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『或る小説的思想集』

『空間と形からの思想』

『空間と形からの思想』



心が存在する時、相手の心は消える。

心が存在しない時、相手の心が発生する。

すべてを失ったら、すべてが手に入るなら、何かに負けた方が、勝ちだろうか。



砂の存在と出会った場合、その時点で、存在は砂になっている。

砂の観念と出会った場合、その時点で、観念は砂になっている。

果たして、空白は、可能だろうか。



不均等な人間になりたくないために、人間は努力する。

しかし、努力が成長を妨害する。

最終的に、結果は結果論に収束するのみである。



落下する白昼の、心の中は闇である。

闇に気づかないのが、社会の闇である。

何かを叫んだら、本当の幸福は降ってくるだろうか。



気付かないふりをして、有罪を無罪にすることは、難しい程に、簡単である。

しかし、心象に、傷は残る。

本当に救われるべきは、何かを見た、傍観者である。



空間と形は、何度も繰り返す波の所作に酷似している。

声がそれらの矛盾を突き放す。

痛みが、世界の苦痛を包囲する。

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