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エスパー投手は彼女に夢中(甲子園に行くぞー)  作者: 駄犬
大騒ぎ野球チーム誕生
13/195

13.入学式の日、その後

事件その後です。

人数が多いので学校の会議室に集められた。

その前に警察の事情聴取もあり、校門には監視カメラもあり、先生方も見ていたので

事実確認はすぐ終わった。


泣いている女の子(海野美月さんというらしい)と女の子の母親を礼華ちゃんとそのお母さんが

慰めている。


「とりあえず本校関係者に非はないという事にします。」教頭先生が言った後僕の方をむいた。

「今後直接手は出さないように。」「仕方なかったのは判っているけどね。」

 頭下げといた方が良いよね? お辞儀しておいた。

 

「今後ですが、どうしましょうか・・・。」教頭先生が言うと礼華のお母さんが手を上げた。

促されると「とりあえず、裁判所に接近禁止命令を出してもらいましょう。」

「そんな事が・・・」

「出来ます。」にっこり笑う礼華お母さん。

 そうなんだ礼華ちゃんの両親って、両方とも弁護士なんだ。

 噂じゃ凄腕らしい。

 学校関係者と美月さん母、礼華ちゃん母が、事後対策するという事になり、

 学生は先に帰る事になった。

 美月さん一人で返して心配だが五十嵐先輩と礼華ちゃんが付きそうらしい。

 僕はお姉ちゃんと学校を出た。

 「腹減った~。」姉ちゃんはふざけて言いながら、

 「あの部屋に何度も呼び出されたのよね~。ああ懐かしかった。」と言っている。

 今日はお祝いだからと言って、高級レストランに行った。

 予約時間から大幅遅れになってお姉ちゃん、レストランの人に平謝りしている。

 店の人は苦笑いしてるけど許してくれたみたい。


「おめでとう~」お姉ちゃん、昼間からグラスワイン開けている!真昼間だよ?

「夜勤明けじゃー、世の中の時間はわらわには関係ない!」と誰に向けてか宣言している。

 その後少し声を落として「3人前用意してもらったのを2人前に盛ってもらうから

 少し多いかも知れないけど大丈夫よね?」と聞いてくる。

 お母さんの分、予約してたんだ・・・。


「ショータは本当に怒らないね。お義姉さん、ほったらかしにしてるのとっても気にしてるよ?」

それは小さい時からだ、お母さんは患者さんの為頑張っている。

人を助けているお母さんを尊敬している。僕の何よりの自慢だ。

受験勉強を遅くまでやっているのは、少しでもお母さんの顔を見たいからなのは内緒だ。

”お帰り”と言うとそれだけでとっても喜んでくれる。少しでも早く助けてあげたい。

僕の様子を見たお姉ちゃんは変な事を言い出す。

「本当、似た者親子だね。お互い気を使っていて見てる方がセツナクなるよ。ショータたまには

 ”お母さん”って無理いって甘えなきゃ駄目だよ?」

返事できないでいるとワインを追加注文してから、

「でも、今日はショータが怒っている所見ちゃった。恰好良かったよ。」

何の解決にもならなかった上、何も喋れずつっ立っていただけの木偶の棒ですがナニカ?

でも何であんなに腹がたったんだろう?





 

 


 




 


シスコン+マザコンの複雑なような単純な性格が・・・。

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