝を無傷で、つまり()()()()()()()()突破した少女型のアバターに百戦錬磨の大会王者が遊ばれていた。


「ちくしょう……」


幼い容姿というのは、この場で関係ない。

()()()()()()見た目からくる印象など何の役にも立たないのだから。


「ちくしょうっ……!」


真っ黒な長髪に、おそらくは日本の学生服に似たコスチュームはお世辞にも戦場向きとは思えない。ましてや彼らが今参加している大会はリアル志向の高いシューティングゲーム。身体を守る防弾装備も、長物の重装備も持たない、ナイフとハンドガンの二刀流には、戦略的な利点などないはずだ。


「ありえねぇ……ありえねぇだろっ……!!」


前世紀の画面の中の戦いではない。アサルトライフルを主とした重装備相手に()()の身体を()()に動かす必要があるこの世界で統制射撃を掻い潜ることなど不可能なはずだ。


「なんなんだよ……なんなんだよ……!!」


50vs1の集団戦で、近接戦闘用の装備しか使わない理由など無いはずだ。


「くそぉっ……クソぉぉおおおお!!!」


しかし、彼らのそんな常識を嘲笑うように。

歩き方も知らない子供を諭すように。


少女は最後の一人となったプレイヤーを、あるいは最後の一人として()()()()()チームリーダーを、


「なんなんだよ!おまえはぁぁぁぁあ!!!?」


一刀の元に切り伏せた。

両断される首と、その首からの視点。

チーム《グリーンフード》のリーダーには残心を解いた少女のナイフが、物語(ファンタジー)の世界から飛び出した侍の刀に見えた。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


大会優勝後、景品の授与と大会賞金を受け取った『nameless』(名無し)の少女はそのままログアウトするのではなく運営に用意されていた選手の個人用控え室に戻っていた。


仮想世界特有の空中に浮かぶ(タブ)とキーボードを操り、優勝の際に受け取った景品を電子的に梱包していく名無しの少女は日本(国内)のサーバーにはあまりない、アメリカ特有の甘ったるいチョコレートバーを貪ぼりのがら先の決勝を反芻したいた。


「………………ふぅ」


結果、口から出たため息には若干以上の失望が込められていた。今朝の時点では本物の軍人相手の撃ち合いに期待彼女にとって今日の結末はお気に召さないようだった。


「よく知らないんだけど()()()()()()()ってステイツ(アメリカ)の軍人さんの中でもエリートなんでしょ? 」


シャランと、

ほとんどが既存の素材を流用したと思われる汎用アバターの中で、唯一、一目見て高級な装飾品と分かる(かんざし)を鳴らした少女アバター、名無しの少女こと天童 珀乃は控え室のドアに向かってやはり失望を隠さない声をかけた。


「それとも番外戦術(こっち)が本命ってこと?」


「軍人さん」と、いいささか見た目に合わない古風な口調で大きめの独り言を口にした瞬間、システム的にロックされているはずの控え室のドアが開き、先程決勝を戦った相手選手である『グリーンフード』が次々に珀乃の控え室になだれ込んできた。人数は10人程度しか姿を見せていないが、残りもバックアップで控えているだろう事は説明されるまでもなく理解していた。


ガチャリと、銃を構える彼らの事を珀乃は笑わなかった。

システム的にロックされたはずの控え室に彼らが入ってこれたのだから、競技場以外では使えないはずの銃のロックが外されているのはわかっていたし、彼が絶え間ない銃撃で……厳密に言えばそれに伴うノックバックで何も出来ないうちに自分を制圧するつもりであることも珀乃には分かりきっていた。


しかし、やる気に満ち溢れた『グリーンフード』の面々に反して、珀乃は既に彼らに対する興味を失っているように見えた。


その心境を表現するなら、フリのつもりで退屈な手品を見せているのだと思っていた相手が、実は本命のつもりで芸を披露していたのに気付いた時の観客、に近いだろうか。


「ひとつだけ分からないのは、どうしてこんな事を? いくら連覇が掛かっていたとは言え高々ゲームの大会でしょ?」


自身の言葉通り、珀乃は動機を除いて彼らの思考を手に取るように理解していた。恐らく銃撃の後に自分の防壁(ファイアーウォール)を突破しチートコードでも侵入させるつもりなんだろうと、その後に運営に勝敗に対する疑義でも申し立てる。データチェック中にチートコードが見つかれば珀乃は失格となり彼らは繰り上がりで今大会優勝と9連覇の栄光を得ることが出来る。


いや、もしかしたらもう既に運営には掛け合っていてこの場にいない『グリーンフード』は今まさに自分に対するデータチェックを運営に要求しているのかもしれない。


「……君は理解していない、確かにこの大会はあくまでゲームだがその結果でステイツが受ける損害は消してゼロではない」


そんな予想をしていたからか、きっと自分の事を無視して無言の銃撃が始まると思っていた珀乃の予想に反してリーダーの男(さっき珀乃が最後に首を切り飛ばした相手だ)は少し困惑したような空気を見せた後に軍人らしい簡潔な言葉を返した。


彼のその困惑は、強襲した自分達の動機を珀乃が理解していない事に向けられている様だった。彼らは第一回大会で元軍人を標榜する有名なストリーマーチームが敗北した事で面子を潰されるのみならず米国軍人の実力を過小評価されたことでその抑止力として地位に少なくないダメージを受けてる事も、その評価を覆すためにこの大会で自分たち()()()が優勝し続けなければならないという事実も珀乃は当たり前に把握しているものだと考えていた。


実の所、珀乃は彼らの事情を全く把握していない訳ではなかった。第一回大会で敗北、それも予選で大敗したストリーマーのチームが元軍人であることも、そのため面子を潰された彼らが優勝に躍起になっていることも、知識としては知っていた。しかし同時に抑止力云々については思考が回っていなかった。


まず、いくら本物の軍人……かもしれない参加者が集まるとはいえ司会のピエロの言葉に反して、この大会は、というよりこのゲームは、別に世界有数のゲームという訳では無いし、もっといえば米国最大のシューティングゲームという訳でもない。ゲーム内最強のプレイヤーを決める大会でありながら賞金は1.5万ドル程度だし、同じ形式のゲームでももっと有名なゲームは世界中にある。


それに()()()戦争云々について珀乃のような一般市民がほとんど意識しないという理由もあった。


むしろ、珀乃はリーダーの男の言葉ではなく、言葉を返してきた事実そのものに注目していた。彼の態度からは彼が「もしかしたら話し合いで解決する事ができるのでは」という思考が透けて見えていた。


実際、珀乃の態度から彼はこの大会の影響や、その勝敗からくる影響を珀乃が理解すればチートコードを無理に侵入させるという、現代では誘拐や略取と同等の犯罪行為を犯さなくても事態を解決出来るのは、と考えていた。忌むべき正規兵による非正規戦を(例えそれが仮想世界での電子戦であっても)行わなくても、例えば珀乃の方からチートの使用を()()してもらうといった方法で問題を解決できるなら金銭による解決もよしと考えていた。


「損害ね……」


しかし、彼らはここでひとつ勘違いをしていた。

それは恐らく軍人と一般人からくるギャップではなく、現実に重きをおく人間と、人生のほとんどを仮想世界で過ごす人間の常識からくる齟齬。


もう既に話し合いの機会はないのだというのに。


珀乃はリーダーの男には目線を合わせず、その背後にあるドアを見ていた。


「そのドア、自動的に鍵が掛かるんじゃなくて私が鍵を掛けたんだ」


「…………それが、どうしたと言うだ?」


男の言葉に珀乃は小馬鹿にした様な表情を浮かべたが男はもちろん、グリーンフードのメンバーは珀乃の感情を読み切れていないようだった。


()()じゃ、私たちプレイヤーのデータと私たちが存在する仮想世界のデータは常に切り離されていてそれぞれに個別の防壁やパーソナルデータが存在してる」


()()とは違う。現代のゲームでは、いやゲームでなくてもほとんどの仮想世界ではプレイヤーはゲーム内のデータではなく個人所有のデータでゲームサーバーにログインする。


「貴方たちの銃が大会会場とか外の競技場でしか使えないようにしているのはこのゲームだけど、そのロックがかかってるのはこのサーバーじゃなくて、あなたたちの個人データ、だから銃のロックを解除するのに()()のゲームみたいにこのゲームのシステムを解析する必要も無いし、ましてやこのサーバーに侵入する必要もなかった」


そして、当然、この部屋の鍵を閉めることで入力されたロックのデータのマスターはサーバーではなく珀乃の個人データに書き込まれたものだった。


彼らが珀乃が掛けた部屋の鍵を開けたのは、彼らが()()()()()珀乃のデータに侵入した事を示している。


彼らは多分、現実の常識に囚われてそこを勘違いしてしまった。銃を構えてはいてもまだ撃っていないのだから交渉が(たとえそれが脅し込であったとしても)できるものだと考えていた。


だから、珀乃が返事を期待せずに時間稼ぎのつもりで挺した疑問に馬鹿正直に反応したし、その後も長々と珀乃の言葉を聞いている。


しかし珀乃のような仮想世界に重きを置く人間にとって、例えそれが自身の防壁の外側にあるゲームサーバーのいち部屋のロックだろうと、自分の個別データに侵入された以上、それは宣戦布告の合図ではなく恥知らずな奇襲であり、開戦を告げる先制攻撃だった。


「貴方たちは私のデータに触れた……」


珀乃は言葉とは裏腹にそれほど怒りを覚えているようには見えなかった。しかしそれは珀乃がグリーンフードのもの達を、長々と自分の話を聞いて時間稼ぎにまんまと引っかかっているグリーンフードのものたちを見下しているがゆえの勘違いだった。


珀乃のセリフに不穏なものを感じたんだろう。


システム起動(コードキャスト)年老いた蜘蛛(オールドスパイダー)…… !!」


珀乃が退屈なようにも疲れたようにも聞こえる声で、そう呟いた瞬間、目を見開いたグリーンフードのリーダーは即座に彼の部下に指示をだした、それは珀乃に対する銃撃の許可であると同時に、珀乃に対する電子的な攻撃の許可でもあった。


だが、その直後始まったリーダーを含めた10人からなる統制射撃はただの一発も珀乃に届かなかった。最初の弾丸が珀乃に届く寸前、30cmほど手前で紫色の障壁がそれを邪魔した。


障壁にあるimmortal(イモータル)の文字。

それはこのゲームにおいて破壊不能のオブジェクトを攻撃した際に現れるエフェクトだった。プレイヤーへの非戦闘区域での攻撃を銃のロックや、ナイフや近接戦闘の攻撃力をゼロにする形で禁じているこのゲームでは、本来プレイヤーには付与されないはずの不壊属性。


それがいちプレイヤーに付与された違和感に彼らが気づくより早く、珀乃の足元にエラー表示に似たいくつかの(タブ)が現れた。


そしてそこから溢れ出すように現れたのは無数の蜘蛛だった。


大きさはそれほどでもない、現実で言えば大型のタランチュラ、例えばゴライアスバードイーターなどに似た姿だったが、仮想世界の基準で考えれば決して大きくは無い。


「……っ! こいつらは……!?」

「撃てっ……! 撃つんだっ…………!!」


しかし数が異常だった。

珀乃の足元の窓からは留まることなく蜘蛛が現れ、あっという間に部屋を覆い照明を隠す。


男の声で(リーダーではない)止まっていたグリーンフードの銃撃が再度始まる。マズルフラッシュが部屋を照らす中、意外なことに仮想の銃弾は蜘蛛を殺す事ができた。蜘蛛にはそれぞれHPが設定されていた。


多分、それは珀乃の罠だった。

自分達の持つ銃で殺せる。だからドアの磨りガラスから見える薄暗い廊下の照明だけが部屋を照らす中で、リーダーではない男が発した命令に従いグリーンフードの面々は銃撃を続けてしまったし、その銃声にかき消されてリーダーの指示は聞こえなかった。


現実ではどんな難敵にも恐怖を見せず戦い、そして勝利できる彼らは、しかし仮想の世界での現実ではありえない恐怖にあまりにも無防備だった。


「グリーンツー射撃やめ!!……打つのをやめろジョージ……!!!」


だから、リーダーの声がやっとグリーンフードのメンバーに届いた時、全てが遅かった。部屋の壁はドアも含めて無数の蜘蛛に覆われて、真っ白な地面が見えるのは珀乃とグリーンフードのメンバーの足元のほんの僅かな空間だけだった。


「侵食防壁……」


グリーンフードの一人、仲間に銃撃するように叫び、リーダーにそれを咎められたジョージと呼ばれた男はそこでようやく珀乃が何をしたのか理解したようだった。


「全員ログアウトだ! このゲームから離脱しろ!!」


ようやく通ったリーダーの指示をグリーンフードのメンバーは即座に実行した。


「アイログアウト!」

「離脱っ!!」


各々が設定した離脱コード。しかしそれらの言葉はひとつして実行されなかった。もうこの時点で控え室の制御件は運営の手を離れ、珀乃が掌握していた。


「さてとやり返しはこのぐらいかな……恨まれたり追っかけられたりするのも嫌だし」


珀乃の言葉に何人が縋るような目を向けた。彼らはこの場にいる無数の蜘蛛が単なるオブジェクトではなく、肌を這い回る感触も噛まれる痛みも再現された現実と変わらないデータを持つものだと理解していた。


既に戦おうだとか交渉しようとする気は無くなっていた。相手の防壁を破る攻勢防壁だとかそれから身を守る防壁と違い、侵食防壁を使えるのはごく1部の超一流と呼ばれるハッカーだけ。グリーンフードを補佐するハッカーは一流ではあっても超一流ではなかった。


故にずっと退屈そうに、疲れたようなジト目でグリーンフードを見ていた珀乃がくらい笑みを浮かべた瞬間、グリーンフードの隊員達は怖気が走ったように身を震わせた。


「……だから、多分3()0()()()()()()脱出出来ると思いますよ?」


それを合図にしたように無数の蜘蛛がグリーンフードの団員たちにに襲いかかる。半狂乱になりながらアサルトライフルを撃ちつくす彼らを尻目に、珀乃はいつの間にか錆びてボロボロになった簪をその場に残して消えていた。


彼らが不幸だったのは、彼らが軍用の仮想端末(コフィン)を使っていたことだ。


市販のコフィンにはゲーム内での異常等でログアウトが出来なくなった場合に備えて緊急脱出コードが存在しているし、プレイヤーの心拍数などから異常を検知した場合は強制的に接続を断ち切る安全装置もある。それに痛覚についても市販品のコフィンであれば構造上、再現できないようになっている。


だが、グリーンフードの面々が使っていた軍用コフィンは実際の戦場を前提とした軍事訓練で使用する都合上、これらの安全装置は外されていたし、実際の戦場で足が竦まぬように痛覚についてはむしろ現実より強く感じるように設計されていた。


ゲームの外でグリーンフードを監視、補佐していた人員も珀乃が流したダミーデータのせいでAIが作った意味の無い会話を続けている珀乃とグリーンフードを長々と見守っていたし、ゲームの運営に限っていえば珀乃にサーバーの一部が乗っ取られている事に気づきもしなかった。


結局、外の人員が異常に気付きグリーンフードのメンバーとコフィンの接続を切ったのはそれから37分後の事だった。









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