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75 11月 ホルモン治療3カ月経過

ホルモン治療については、ネットなどを見てると、千差万別、個人差がかなりあるみたいですね。

いずれにしろ、若い時から始めた方が、キレイになれることは確かみたいです。

葵です。


11月になりました。11月1日です。


ホルモン治療を開始して、ほぼ3カ月経過です。

明らかに、身体が変化しているのがわかります。

他人だとまだ気づかないレベルかもしれませんが、私自身ははっきりわかります。


まずは、胸です。

おっぱいができたんです。


女子中学生のような未熟な胸ですが、乳房と呼んでいい形に育ってきました。

Aカップのサイズがちょうどよくなってきました。

ブラもずれることがありません。

以前は、ちょっと背伸びするとすぐ上にずれたりしたんですが、そんなことが少なくなりました。

ブラのカップがちゃんと乳房に引っかかる感じにはなりました。

走ると揺れる感じもわずかながらします。

もう、ブラなしでは過ごすことができません。

ホールド感がないとちょっと不安です。


腕は何となく脂肪がついてぷよぷよしてきたし、顔も丸くなってきました。

太ってはいませんが、油断すると、太る予感がすごくします。


そして、股間についている男性の象徴は、もう元気はありません。

小さくなってきている感じがします。


ウエストの位置も変わってきた感じがします。

お尻の周りに脂肪がついてきて、スカートの着心地がよくなってきたような気がします。

下半身が前より重くなったような気もします。

女の子って大変だ。胸の膨らみと合わせて、走るのに向かない体型になってきた。

とにかく肥満にはならないようにしよう。


それにしても、こんなに女っぽくなっても、女湯には入れない。

だって、下半身の「ある部分」が男だから!

うーん、不便だなあ。

早く性転換手術したいなあ。

あ、その前に睾丸摘出手術か?といろいろ考えます。


だめだめ、焦っちゃだめ。高校3年の夏休みの手術をめざして、少しづつ、女の子になっていこう。


困るのは、最近彼氏がほしいなーなんて思い始めたこと。

前にはそんなこと全然思わなかったのに。

あ、そうだ。

毎朝一緒に登校している由奈とクラスメイトの菅原君が交際し始めて、その惚気ばなしを毎日聞かされているからだ!


今朝も「今週末、菅原君と一緒に劇を見に行くんだ。楽しみで楽しみでしかたないの。

そういえば、この間、大学で演劇やってる菅原君のお姉さんを紹介されちゃった。

いろいろ教えてもらっちゃって感激。お姉さんの連絡先も教えてもらっちゃった。」


とウキウキでハートマークの目つきをした由奈の報告を聴くはめになりました。


由奈は、毎日、菅原君との話をするんです。

聴きたくないなんて言えないから、黙って聞くんですが、けっこうしんどい。

そして、自分も彼氏が欲しいって思うようになっちゃうんです。

で、何となく想像する相手はやっぱり板谷君。

友達って割り切ってるつもりだけど、一番仲がいい男子だし、それに・・・かっこいい。

恋愛は体が完全に女性になるまでは我慢しようと決めているんですが、幸せそうな由奈の話を聴いていると、ちょっと我慢も限界かも。

ノーマルな板谷君には迷惑だから、想像の中で彼氏になってもらおうかな?でも現実と混同しちゃったらどうしようとも思ったりします。困るなあ。


身体が女性っぽくなって、楽しくなったのは、姉とのショッピング。


お洋服を買う時に、堂々と試着ができるようになりました。

体つきが女性だから、自然な感じで試着ができます。

声も話し方も、仕草も春先とは全然違うしね。


そうそう、下着売り場でも人生初のブラジャー試着をしてしまいました。

ベテランの店員さんにも見てもらって、付け方についてレクチャーまでされちゃった。

ブラの洗濯の仕方まで指導されました。

手洗いした方が型崩れしませんから、手洗いをお勧めしますって。

みんな手洗いしているのかな?


それから・・・姉と一緒に渋谷に行ったら、ナンパされました。

女の子二人組に見えたみたいです。

これも自信になりました。

まあ、姉が巨乳だから、男性は惹きつけられたのかも。


家にいる時、姉と母には胸の成長をよくチェックされます。そして、勝手に最終形態を予測されます。


ちなみに二人は巨乳と呼ばれるだけの大きさを持っています。


「お母さん、葵はこのままだと、Dカップくらいになるかもね。」


「お母さんはEカップになると思うな。何かそんな気がする。順調に育っているもの。」


父がいても、お構いなしです。

父は聞こえないふりをしてますが、母に「お父さんはどう思う?」なんて、振られると、


「えっ、俺にはわからないよ。ま、大きい方がいいかもな?」


「あ、お父さん、巨乳好きなんだ!だから、お母さんと結婚したんでしょ?」

姉が突っ込みます。


「いや、そんなことないよ。お母さんの人柄を好きになったんだよ。」


「本当?付き合い始めた時、私の胸ばかり見てたじゃない。」

母が鋭い指摘をします。


「そ、それはだな・・・

そうだな・・・照れて、顔を見ることが出来なくて、ちょっと下を向いただけだよ。」


父はタジタジです。

すごく、おもしろい!


ちなみに、父は私の胸も何気なく観察してます。

男性ですから仕方ないですよね。

同じ男性としてわかるので、そこは気が付かないふりをしています。


まあ、女性化を目指す男性はホルモン治療によって、胸はあまり大きくならないと言われていますが、

何となく、まだまだ大きくなりそうな気がしています。

胸が大きくなったら、大変そうだなア。

板谷君、喜ぶかなあ。

まだ、Aカップになったばかりなのに、そんな心配をしてもしょうがないですね。


身体が変化したのは事実ですが、まだ男子校では、誰も気づきません。

だって、春先から、フルタイム女装をしているわけですから、多少の変化ではわかるわけがないのです。

これが、男子の制服を着てたら、わかっちゃったでしょうけど。


私の秘密を知ってる山野先生、保健室の香川先生は的確なアドバイスを送ってくれます。


まずは、私と同じ元男性の山野先生は、ホルモン治療の副作用についていろいろアドバイスをしてくれました。

「もしかしたら、精神的に不安定になることがあるかもしれないけど、その時はいつでも相談してね。」

と言ってくれます。おかげさまで、それほどないのですが、だるい時もあります。山野先生が頼もしく感じます。


香川先生は興味津々で、私の体の状態を常にチェックしてくれます。

ジェンダークリニックに2週間に一回行って体の変化をチェックしてますが、香川先生は毎日チェックしてくれます。食事やウエストを細くして、胸が大きくなるためのエクササイズを教えてくれたりします。

その代わり、裸を見られたり、身体を触られたりしちゃいますが、そこは気にしないようにしています。

美人の香川先生なら、光栄です。

香川先生みたいにキレイになりたいな。


100話続けるためには、サイドストーリーや、主人公、主人公そばの人物だけでなく、いろいろな登場人物を動かしていかないと無理ですね。いろいろ動いてもらわないと・・・

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