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制裁フラグ作っちゃったかもしれません……!

感想が嬉し過ぎて、更新してしまいました。(๑´ㅂ`๑)

今回は別視点が二人います!

転校生×鬼畜同室者フラグ最高!!……………と、俺が当事者じゃ無ければ叫んでいた自身はある。そう、()が当事者じゃ無ければな!!


「俺の言葉が頭に入らないのはこの耳のせいか?(ニヤ」


俺の耳元で海人(?)が、色気の含んだ声で呟いた。

俺がやっと海人に押し倒されてると言う状況を理解出来たところなのに、こうも余裕のある顔でいられるとイライラするな……。


ーーカプッ…。


「ふにゃぁっ!!」


そんな下らない事を考えていたのが悪かったのか、海人は俺の耳を甘噛みしたあと、優しく耳の周りを舐め回し、最後に俺の耳たぶを甘噛みしてから、俺の耳たぶちゃんから離れた。


よは、俺は海人に耳をペロペロされたのだ。


ーーキッショ!


その一言に尽きる。そして海人に耳を甘噛みされた時、人によっては喘ぎ声に聞こえもしなくもない声を出してしまったのは痛手だ。


「ふぅ~ん……、結構可愛い声出すんだな、お前。(ニヤ」


「っ!?」


止めろ!!傷口に塩を塗るな!!


「それにお前……、誰かに似てるような?……ガハァッ……!」


「俺の昴に何をしているんです……?(黒笑」


「兄貴……?」


俺が海人に傷口に塩を塗られた後、何かをいいかけた海人は、全てを言い終わる前に兄貴の手によって気絶させられた。ハッ!ざまぁ。


「昴!コイツに何かされた!?」


「コイツって、海人の事?」


俺が海人の名前を出すと、途端に焦った顔から視線で、人一人射殺す事が出来るんじゃないかと錯覚してしまいそうになるほど鋭い目付きになった。


「昴……。コイツの名前をその可愛い口で言わないでよ……。



昴が汚れちゃう。」


兄貴は、何かを押し込めるかのように、そして、願うように呟いた。


「大丈夫?兄貴。」


「あ、ああ………。アイツは余り実戦経験が無いみたいだったから、直ぐに気絶させられたよ。俺に怪我を負わせられるような実力のある奴でも無かったからね。」


確かに、兄貴が海人相手に怪我を負うのはありえないと分かってても少し心配したけど、今聞いたのは兄貴が心配だったから何だけどな……。


とても儚くて、今にでも消えてしまいそう顔だったから………。


でも、その理由は聞いちゃいけないような気がする。まっ!俺の頼りにならない勘何だけどな(笑)


「それより兄貴!」


「何?昴。」


「生徒会役員の人達はどうしたの?」


「ああ……クスッ」


黒っ!笑顔が黒いよ兄貴!!……ああ!?さては俺の居ない間に萌えイベントが発生してたとか!!


あああああああああああああああああああああああ!!!


何故俺は目の前に萌えがあれば、先の萌えは考えず目の前の萌えに飛びつくのだろう!!


ーーでもそれは、腐男子、腐女子の特権だ!!だよね(泣)!!


「昴が何を考えているのかは大体予想は付くけど、敢えて聞かない事にするよ………クスッ」


笑われた!!てかさっき一瞬シリアスになったのは気のせい??シリアスの『シ』の字も無いよね!!今!


兄貴切り替え能力が恐ろしい!!!



※※



「アイツって、海人の事?」


昴の可愛らしい口から、今さっき気絶させた奴だと思われる奴の名前が出てきた時、俺の中で昴に会う度に、日々どくどくと音を立てて俺の心の中で生まれてくる感情がまた俺の中で生まれるのを感じた。


ーー愛しているから。


永遠に俺しか分からない所に閉じ込めたくなる。


俺以外の名前を呼ぶのなら、その喉を潰したくなる。


俺以外を映すようなら、その目を抉り取ろうかと思ってしまう。


その、絹のように繊細な肌を俺以外の誰に見せたり、触れさせたりさせたりなどしたら俺は、気が狂う程におかしくなる。


何処かで昴の事を考えている輩がいると思うだけでそいつを殺したくなる。


でも、そんな事をしたら、昴は昴じゃ無くなってしまう。


………そして、そんな事を考えている俺自身がひどく醜く感じる。


「昴……。コイツの名前をその可愛い口で言わないでよ……。



昴が汚れちゃう。」


つい反射的に口から零れ出た言葉だった。

きっと俺の顔な酷く歪んでいるのだろう。でも、昴に会う度に溢れ出してしまいそうになるこのドロドロとした感情は、これから昴に会う度に生まれてくるだろう。


もし、その感情をこのまま放置していたら、近いうちに願望を実行してしまうかもしれない。

そんな事は絶対にしたくない。昴を傷つける事だけは絶対に…。だから…………



ーー俺に昴を傷つけさせないでよ………、昴。




※※



(??視点)



要様は皆に平等な方だ。いつもニコニコと笑顔をキープしていて、それ故に誰とも一線を引いている印象も見て取れる。


だけど意外に家庭的な所や、世話焼きな所も要様の魅力だ。

そんな要様を狙う奴が湧かない筈もなく、その中に、大規模なファンクラブを持つ、生徒会会長。生徒会副会長。生徒会会計。生徒会書記。の奴らも混ざっている。


とても目障りだ。


だか、一番気に食わないのは、要様の弟の『神崎昴』。要様は、神崎昴の事を話す時は、素の笑顔でとても楽しそうに笑う。


だけど、ふと一瞬寂しげな表情をするのだ。どんな時でもポーカーフェイスを崩さなかった要様が、弟の神崎昴の話をする時に笑顔になるだけではなく、神崎昴の()に悲しい顔も見せるのだ。


羨ましい。要様にあんな表情をさせられるのは神崎昴だけだ。俺にはいつも決まって毎日同じ笑顔しか見せてくれない。


だから、本当は要様にあんな表情を向けられている神崎昴に嫉妬しているだけだと分かってているけど。


要様にあんな悲しい顔をさせた報いだと自分にいい聞かせて、今日入学して来る予定の神崎昴を探す。



ーー親衛隊一同、神崎昴に制裁行う為に…………。

見て頂きありがとうございます!!((o(*>ω<*)o))

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