猫の手も借りたい
ブラックな会社に勤めている俊輔。働きすぎにより突然視界が真っ暗になり、俊輔はそのまま気絶をした。そして、目を覚ました先には!?
俺は竹本俊輔、35歳。サラリーマンです…
今俺は仲間と共に残業をしています。
カタカタ… カタカタ
キーボードを叩く音。この音を聞くだけで背中がゾワッとする。
「お前…何日寝てないの?…」
「あ…守宮さん」
守宮さんがストゼロを持って話しかけてきた。
「へへ…自分もう2週間は寝てないっすよ…」
「少しは仮眠とりなよ~…ちなみに俺は3週間寝てないけどね」
「すげええ…」
そう。この会社はブラックである
一つの仕事を終わらせたらまたもう一つの仕事がくるという…まさに終わらない地獄
おまけに期限はめっちゃ短いし、上司はセクハラパワハラくそ野郎なのです。
しかし、こんな会社で俺は2年勤めています。
なんならこの2年で退職した人は2,3人でした。
こんな会社を誰も辞めないのは、とてつもなく給料がいいからです。
何度も退職届を出そうとしましたが、貯金したいとか、就職先がすぐに見つかるのか?とか、そんな理由で躊躇ってしまうのです。
だけど毎年お医者さんに怒られています。
「休め!!!!!」
最初はあんなに優しかったお医者さんも今ではもはや命令口調!
いや~分かってるんだけどねえ…もし休んだら俺の分の仕事は皆に分けられるわけでしょ?
只でさえ自分の仕事に手一杯なのに、ねえ?なんか申し訳ないじゃん…現に俺も昔一人休んだ人の分の仕事したけどふっつーに休んだ人を憎んだからね!?
だから……ん?
あ、あれ?なんか視界の隅が黒くなって来たんだけど
なにこれどんどん視界黒くなってるって
ちょ怖い怖いなにこれなにこれ
ちょ待……クラッ
ドンッッ!
なにかにぶつかる音がした。
「~~!?~~~~すけさん!?」
聞き取れないが守宮さんの声がする。目で見ようとしたが、視界が黒くて見えない。
手を動かしている感覚がない。
痛覚もなにもない。守宮さんの声も段々小さくなっている。
………え?もう死ぬの?
もっと豪遊したかったよ?童貞捨てたかったよ?35歳だよ?まだまだわかいよ?
死にたく…ねえよ
「…………ッッぷはあっ!!!!!」
俺は汗ダラダラで起きた。
「はあ、はあ…よかった。助かっ…………」
俺は唖然とした。俺が目にしたのは、先が見えない原っぱだった。
「え?」
え、なにこれ
え?
何も言葉が出なかった。頭の中がごちゃごちゃになっている。
ドッキリ…なのか?それか夢?
ドッキリなら何処かにカメラがあるはず!!!!!
……てかここ原っぱだし。カメラ置くところないし
「……夢だな。うん夢。」
せっかくの夢なんだし楽しみ尽くさないとな!
ええまずは定番の、俺は空を飛べる空を飛べる空を飛べる………
「あれ?空飛べねーじゃん。」
美女現れろとか、食べ物出てこいとかいろいろ念じて見たけど全然できない
「なんだよ、夢って全然融通きかねえじやん」
まああれか、意図的に出すのは無理なんだろうな。うん。
俺は横になって、目をつぶってどうするか考えていた。
そうだなあ…願いとかは叶えてくれるワケじゃないし、空にも飛べないし超能力も使えないのか…今の俺に出来るのは…
原っぱを探索することだな!!
「よし!決めた!」
そう言って目を開けた。
「うわっ、眩しッ!!」
俺は太陽を隠すように手を目の上に移動させた
「んん~?」
俺は手を見た。なんか手が…丸っこくね?
この手…まるで…
「猫じゃん」
初投稿です。言葉がおかしい所は温かい目で見てね⭐