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90/197

90 信じるか否か…

           90



「心希、水盤入は危険だ!やめよう!」


「失敗する確率が高いってこと?」


「……………」


何も答えないってことは

そういう事だよね…

やはり、きくしかない!!


「おしえて!

失敗したらどうなるの?」  


「聞かぬほうが良いと思うが…」


「後悔するから教えて下さい!」


「話してもよいな?」


バリーとピープが、黙ってうなずくと


「戻れない」


「え…戻れない…」


「心希!それは、めったに無いことだよ!」


「水盤では、戻らぬ者がいたがな…」


白狐は、すーっと近づき

首に巻きつくように、顔を覗きこんで…


「恐ろしいだろう…

やめておけ」


くっくっくっ…と小馬鹿にするように

笑った。


「じゃぁ!

失敗すると思いますか?」


「さぁー

おまえの力など知らぬからな

主にきくのが良いのでは?」


「心希、今回はやめよう!!」


なんか悔しい…


「では

私が失敗したら、あなたはどうなるの?」


「ん…意味は?」


「失敗したら

私をおいて出てしまうんでしょ?」


「そうだ」


「そんな事して、神様に怒られない?」


「…なぜ、そう思う」


「だって…

それって先導失敗ってことじゃない?」


「なに!私の責任だと申すか!」


うゎ!目が怒ってるーーーー!


「え、えーっと

バリーとピープが先導したら

失敗しないかなーっと思うのですが…」


「ほーーーー

おまえ、少々

見込みがありそうだな…」


ペロリと、舌なめずりをした

白狐は


「水盤前にゆけ」


「え!?」


「同じことを言わせるな!」


ピープが慌てて

「中止にしましょう!!」


「馬鹿を申すでない」

うゎーー…白狐の周りが

メラメラ燃えてるみたい!!


「私が責任を持って先導しよう」


「それは、はじめに言われていた

事ですが…」


「私が失敗するとでも?」


「いえ

ただ、はじめての入なので…やはり

水盤は厳しいかと」


「さっきも申したが主ら

時間がないのでは?」


「それは…そうですが」


「では、迷うことない…

後は、私を信じるか否か…」

「主ではなく、おまえが決めろ」


………………







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