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少女T  作者: ねぎ
9/30

第9話『それぞれの闘い。』

「……」


序美が自分と葛藤している頃、愛もまた、自分自身と闘っていた。

出かける準備はすべて終わり、あとは家を出るだけ。


「……」


靴を履き、玄関に立つ愛。

ドアノブに手をかける。


「っ…」


けれどドアを開けることができない。

ドアを開けたら最後、序美との待ち合わせ場所に向かわなければならない。

でも、こわい。


「……」


かれこれ30分、愛は玄関にいた。

虚ろな瞳でチラッと腕時計を見る。

もう出なければ時間に間に合わない。

けれど、頭ではわかっていても、手も足も動かない。


「こわいよ…こわい…っ」


か細い声を上げ、その場にしゃがみ込む愛。

序美にメールして、今日は行けないと言ってしまおうか。

そんな考えが浮かんだ。

でも、愛はハッと気づく。


「序美は真正面から向き合ってくれている。…私が逃げてどうするの」


愛はゆっくりと立ち上がり、玄関のドアを開けて歩き出した。


「大丈夫。きっと大丈夫」


その表情は決意に満ちていた。

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