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面倒

目の前が急にぼやける。

赤色からモザイクに。

息が苦しい。

背中に衝撃を受ける。


「オギッ」


こんな不細工な声久しぶりにだした。

なぜか涙が溢れる。声が漏れる。


「お____す、_____な___おと____よ」


耳がよく聞こえない。

女がなにかしゃべっている。

俺はどうやらこの女に抱えられている。

身体が重くて身動きができない。

不快感から身をよじるもぐにゃぐにゃしただけだ。


「__すご__もう___きいっぱい」


「わたしにも______、おね____」


「はい、____どうぞ」


女から女に手渡される。

俺は荷物ではない。

抵抗は無駄のようなので、やらないが。

受け手の女はにこりと微笑んでいる。

表情はよく見えないが、そんな気がした。


「かわ_い_、わ___の赤ちゃん」


「あー?」


どうもおれは赤ん坊になったらしい。

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