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あらかじめ語られる物語

作者: 甘異愚実

久々に書いたのできっといい作品です(?)

どうぞ。

人は空を飛ぶことはできない。だから雲に咲く花を掴むこともできない。でも、これは不可能を可能にする話。


かわいい女の子は好きかい?僕は大好きだ。おっぱいも太もももお尻も大好き、かわいいで世界が救えると思ってる。むしろ救われているんだ…。

なんてったって僕はかわいいアイドルに応援されて受験を乗り切った!あとはかわいい女の子と二人で遅くまで勉強してその後二人で保健体育の実技を…!と思っていたんだけど…現実はそうもいかない。

クラスの圧倒的ヒロイン、紀田叶(きたかなう)ちゃんにはもう既に彼氏がいるのだ…許せん…!

なのでここからは妄想の話。ただの空想の世界の話だ。

終礼のチャイムがなり、各々帰宅や部活にバタバタし始めるが、僕たち二人はいつものように席をくっつける。

最初に僕が古典を教え、だいたい一時間したら交代して彼女に数学を教えてもらう。

別に付き合っているわけではないけれど、僕はこういう時間が好きだ。おそらく彼女もそうだと思う。そう思いたい。

恒例になったこの勉強会は僕がうまく誘い、継続されている。

僕は紛れもなく、叶ちゃんが好きだ。僕としても相手としても、もうなんでも話せるくらいには仲良くなった。けど、気持ちを伝えることはできていない。

なぜなら自信がないからだ。関係が壊れてしまう、変に意識してしまう、なんでもそうだ。自信がないから変化を感じてしまい、壊れてしまう。昔、そういう体験があるので自信を完全に失ってしまっていた。

でも今夜、帰りに伝えようと思う。満月の夜、綺麗な空を見上げながら告白するのだ。君が好きだ、と。

こうして僕らは付き合って、そのまま卒業をして、各自の志望校に合格した。でもそこで遠距離になっちゃうんだ。でも毎日のように通話を繋いで勉強会をする。初めて出会った高校生の時と同じようにさ。


これは全て僕の妄想で、現実じゃないんだ。前にも言ったけどさ。でも、必ず起きる出来事なんだ。いや、少し違うな。全て僕が必ず起こす出来事なんだ。必ずやってやるさ。なんてったって、これはあらかじめ語られる物語。僕が必ず、起こしてみせる物語。


お久しぶりです。初めまして。

書いた感じはちょっと微妙でした。嗚呼悲しいかな。

僕の中では「感情を抑えて」が一番しっくりきてて、それを超えた手応えが欲しいんですけどまだまだですわ。最近はインプットを怠りがちなのでもう少し物語や文章に触れますね。それではまた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 甘異愚実さん、こんばんは!そこまで言い切れるなら主人公君は大丈夫です。きっと上手くいくでしょう。こういうタイプは素っ気なくされても根気よく挑み続けるので成功率は高めかも。ということで私は女…
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