44 焦るピープとバリー
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ゆっくりと起き上がると…
「はぁーーあせった…」
「あせったねー」
ピープは、片手で顔をおさえ
バリーは、フワフワ浮かびながら
仰向けで、手足をダラんと下げている。
「いやーまさか、まさかだね」
「本当…まさかだよ…」
「私、そんなに才能ある?」
バリーは、顔を鼻先まで近づけて
(こ、これはてれちゃう…)
「初回で、ここまで離脱できる人間は
いなかったはず!!」
「そうだよね!ピープ!!」
「私も記憶にない…」
記憶にない??
「あれ?
ちょっと質問なんだけど…」
「なに?」
「2人は、その…何度も消滅を繰り返して
いるんだよね?」
「そうだよ」
「消滅前の記憶は残ってるの?」
「もちろん!」
「あたりまえだ!」
「まぁ、そのほとんどが6歳で終了
なんだけどね…」
「重要な情報や経験、知識は
しっかり残っている」
「へぇー凄いなー」
「まぁ、そういうことだ!」
(ピープ…俺さまキャラ?)
「さて、自分では気づいてないと思うが
かなり体力を消耗している」
「心希
もう、休んだほうがいいよ!」
「うん、わかった…」
たしかに、体がとても重い…
「さぁ、目を閉じて…」
「私たちが、体力回復の…」
そこから先の言葉は、覚えていない
きっと、眠ってしまったのだろう。
…………
朝…
「おはよー」
あ、バリーの声…
「お、おはよ…」
「起きれるか?」
あ、ピープの声…
「ちょっとまってね…」
まだ、体の重さを覚えている…
「えい!!」 勢いをつけて
起きあがろうとすると、驚くくらい
体がかるく、ベットから落ちそうになった。




