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努力厨の成れの果て
俺は自分で言うのもなんだがかなり恵まれた人生を送ってると思う。
一流と言っても差し支えない大学を卒業した後、日本でも指折りの大企業に就職。
学生時代からの恋人とはそろそろ結婚も考えている。
それもこれも俺が「頑張った」からだ。
最近の底辺どもは努力をしないくせに、やれ国が悪いだの親ガチャが失敗しただのほざきやがる。
「お前らの努力が足りないんだよ」
俺は頑張ったからこそ今の生活がある。高収入な仕事、可愛い恋人。
そう信じてた。あんなことになるまでは。