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Limit Break Online  作者: 円連
第三章:出撃、サーシャ小隊
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第七十四話 ミッション6:【旗艦奪還】

 四月三日十六時、カララ王国の支配宙域にて黒軍所属の一部隊とBFAカララ大隊が交戦、黒軍部隊長の名はサーシャ、僅か十機のAQAを率いる小隊ながら、奮戦著しくカララ軍を圧倒するが、撤退するカララ大隊を追撃する協定違反を犯す。この際、エース機と思われる二機のAQAの反応が消失。この直後、戦闘特化型のクイーンカララ及び、キングカララが戦闘宙域へと空間転移しサーシャ小隊と交戦、サーシャ小隊旗艦を拿捕する。この際、旗艦に搭乗していた隊員は隙を見て逃走、カララ王国主星カララへと持ち帰ったのは旗艦のみとなった。

 四月三日二十三時、奪われた旗艦を取り戻すべくサーシャ小隊はカララ星へと侵入するもキングカララがこれを撃退、四月四日から四月五日にかけての攻勢にも負けず、二度の撃退を果たす。

 四月五日十六時、四度目の侵攻作戦ではサーシャ小隊が見事宿敵キングカララを打ち破り、東側城門を突破するも、キングカララを率いるキングオブキングスカララによって撃退される。

 四月六日二時、サーシャ小隊はカララ王国空母カララドームを占拠、今もなお徹底抗戦を続けている。


「こちらメイプル、隊長、空母内物資を武器弾薬に変換しました。これが最後の補給物資になります」

「了解、直ぐにこちらへ持ってきて、チナツ、そちらの状況はどう?」

「相も変わらず、うじゃうじゃ寄って来ますよ」

「こんなにおったら目を瞑って撃っても当たるっちゅうねん」


「サクラ、そっちはどう?何とかなりそう?」

「駄目です。ここもコントロールルームではありませんでした。隔壁を降ろす機能しかありません」

「了解、隔壁を閉ざせるだけ閉ざしたら探索を続けて」


「こちらホーリー、四時の方向よりクイーンカララの襲来を確認、今回も一機のみです」

「了解、ナックの居る第三十三格納庫へと誘導して、ナック、一機で大丈夫?」

「ああ、エネルギーも修理も完了してる。あと三回は連続でいけるぜ」

「…分かったわ。無理をしてでも撃破してちょうだい」


「こ、こちらウェス、九時の方向よりキングカララが来たよ!」

「…今回はここまでの様ね」

「まあ、しゃあないな、これまでより粘れた方とちゃうか?」

「防衛戦に切り替えましたからね。粘れて当然です」


「ちょうど十時か、あと三時間で始まるな」

「あと三時間じゃ、間に合わないか…」

「三時間じゃね」

「ですね」


「あの~、隊長」

「なぁに?サクラ」

「自爆ボタンみたいなの見つけちゃったんですけど…」

「あら、夢が膨らむような装置があるのね」

「どうしましょうか?」


「敵を空母内に引き込めるだけ引き込んで自爆ってのはどうだ?」

「今更ソウルを稼いでもしゃーないやろ、軍団戦が終わったら全部無くなるんやで」

「キタさんの意見には反対です!例え遅れたとしても、例え間に合わなくても、諦めたくありません、きっと来てくれるって信じてますから」

「そうね、どちらか一人でも来れば逆転は可能だと思うわ」

「正直、どっちが来ても無理なんとちゃうか?そら王様蜂やったら倒せると思うけどな、でもあのボスには敵わんやろ」

「・・・」

「・・・」

「た、倒せます、オヅヌさんなら倒してくれますよ、きっと!」

「まあ、希望は捨てないようにしようや」

「そうだよ、トウマもオヅヌも、もう直ぐ帰って来るよ」

「そうやったな、僅かな希望でも捨てたらあかん約束やったな、すまんな、士気を落とすようなことゆーてもうて」


「全機に通達、戦闘を放棄し、サクラの居る自爆部屋に集合、蜂どもを巻き込めるだけ巻き込んでやるわよ!」

「「「了解!!」」」






「あの~、隊長」

「なぁに?サクラ」

「私、自爆ボタンを押す勇気が出ないんですけど…」

「…私も無いわ…」

「え~っ!?」

「ほんなら俺が押そか?」

「…優しく押してくださいね」

「優しく押しても結果は一緒でしょ」

「今のセリフ、なんかええなぁ」


「では自爆はキタに任せます。最後の隔壁が破られたら押してちょうだい」

「りょ~かい」




「あの~、隊長」

「なぁに?サクラ」

「来ませんね」

「…来ないわね…」




「あの~、隊長」

「なぁに?サクラ」

「蜂さんのマーカーが減ってませんか?」

「…確かに減っていってるわね…」




「あの~、隊長」

「なぁに?サクラ」

「もしかして…」

「もしかして?」

「来たのでしょうか?」

「あん?呼んだか?」

「来たのかしら…」

「なんや、二人して」

「来た」

「来た?」

「来た!」

「来てくれた!」

「「「来たーーー!!」」」

「なんやっちゅうねーん!」





「・・・きこ・・・た・・ち・・聞こえるか?・・・隊長・・・・・サーシャ隊長、皆、聞こえているか?」

「・・お~い、聞こえたら返事してくれ、トウマだ。みんな~、無事か~?」



「「オヅヌ!」」

「「トウマ!」」

「…ああ、二人して…帰って来たんだ」



 四月六日九時、カララ王国にて突然、異空間ゲートが出現、現れたのは二機の黒軍素体と思われる機体、素体ながら驚異の戦闘力を発揮し、カララ王国内を縦横無尽に荒らしまわる。

 同日十時、全カララ兵が正体不明の二機へと迎撃に向かう。同時間、素体二機とサーシャ小隊が合流、機種は違えども正体不明の二機は宙域戦闘時に突如消えたエース機と推測される。

 同日十一時、エース機二機を先頭にカララ城中枢へと侵攻、決死の抵抗も空しくクイーンカララ隊、及びキングカララ隊は全滅、激闘の末、キングオブキングスカララを撃破、旗艦を取り戻し本国へと帰還する。


 この侵攻戦により、クイーンオブクイーンカララは無条件降伏を宣言、実質カララ王国は滅亡、主星カララ並びに従星カーラム、従星カムーラが黒軍の支配地域となった。尚、クイーンオブクイーンカララを含むカララ族は惑星ハニカムの衛星、蜜月ヨウホーへと移住、エネルギー物資の生産に尽力する事となる。


『カララ隆盛記』が編纂され『カララ興亡記』となりました。

『カララ興亡記』が歴史書として六軍に登録されました。





― 達成条件を満たしました。ミッションクリアです。 ―


・・・

・・・

・・・リミットブレイク改編作業開始


 ピピ、ピッピピ。

『ミッション6裏面クリア』

 ピピピッ。

『黒軍の勢力が13増加しました。』

 ピピッ。

『現在、軍団戦が行われており勢力値の変動は軍団戦終了後となります。』

 ピピッ。

『白軍50、赤軍41、青軍38、緑軍44、黄軍56、黒軍38』

 ピピピッ。

『サーシャ小隊、リミットブレイク条件を七つ達成しました。』

 ピピ。

『難易度★12のミッションまで参加可能になりました。』

 ピピ、ピッピピ。


・・・

・・・オウガデスによるリミットブレイク改編作業への介入を確認

・・・保護機能発動リミットブレイク改編作業強制終了

・・・

・・・失敗しました

・・・リミットブレイク改編作業継続


 ピピッ。

『パイロットネーム:オヅヌとオウガデスとの接触に関する記録が抹消されました♪』

『パイロットネーム:オヅヌとライムとの接触に関する記録が抹消されました♪』

『パイロットネーム:トウマとオウガデスとの接触に関する記録が抹消されました♪』

『パイロットネーム:トウマとライムとの接触に関する記録が抹消されました♪』

 ピピピッ。

『『カララ興亡記』が一部修正されました♪』

『軍団戦終了後に黒軍の勢力値変動は行われません♪』

 ピピピッ。

『サーシャ小隊、リミットブレイク条件を三つ達成に改竄されました♪』

 ピピ。


・・・リミットブレイク改編作業終了

・・・

・・・

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