離縁は覚悟しています
騎士団長であり、公爵家当主でもある夫から手紙が来た。
結婚してからずっと愛人宅で暮らし、一人息子が生まれてから4年もの間、私たち母子が暮らす公爵邸に寄りつきもしなかったのに。
手紙には、第二子をもうけるため閨の支度をしておくようにとあった。
しかも生まれた子どもは夫の手元で育てるという。
私は、息子が生まれた時にかいま見た、前世の夢を思いだした。
結婚してからずっと愛人宅で暮らし、一人息子が生まれてから4年もの間、私たち母子が暮らす公爵邸に寄りつきもしなかったのに。
手紙には、第二子をもうけるため閨の支度をしておくようにとあった。
しかも生まれた子どもは夫の手元で育てるという。
私は、息子が生まれた時にかいま見た、前世の夢を思いだした。