何もしないでほしいのです
テンションが上がらねぇ。
「リキ様、落ち込む、なんで?」
「そうなの?」
「サラと話してから、落ち込んでる、伝わってきてる。」
「サラとの話になにか気にする部分あったっけ?」
「サラ、任せて平気。心配ない。」
「そうだよ〜。サラだってその辺の人間よりは強いんだから大丈夫だよ〜。」
変装を終えて、学校に行くために歩いてゴブキン山を下っているところで、なぜかテンコとイーラに慰められてるんだが…。
そんなに落ち込んでるように見えんのか?
たしかにテンション上がらねぇけど、そんなんいつものことだろ?いや、朝から俺の中にいるテンコがいってんだから、本当に気持ちが沈んじまってるんだろうな。
まさか、サラに構わないでとハッキリいわれるとは思ってなかったから、少なからずショックは受けているかもしれない。
ただ、イーラがいってる意味はイマイチわからなかった。
強さは関係なくないか?いや、力づくで無理やり何かをされることはないから心配ないってことか。
今朝、朝食が終わった後になんとなしに探りを入れようとサラに話しかけたのがよくなかったな。
後悔したところでどうにもなんねぇのはわかってるんだが。
朝食が終わって食堂から出たところで、たまたまサラが1人で外に行こうとしているのが見えたから、なんとなく声をかけた。
「もう学校に行くのか?」
「今日は午後からなので、まだなのです。ちょっと外で体を動かそうかと思っただけなのです。」
自主練か?偉いな。
「そういやあの男…ス…ス……名前忘れちまったけど、俺と同じクラスのやつ。」
「スミノフさんですか?」
俺と同じクラスでやっぱ通じるんだな…。
「そう。そのスミノフのことなんだが、……いや、回りくどく聞くのも面倒だからハッキリと聞いちまうが、サラはスミノフのことが気になってんのか?」
「…アリアさんから聞いたのですか?」
珍しくサラが俺の質問に答えずに質問で返してきた。さすがに正直に答えるのは恥ずかしいのか?
でも、アリアにはそういう話をしてるんだな。
「いや、見ててなんとなく思っただけだ。」
「周りに気づかれないようにしていたつもりだったのですが、さすがリキ様なのです。」
ん?なんか反応がおかしくないか?
気づかれないようにしていたことがバレたら、そこは恥ずかしがるところじゃないのか?なぜ俺を褒める?
「ってことはやっぱりそうなのか?」
「まだ確証はないのです。でも出来ればリキ様は何もしないでほしいのです。わがままなのはわかっているのですが、今回は自分の力だけでやりたいのです。」
なんだ?今一瞬胸がズキッとしたぞ。
そもそもあまり応援するつもりはなかったのに、これだと邪魔も出来なくなったじゃねぇか。
いや、頑張ってるサラの邪魔なんてもともと俺には出来ねぇけどよ…。
「わかった。好きにしろ。ただ、結果だけは教えてほしいんだが、それもダメか?」
「もちろん伝えるのです。でも、たぶん伝えるのではなく、決定的瞬間にリキ様にも立ち会ってもらうことになると思うのです。」
…は?いや、俺に何を見せる気だ!?
決定的瞬間ってなんだ?セ……いや、サラならせいぜいキスくらいだろ。まぁ身内のキスを見るのは気まずいが、それくらいなら許容範囲内ではあるな。
もしかしたら婚約式をやるって意味かもしれんし。
「わかった。いつでも相談には乗るからな。無理はするなよ。」
「ありがとうなのです。」
「そういやこれから出かけるんだったな。邪魔して悪かった。またあとで。」
「リキ様と話す方が大切なのです。ありがとうなのです。」
俺が手を振って見送ると、サラはやけに嬉しそうな笑顔で手を振り返しながら、外へと出て行った。
今朝のことを思い出し終えたところで、ちょうど学校に着いたから、あんま食欲わかねぇけど、時間潰しも兼ねて食事処で昼飯を食った。
今日はリスミナが食事処に来ることはなく、時間も程よくなったから、昨日の広場へと向かうことにした。
広場に向かう途中でイーラとテンコが珍しく気を使おうとしてきたんだが、2人に似合わない話し方がなんか嫌だったから、出来るだけ普通に話しているうちに広場に着いた。
その頃には今朝のことを心が飲み込めたのか、重かった体が少し楽になっていた。2人のおかげなのかもな。
そうだな。あんまりサラのことを気にしたところで仕方がねぇ。子どもは日々成長するものだ。
「おはよー!」
「おはようございます。」
「おはよう。」
リスミナとローウィンスは既に広場に着いていたようで、今来た俺に気づいた2人から挨拶され、俺も挨拶をしながら2人のもとまで近づいた。
「なんか元気ない?」
何を思ったか、リスミナが顔を近づけて、確認してきた。
その瞬間、ローウィンスの笑顔が一瞬だけ引きつったのを視界の隅で捉えたが、リスミナはこういうキャラなだけで、特別俺に好意があるわけじゃねぇから気にするだけ無駄だぞ。
「ちょっと気になったことがあったからかな。」
とりあえず程よい距離まで俺はさがり、てきとうに返事をした。
リスミナは俺が距離を取ったことは気にしていないようで、心配そうな顔を向けてきている。
「悩みなら聞くよ?」
「悩みってほどじゃないんだけど…リスミナって兄はいる?」
「いるよ。あんまり仲良くはないけど。どうして?」
「リスミナって恋人ができたりしたら兄に教えてた?」
「んー…私はまだ恋人ができたことないからなんともいえないけど、たぶんいわないだろうね。」
「父親には?」
「結婚するならいうかもだけど、恋人だったらいわないかなぁ。もしかして妹さんに彼氏ができたとかで何かあったの?」
さすがに質問がストレート過ぎたか。
「まぁそんなところかな。まだ子どもだと思ってたのに好きな人ができたみたいでさ。しかもハッキリと邪魔しないでっていわれてさ。」
「邪魔したの?」
「まだしてないよ。」
「まだって…。」
「いや、そもそも邪魔するつもりはなかったよ?ただ、相手がふさわしい男かの確認は必要かなと思いはしたけど。」
「そうなることがわかってたから、前もって邪魔しないでっていわれちゃったんじゃない?でも、好きな人がいることを教えてくれるんなら、きっと妹さんはテキーラくんのことが好きなんだと思うから大丈夫だよ。」
そういわれれば、嫌われてんならそもそも教えないし、バレそうなら誤魔化そうとするもんな。
なら、少しくらいは余計な手出しをせずに見守ってやるべきか。
「先ほどから話されているのは誰の話でしょうか?」
入るタイミングを掴めなかったのか、ローウィンスが今さら話に加わってきた。
ただ、ローウィンスはサラのことを知ってるし、俺が喋ったせいでサラに迷惑がかかったら申し訳ねぇな。
ここはてきとうに誤魔化すか。
「ちょっと昔のことを思い出してさ。妹のことだよ。」
俺が微笑みかけると、ローウィンスは口を噤んだ。
ローウィンスたちが召喚したせいでもう会えなくなった妹のことだと思って、何もいえなくなったのだろう。
さすがに俺の過去の話を出すのは卑怯だったかもしれないが、サラのためだ。すまん。
微妙な空気が流れそうになったが、リスミナは俺が召喚されたことを知らないから、テンション変わらず話を続けてくれたおかげで、気まずい感じにはならずにすんだ。
リスミナのおかげで俺とローウィンスも変に気を使うことなく、そのまま雑談をしていたら、サラたちがやってきた。
なんか今日のサラは機嫌が良さそうだな。
スミノフがいる授業だからか?
今日もここは2日目組と3日目組が集まっているらしく、2日目組は先生役の村のやつらに声をかけられて、俺たちから離れていった。
「それでは3日目を始めるのです。今日は4人組を作ってほしいのです。好きに作っていいのですが、少し待ってできなければ自分が勝手に決めるのです。あと、武器は昨日と同じものを取りにきてほしいのです。」
とりあえず先にセリナから木剣を受け取ったが、いきなり4人組を作れっていわれても無理だろと思いながら周りを見たら、もともと知り合い同士で参加していたのか、いくつかのグループができ始めた。
もし知り合いじゃなくてすぐにチームが組めてんだとしたら、こいつらの協調性っつうか、コミュ力凄すぎだろ。
「あと1人、誰に入ってもらおうか?」
俺が他のやつらが4人グループを作ってるところを見ていたら、リスミナが声をかけてきた。
そういや俺らも既に3人は集まってんだな。
でも、あと1人といわれても俺はこのクラスで他に知ってんのはスミノフしかいねぇぞ。
そう思って俺がスミノフを見たら、リスミナが何を勘違いしたのか、スミノフの方に歩いていった。
「こんにちは、スミノフさん。私はリスミナっていいます。」
「ん?こんにちは。」
スミノフは突然話しかけられたにもかかわらず、疑問顔は一瞬で、すぐにイケメンスマイルになった。
「私はあそこの2人と一緒なんですけど、スミノフさんも一緒にどうですか?」
「あぁ、誘ってくれてありがとう。だけど、僕はあっちの3人組に混ぜてもらおうと思ってるんだ。恥ずかしながら僕の実力だとリスミナさんのところではついていけそうにないから、ごめんね。」
あの優男は何いってやがんだ?お前の実力なら、あの新人冒険者3人組よりはどう考えてもこっち側だろ。少なくともローウィンスよりは強いだろ。
それとも俺の観察眼が勘違いするようなスキルでも使って強く見せてるだけで、本当は雑魚とかか?
それはさすがに意味がわからねぇ。スキルまで使って強く見せてんだとしたら、自分で弱いって謙遜する意味が不明過ぎる。
…あぁ。弱いやつらのグループにいれば、サラが教えに来てくれる可能性が高いとでも思ったか?…そこまで本気なのかよ。
「そんなことないと思うけど、無理強いはできないから、また機会があったら一緒にやろうね。」
「そうだね。ありがとう。」
リスミナと優男が互いに小さく手を振って離れていった。
ふと人が近づいてくる気配がして横を向くと、木剣を持った女が1人近づいてきていた。
銀髪を肩くらいの長さで揃えていて、黒い革鎧を着ている。革鎧は珍しく全身タイプなんだが、俺が着てるようなゴテゴテな感じではなく、遠目から見たら普通の服のように見えるデザインだ。だから今までこいつが着てたのが革鎧だとは気づかなかった。
服のような形をしているから、色合いを考えればオシャレも出来そうな感じなんだが、こいつは全身真っ黒にしてるから、なんともいえない感じだ。
革鎧の中も全身黒タイツみたいなのを着てるっぽいし、完全な黒尽くめだな。そのせいか、首より上の白い肌と銀髪がやけに目立つ。それに目まで銀というかグレーというか、色素の薄い色をしてるのもまた珍しいからか目につくな。
何の用かと思いながらまじまじと女を見ていたら、女もジッと俺を見ていた。
え?なに?
「あなたはなぜ、この授業を受けているの?」
は?どういう意味だ?
これは俺がリキだと知ってていってんのか?だとしたら、責任者がなんで生徒として通ってんだ?って意味と取れるが、俺はこいつを知らない。
俺は人を覚えるのが得意じゃない自覚はあるが、こいつのことは記憶にかすりもしないんだが。
癖というのは怖いもので、ついついアリアを見ちまったんだが、アリアは首を横に振った。
どうやら俺が忘れてるわけじゃなくて、普通に知らないやつみたいだ。少なくともアリアは見たことない相手だ。だとしたら、質問の意味がわからねぇな。
「どういうことかな?俺は武器の扱い方とかを学びたくて来てるんだけど?」
「たしかに昨日の剣の振り方はわざとやっているように見えなかったけど、とても不自然。」
わざとやってるようには見えないのに不自然ってなんなんだよ。お前のセリフの方が不自然だからな。
「何がいいたいのかわからないんだけど?」
「あなたは先生も含めたこの中で1番強い。なのに武器が使えないのが不自然。剣を使ったことがないだけなのかとも思ったけど、他の武器を使っていれば、あそこまで剣がヘタなはずがない。」
ヘタで悪かったな。しかも剣をほとんど使ってないってだけで、使ったことはあるんだがな。
それに、何を根拠に俺が1番強いっていってんだ?
確かに生徒の中で俺が負けそうな相手はいないが、観察眼を持たないやつがそんなことわかるはずねぇし。いや、こいつも似たような目を持ってんのか?
「何を根拠に俺が1番強いといってくれてるのかはわからないけど、そんなことないと思うよ。本当に武器の使い方を習いたくて来てるんだし。」
俺が微笑みかけると、女は色素の薄いグレーの目で、俺の目を覗き込むようにガン見してきた。
「あなたが強いのは見ればわかる。だからさっきの男もあなたの相手をするのを避けたくて断った。それほどまでに強いのにわざわざ学校に通うのは、あなたもリキ・カンノに会いたいからなのかと思ったのだけど、違うの?」
急にコテンと首を傾げた女が意味不明なことを聞いてきた。
あの優男が断った理由の推測も意味不明だが、それ以上になんで俺が俺に会いたがるんだ?ってことはこいつは俺がリキだとは気づいてないってことだよな?
「べつに興味ないかな。それにリキに会いたいなら、面会を申し込めばいいんじゃない?」
「私はリキ・カンノと面会出来る立場にはない。それに、出来ればリキ・カンノに私個人を変に認識させずに会いたいから。」
いい方がまどろっこしいが、俺にバレずにとか警戒されずに会いたいってことか?
だとしたらもうダメだな。それを本人にいうとか大失敗だろ。
俺がリキだと気づいてないにしても、密かに会いたいと思ってるなら、他人にいっちゃダメだろ。こいつは馬鹿なのか?
馬鹿は何をしでかすかわからねぇから、警戒しといた方がいいだろうな。
実力的にはこいつはたぶんサラより強いだろうし、そんなやつが何かをしようとしたら治安維持部隊とかいってた村のガキどもじゃ数人集まっても無傷で対処は無理だろうしな。
というか、こんだけ口が軽いなら、もうちょい話せば何を企んでるのかも聞けるんじゃね?
「何かあてでもあるの?」
「冒険者の応用の授業を終えるまでに先生たちの目にとまるほどの実力があると、リキ・カンノに直接会うことが出来るという話を聞いた。」
いや、俺は初耳なんだが?
「先生がいってたの?」
「そういう噂があると聞いただけだけど、サラ先生に確認を取ったら否定はされなかった。」
「それでは4人ずつに分かれたようなので、1人は攻撃役、1人は受け役の2人2組になってほしいのです。攻撃役は最初に教えた3種類の攻撃方法だけを組み合わせて攻め続けてほしいのです。受け役は避けるか受けるだけを自分が止めるまで繰り返してほしいのです。怪我は自分たちが見て回りながら治すので、頭への攻撃以外の加減は不要なのです。自分が止めたら攻守交代なのです。その次は攻撃役同士が交代して、組み合わせが変わるようにしてほしいのです。」
女と会話してたら、他のやつらの組み分けが終わっていたみたいで、サラが訓練の説明を始めた。
説明が終わると、ほとんどのグループがすぐに行動を始めた。
俺らはこの4人でやれってことか。まぁ逆に都合がいいかもな。
「なんか俺らのとこに組み込まれちまったみたいだから、よろしくね。俺はテキーラ。」
「強い相手と訓練できるのはこちらとしては嬉しい。私はデュセス。よろしく。『不和』とアインもよろしく。」
発音しにくそうな名前だなと思っていたら、デュセスはリスミナとローウィンスにもかるく頭を下げたんだが、今なんていった?ふわとろワイン?
「…すまない。噛んでしまった。リスミナとアインもよろしく。」
俺が訝しんでいたら、デュセスはわざわざいい直した。
噛んだとかいう感じではなかったような気がするが、本人が噛んだっていうなら噛んだんだろう。どう噛んだらふわとろワインに聞こえるのか理解できねぇけど。
「こちらこそよろしくね。デュセスさん。」
「さんは不要。この後の訓練内容によっては長い名前を呼ぶ時間がもったいない場合もある。今からさんを付けない呼び方に慣れてほしい。それに私たちは今は対等だ。だから敬語もいらない。私も使わないが、許してほしい。」
「そうだね。よろしく、デュセス。」
最初に返答したリスミナにデュセスがハッキリと自分の意見を伝えた。
たしかにいいたいことはわかるし、納得もいく。だが、それを初対面でハッキリいえるのは凄えな。まぁリスミナはすぐに受け入れたみたいで、揉めなかったからべつにいいんだが。
「デュセスさんはなぜ私の名前を知っているのですか?」
黙って聞いていたローウィンスが作り笑顔でデュセスに質問した。
「あなたは有名人と顔が似ている。そのせいで気にしてしまっていて、初日に自己紹介をしているのを聞いてしまった。勝手に聞いてしまったことは申し訳ない。あと、アインも敬語と敬称はつけないでほしい。」
「あの狭い室内では、意識してなくても聞こえてしまうと思うので、気にしないでください。それではデュセスと呼ばせてもらいますね。言葉遣いはすぐには直せませんので、ご了承を。」
「すまない。強制ではないから気にしないでほしい。」
あらためて互いにペコリと頭を下げたところで話が終わったようで、ローウィンスが俺を見てきた。
「それでは、最初にお相手をお願いしてもいいでしょうか?」
なんでかはわからんが、デュセスに向けていた作り笑いのままで確認してきた。なんか怒ってんのか?でも、本気で怒ってるようには見えないんだけどな。
「大丈夫だよ。よろしくね。」
「それじゃあデュセスは私とだね。」
「よろしく。」
ローウィンスが勝手に決めちまったから、残った2人でペアになり、少し距離を取るために離れていった。
「すまない。リスミナの趣味を邪魔するつもりはないから安心してほしい。」
「趣味なわけじゃないよ。勝手に…。」
「テキーラさんは頭も護られているから手加減は全く必要ないですよね?」
2人がわりと仲良さげに話しながら離れていくから、もともと知り合いなのかと気になって少し聞き耳を立てていたら、途中でローウィンスに邪魔された。
頭に防具をつけてないから、木剣だとしてもそれなりにレベルを上げてるやつに本気で頭を殴られたら死ぬわ。でも、ローウィンス相手なら、避けられるだろうから大丈夫か。
せっかくのこいつの練習なんだから、俺相手のときくらい、思いっきりやらせてやるべきだろ。
「いや、頭に防具はつけてないんだけど…まぁいいよ。ちゃんと避けるから。」
俺の返答を聞いて、ニッコリと笑ったローウィンスが勢いよく近づいてきた。
数日前より動きが速くなってるっぽい。あれからもちゃんと努力してんだな。仕事しながらとかマジで凄えと思う。
まぁそれでも避けるだけならまだまだ余裕だろうけど。
今さらですが、C96出ます。
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