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事件簿3.なくなった朝食事件〜エピローグ〜
カフェに到着し、ユウロピーはあれこれメニューを見ながら楽しそうにしている。
「やっぱり、こういう朝ごはんも悪くないね!おじさん、何頼む?」
おじさんはユウロピーを見ながら、無言でコーヒーを指差した。
「俺はコーヒーだけでいい。朝から重いものは無理だ」
「ふーん、じゃあ私はパンケーキにしようかな!」
ユウロピーは笑顔でメニューを決め、注文を済ませる。
カフェの窓からは太陽がゆっくりと昇り、穏やかな朝が続いていた。
朝食を楽しみながら、ユウロピーは次の事件を期待しているかのように、どこかワクワクした表情を見せていた。
おじさんはコーヒーを飲みながら、ぼんやりと窓の外を眺めていた。
「まったく、朝からこんなに騒がしくなるとはな…」
しかし、どこかその騒がしさが心地よく思えてきたのか、おじさんは微かに微笑んだ。
そして2人は、次の「小さな事件」に向けて、新たな1日をスタートさせた。