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皐月
序文
それは分かたれた道の交差点
掌には真っ青な林檎
足元には白い薔薇
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第一章
欲望 イデアの集う場所
繰り返される等価交換
少しは腹の足しになっただろうか
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旅立つ友が言った
互いの道を往こう
再び交わる日まで
約束を 忘れずに
再会の日には 次の扉の鍵を渡そう
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第二章
違えた道は 交わらない
ならばあれは 宙の悪戯
ほんの一時 あの日と同じ心で
言葉を交わした 交わす事が出来た
軌跡に感謝を
もう来ぬ祝日に涙を
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???
迷っても その手を動かし続ける
掴んだものの真偽くらいは 判るから
まずは掴むことから かな?