湯陶里市へ ようこそ
湯陶里市湯陶里町。
この町は四方を山に囲まれた総人口が五万人にも満たない市の中にある小さな町だ。
いで湯と陶芸の里として町の中心には開湯以来千三百年経つ湯陶里温泉があり、その入口にはあたかも竜宮城を思わせるような竜宮門という名の国の重要文化財がある。
名物は一個十円の小さな温泉饅頭。
老夫婦が毎朝早起きしてもうもうと湯気をあげながらつくる十円饅頭は素朴で美味しいと、往年来のファンがいる。
特産品はリラックス効果のあるレモングラスというハーブ。
緑茶とのブレンドが口に馴染みやすい。
そしてそれに近日オープン予定の館内に大手コーヒーチェーン店を併設した新しいスタイルの図書館が加わるそうだ。
自然豊かな町で四方をぐるりと囲む山の合間にあるこの土地は、昔からの言い伝えで龍の住み処だったいう伝説があり温泉で傷を癒していたなどの話をはじめ、各所に龍にまつわる話が伝えられていて、龍にちなんだ地名などが存在する。
観光アピールをするマスコットのゆるキャラは頭にタオルを載せた極楽顔の龍のユドラー君だ。
町の中央地区の温泉街は飲食店や商業施設が軒をつらねているが、車で少し行けぱ田園や畑が広がる田舎風景になる。
全国的な知名度は、それほど高くはないこの町だが、雰囲気は概ね平和的で昔ながらの住民にとっても、この町を訪れてる者にもそれなりの安らぎを与えるだろう。
いつか近くに足を運ぶ際は是非訪れる事をおすすめする。
きっと素敵な出来事が貴方を待っていることだろう。