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お見合い  作者: いづる
9/29

第9話 私の気持ちは‥

『ピッピッピッピッ』キャッチが入った。

「ごめんなさい。キャッチが入ったのでちょっとでます」そう香菜に断る。


「もしもし、翔太です。先からかけているんだけど。長電話だなあ」


「‥‥まだ、長いことかかりそうだから、明日私の方からかけるわ」


「今日のこと、俺は別に悪くないと思ってる。でも、あなたとこのまま会えなくなるのは嫌なんだ。その電話終わったら、何時でもいいからかけてくれないか?手短にすませるから」


「気持ちは‥わかったわ。じゃあ、あとでね」そう、こんなところが嬉しい。


「あとで」


◆◇◇◇


 「ごめんなさいお待たせしてしまって。まだ、そんなには会っていないんだけど

私のお見合い相手なの」香菜に正直に話す。


「お見合いって! さっき言ったように私と武ちゃんとは何にもないんだし、よりを戻すんでしょう⁈」


「武人とは社内恋愛で年下だったし、結婚なんてまだ考えられないだろうってずっと思ってた。だから会社の人にばれないようにって常日頃から意識もしていた。でも心のどこかで結婚を望んでいたかもしれない。だから結婚してるって知ってからは、彼を忘れるためにお見合いをしたの」


「でも、武ちゃんとはお互いに障害はないんだから。愛した人と結婚しなくて後悔すると思うのよ」


「あなたは、ずっと支えていてくれた武人がいなくて大丈夫なの⁈」


「わ わたし? 私には、愛している人がいるもの」


「私には、あなたがちっとも幸せそうに思えない。自分を苦しめる愛は、愛とは言わない‥‥と思うの」


「‥‥」


「とにかく私は、今の彼とこの先一緒に歩んで行きたいと思ったの」喧嘩⁈ばっかりだけれど‥うふふ


「よくわかりました。もう、何を言ってもあなたの意志は決まっているのね。今日は長電話になっちゃって、ごめんなさい。それじゃあ失礼します」


「はい。私もうまく自分の気持ちを、伝えられたのかわからないけれど、武人‥さんにもそう伝えてください」そう言って切った。


『ハアー』とても疲れた。

時計を見ると、11時をまわっていた。翔太に電話をすると言ったけれど、もうそんな気力はなく簡単なメールを発信して寝てしまった。

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