表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エスパー投手は彼女に夢中(甲子園に行くぞー)  作者: 駄犬
大騒ぎ野球チーム誕生
63/195

63.丸山慎一、合宿から帰る(モブでごめんね)

合宿から帰ると祖父母が来ていた。

祖父母だから2人と思った皆さん残念でした。


僕の両親は二人とも一人っ子、両親の親は比較的近所に住んでいる。

つまり、母方、父方両方の祖父母が来るので4人である。

僕も一人っ子であるため、どっかの小皇帝のようにやたら可愛がられた。

祖父母を見て、玩具の取り合いをする子供みたいだと思った事がある。

その場合の玩具は僕なんだけどね。


両親は名前を言えば皆知っている企業のサラリーマン。

でもエリートではなく、出世は無理みたい。

祖父母も普通のサラリーマン家庭で祖母はパートに出ている。

孫の小遣い稼ぎだそうだ。

別にそれ程小遣い欲しくはない。貰ってるけど。

今の高校に合格した時は、両祖父母がタイのお頭付きを買ってきて

テーブルに乗っていた。

夏の高校野球予選でベスト8まで進出した時は大騒ぎで

『お祝いの時は、両家話し合いを持って式次第を』とやってた。

行けないって甲子園なんて。

自慢の孫らしい。喜んでくれているのを見ると裏切れないなと思う。


高校で野球をやる気はなかったんだが、悪友の五十嵐に引き込まれた。

他に趣味もないし、練習時間も短いし、野球部だと世間的にも良いし。

現に祖父母はレギュラーだと喜んでいた。

何人部員がいるかは黙っていた。


今年、ショータが入って来た時は驚いた。

同じ人間とは思えない。

新しい監督が来て練習は厳しくなったが、むしろ楽しくなった。

時間が短いのは従来からだが、密度があがり向上している実感がある。

野球を続けるかどうかは本当に悩んだ。

3年生は受験に集中するのが普通の学校だ。

現在の自分の実力、私大上位、地方国立が狙える。

考えた末、地方国立を狙う事にした。

実力的に余裕がある、無理せず合格できるだろう。

何より一人暮らしがしてみたい。

贅沢を、ワガママを言ってる事はわかるのだが、

自分一人で生活をし、自立したい。


食卓に向かうと祖父母が僕の食器を並べている。

寿司をとったようだが、箸を割って僕に渡してくれる。

・・・自分の選択は間違ってないと思う。














評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ