16 連想ゲーム
16
「variousから、バリー…」
「…光を連想して…」
「あ!お母さん!チーズがたれてる!!」
「あら!!」
急いでピザにパクついた母は
「うーん…同じような、感覚…なんか
あったような、なかったような…」
「そうそう、連想ゲーム!!」
「連想ゲーム?」
「言葉がストップしたら負けになるゲーム」
そう言うと
母は、手拍子を2回たたいて
パン!パン!
「りんごといったら、まるい」
「まるいといったら、ボール」
「ボールといったら、なげる」
「なげるといったら、雪合戦」
「こんな感じ」
「へぇーなんか、あせるねー」
「だよね、でも小学生のときは
言葉遊びが好きだったなー
あと、なぞなぞもね」
「たしかに、本棚に、なぞなぞの本が
結構、あるね」
母は、2ピースめを食べながら…
「いつだったか、忘れちゃったけど」
「家族で買い物に行くのがどうしても
嫌で、行きたくない!ってわがままを
言った事があってね」
「でも、外から鍵をしめられて一人に
なったら急に、さみしくなっちゃって…」
「なんか、わかる気がする…」
「窓から車が出るのをみて、それから
ずーっと玄関ドアをながめてたんだけど…」
「あの時の、ドアの覗き穴
今でも、はっきりと覚えてる」
え!???覗き穴って!!もしかして!
「お母さん!それ!それだよ!」
「え?」
「覗き穴から何か連想できない?」
「うーーん…」
お母さん!頑張れ!!(心の声)
「光?」
きたーーーー!!!(心の声)
「暗い玄関に、覗き穴だけが外からの
光で明るくて…」
「ずっと、みてたような気がする…」
「その光に、名前をつけるとしたら?」
「そうね…ここは、心希と同じく
カタカナ名にしちゃう?」
「いいんじゃない!!」
「でも…覗き穴って
ドアスコープだよね?」
「えーーーー!!!」




