表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エスパー投手は彼女に夢中(甲子園に行くぞー)  作者: 駄犬
大騒ぎ野球チーム誕生
69/195

69.秋季大会(物凄い物を見た。本当に見えた?)

9月になり秋季予選が始まった。

タマチカのブロックに何故かN大付属があり大本命。

ショータが完封する他勝ち目はないと予想されていた。


そのショータだが、恋愛ドンクサの頂点を極めていた。

心理的ショックを受けたせいかもしれないが、

他の方法ではダメかと言ってお姉ちゃんにバカ、口頭でと念を押されていた。

野球部員達がバカップル(もうカップルと思っている)に呆れ、

心晴が美月がショータの話ばかりすると言い始めた頃、美月は言った。

「しゃーない。明日から秋季大会やから試しに付き合ったる。

 その代わりがんばりや。」

ショータがうん、頑張ると飛び上がるまでは想像通りの美月だったが

(いきなりハグ、とかキスは無いと思ってたけど、手も握らずか。

 気の利いたデートプランとか用意してないのかな?)

若干不満だった。 まあその後、ファミレスでショータに奢らせ

楽しくおしゃべりしたので機嫌は良かった。

美月はオカンの言う通り自分がリードする事にしたのである。


さて、モラルベリハイ、エネルギー充填〇×%のショータは凄かった。

対戦相手が弱かったせいもあるが、全打者三振が見れるのではないかと

思った程だった。

相手が、バットを短く持ち、ひたすら当てる作戦をとるのを見た監督(祖父)は

昭和の怪物君投手を思い浮かべた程だった。


美月は不機嫌になっていた。

ショータに不満がある訳ではない。自分に夢中で文句なく優しい。

正直、マヌケだと思う面もあるが可愛らしいから許せる。

心晴が私に勝手にほっぺツンツンするのも、まあ良い。

問題は、ショータを見に来る観客である。

ローカルテレビ、地方版とはいえマスコミに登場したのである。

痛みで限界が来るまでは天下のW実業をキリキリ舞させたのである。

ついでに、男ではなく美人、子供の可愛さ、白黒写真の頃の映画俳優等

悪口は言われるが、外観は美形なのである、スタイル良いのである。

可愛い好き女子と一部の男子が騒がない訳ないのである。

美月はスタンドから『ショータ』と多種多様な声援がかかるのが

気に食わないのである。

そう呼んで良いのは野球部の仲間と彼の家族だけである。

「ショータ」と呼ぶと、優しく「なに?」と答えるのは自分だけ

他は許さないのである。


「全くもう。」応援スタンドで彼女は不機嫌だった。


美月は知らなかった。

多摩近場高校野球部はネットに乗せ大々的にPR活動をしていた。

最大の武器は、ショータの画像だった。

何故か被保護欲をそそる彼の姿、

怪我で途中降板した場面を前面に押し立て

登録者数を伸ばしていた。

指揮を執るのはもちろん礼華。

彼女は使えるものは使うのである。

美月は知らなった。これからますます人が増えて

ショータに対する声援が増え、彼女が不機嫌になる事を。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ