平凡とは何ぞや?
小説は初投稿になります。
自分も書いてみたい!という思いで始めました。稚拙ではありますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。
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突然だが、俺、羽嶋修平は平凡な男である。勉強?良くても中の上。スポーツ?できないことはないが、対して特筆するようなものでもない。ルックス?少々目つきが悪い。でもそれも服装や表情次第だろう。性格?優しさなど人並みにしか持ち合わせていない。現在高校2年生であるが、特に今まで彼女になってくれるような女性にも会ったことがない。それはなぜか、前述のとおり、平凡だからである。
そんな俺がなぜいきなりこんなことを思うのか。原因は俺の趣味だろう。もともと読書好きであり最近ネット小説をよく読むようになったが、「平凡なモブキャラ」を主人公にした小説を自分と照らし合わせてよく読む。だが思うのだ。
(いや、こいつらのどこがモブキャラなんだ?平凡はどこへ行った?)
と。
そもそも美人な知り合い、幼馴染がいる時点でモブでも平凡でもない。モブや平凡な者の知り合いは、得てして同じようなモブである。そんないかにも登場人物な知り合いがいる時点でモブではない。
とまあ、そんなことを言っても仕方がないのだがそんなことを思う今日この頃である。
そんな俺にも友人とも呼べる人間は二人もいる。いてくれる。そこに関しては俺は人並みに感謝している。まあその友人たちも当然ながらモブなわけだが。
「おい、どうしたんだボーっとして。話ちゃんと聞いてるか?」
「でた、羽嶋の妄想癖。こうなったら呼びかけるだけじゃ無駄だよ。」
俺に話しかけたおしゃべりが中川幸平。そして現在進行形で俺に失礼なことを言っているのが笹山透。
「ちゃんと聞いてるよ。失敬な。」
「えっ...珍しいな、修平が話聞いてるなんて。」
「そんなのはどーでもいい!見ろよ修平。この小説の主人公、こんなモブがいるか!?」
「いないね。生徒会長に顔を覚えられている時点でギルティ。」
「そうだね、そこに関しては僕も全面的に同意。」
これは、自分たちが平凡であることを十分自覚し、だからこそ平凡であることに対しておかしなプライド...まあいいかえればコンプレックスとも呼べるようなものを持った、3人の男子高校生の、いたって平凡な平和に満ちた物語である。
「「「こんなのはモブじゃない!」」」