さよなら、元の世界
小村家の家族は、雪兎のことが大好きすぎて高性能になった方々です。
両親は、家族LOVE 姉はゆきとLOVEで
特に姉はゆきとのために出来る限りのことをしてきた人です
小村家の話はいつか書きたいと思っています
駅伝当日の早朝
僕は昨日準備した荷物を持って玄関に向かう。かなり早い時間のため、両親もお姉ちゃんも起きていない
「行ってきます」
小さな声で言った
家族は今日見に来てくれる事になっているが、僕が出走するまではかなり時間があるので先に行くことにしていた。それに僕が家を出る時に家族が起きていると出る前に長いハグをする事が多いため、あえて起きてこないであろう時間に出ることにした
季節は秋になっていて、様々な木々が紅葉していてすごく気分がいい。しかし、早朝はとても寒く、寒がりな僕にはつらい時間帯である。早く集合場所に到着しようと重い荷物を抱えながら走ることにした。辺りには人も車もほとんど無く、まるで一人だけの世界のように思えた
集合場所である駅に近い道を走っていると一人の女性が横断歩道を渡ろうとしていた
すると、かなりのスピードで走っている大型トラックが近づいてくる。信号は赤で、止まらないとダメなのになんで?さらに、女性は気づいていないのか横断歩道を歩き始めた
「危ないですよ!早く走って!」
僕は珍しく大声で女性に呼びかけたが気づかなかった。女性はイヤホンを付けて、スマホを操作していた。とっさに荷物をその場で捨てるように投げ出し、全力でかけ出した
女性までの距離は25mくらい 全力で走れば間に合うと思った
大型トラックは以前スピードを下げること無く進む、運転手は寝ているように見えた。女性までの距離5m、あと少しで届く。トラックも信号の下をくぐった もう時間が残されていない。女性に近づいた瞬間、僕は全速力のまま体当たりをした。無抵抗の女性はその衝撃で前に押された
「よかった」
そう僕は小さく呟いた
女性の危機を守る事が出来たことへの安心感からそう言った
しかし、僕は体当たりをした時に足が完全に止まってしまっていた。トラックがもう目の前に来ている所で
その後、僕の意識が飛んでしまった
いや、正確には僕の体ごと飛んでしまった
最後まで読んでいただきありがとうございました